”オリエンタルが多くて
ベガスでは お前がすぐに見つからない。” と
バッキーが言うように
どこに行っても
アジア人とすれ違う。
片言の英語を話す白人も多く
世界中から人々が集まっている。
数は少ないが
乳母車で移動する乳児や
杖を突く老人もおり
年齢層の幅も広い。
そうして
貧富の差も大きく
悲しい姿のホームレスの人たちも
あちこちで見る。
マジックショーが終わり
バーベキューで有名な レストラン ”バージルズ” に
入ったのは 9時近く
ファミリースタイルで
大きなお皿に盛られた料理が
食べても食べても
次から 次に運ばれてくる。
殆ど
手が付けられていない残り物を見て
”ホームレスの人たちに
持って行けたら、、ね” と
バッキーに言った私の言葉を
耳にした社長さんが
ウエイトレスに頼んだら
それは綺麗に包装してくださった。
大きな袋にして6個はあり
それらを持って知人たちと通りに出た。
夜中近い時間ではあったが
眠らない街ベガスの通りは
どこも明るく
沢山の人で賑わっている。
それほどの距離を歩かなくとも
すぐに ホームレスと見られる人も見つかる。
”食べて下さいね。” と
言って 袋を手渡すと
”ありがとう” と
喜んでくださるが
それらを食べようともしないホームレスの人もいた。
ベガスで見るホームレスの人たちには
重度のアル中の方が多かった。