約10日ぶりに仕事に戻ると
中華で働くシェリーさんが
ご主人と別居されたこと を知った。
彼らには中学生の息子さんと
3歳の娘さんがおられるが
正式に結婚をされた のは
お嬢さんが生まれた後だった。
”I kicked him out" (夫を追い出した)
と 言うシェリーさんが
こう続けた。
”これから
家賃や光熱費やらを
自分の収入で支払わなくてはならなくなったんで
もっと働きたいんだけど
(イジーは週1日しか 寿司で働けないから
イジーが中華で働く時間を
取り上げられない) って
マネージャーが言うのよね。” と
困ったように 話される。
この2年間に貯めた貯金が
青い家に引っ越してから
3分の1に減ってしまった事が
頭をかすめはしたが
働かなくても暮らしは成り立つし
自分の時間が増える事の魅力も大きい。
”私は寿司で働く時間だけでいいわよ。” と
シェリーさんに伝えた。
2週間前に別居を始めたシェリーさんは
低所得者に与えられる
公的な医療保険 メディケイド(Medicaid)の申請を
ネットでし
フードスタンプと呼ばれる食料品の援助も
受けられるようになったと言う。
(ここで付け加えると
フルタイムで働いてはいたご主人だが
お二人とも医療保険に加入されていなかった。)
別居したご主人から
養育費をもらう為の手続きもしているようで
”主人の収入の30%は
もらえるようにも聞いたけど、、、” とシェリーさん。
これらの援助は離婚することによって得られる と
思っていた私は驚き
中華で働く自分の時間を
すべて彼女に与える事を考え直し始めた。