仕事をしていると
店のスタバで働くアジア人の女の子がやって来た。
仮名 スタちゃんとしよう、、、
スタちゃん: ”お母さんの店のユニフォーム着られますか?
イジーさんと寿司子さんしか
サイズの合う人がいなくて、、、。”
私: ”エッ? お母さんって だあれ?”
スタちゃん: ”日本人の母です、、、。
アッ 半分 日本人の、、、”
スタちゃんが半分日本人というキキさんは
ハワイに住む日系アメリカ人の母親と
白人の父親を持つ
日本語を話さないキキさんだが
一度
家で寿司を作りたい と言う客を連れ
私の作業場にやって来た時
客が手にする寿司レシピ―にあった ”まさご” が何であるか
知っていたのに
驚いた事があった。
黒髪にダークな瞳をされたキキさんは
言われないと分からないが
半分日本人の血が流れている と言われると
そんな風にも見える顔立ち をされている。
何よりも 彼女の人柄に
日本人の血、、を見る事だ。
私: ”あーー 貴方はキキさんのお嬢さんだったの?
日本人のおばあ様はハワイの方よね。”
スタちゃん: ” はい、私と母が似ていないのは
私は中国人で
母にアダプトしてもらったからなんです。 ”
はっきりとしたその口調が
さわやかに心に響く。
私: ”あー そうだったの
、、、で キキさんはお仕事を辞められたの?”
スタちゃん: ”はい エール大学(仮名)で働くことになったんです。”
スタちゃんの返答を聞いた瞬間
大学の従業員は
本人ほか その家族も
授業料が無料になる、、という話が
頭の中を突っ走り
私 : ” あらぁー そしたらスタちゃん
エール大学に無料で行けるわね。”
と あさましく言った私に
控えめな笑顔で
”はい” と
答えたスタちゃんが 下を向く。
そんな様子を目にしながらも
家族の授業料が 無料、、、無料 あー無料、、、
カメ君、けいちゃんも無料で教育が受けられる、、、
などと 妄想までし始めた私は
興奮し
私 : ” 何か 仕事の空きがあったら
知らせてくれるように伝えてぇーー、、。” と
そんな言葉を投げていた
馬鹿な私、、、
こういう時に言うセリフは
I'll miss her だろうが、、。
実際 大好きなキキさんが
この職場から離れて行かれるのは
とても寂しいこと なのに、、、。
か か 金に 目が くらんだぁ――――