独立記念日の前日我が家の庭で花火をあげ終わってから(その話)
”明日の独立記念日には何か予定でもあるの?” と
床屋のジェイク君に訊かれた私が
”別にこれと言ってないわよね。” と
傍にいたバッキーの顔を覗き込み言うと
”別にないなぁーー” とバッキー
するとジェイク君が
独立記念日にバッキーと二人でカイヤっキングに出掛けたい と話し
その許可を得るかのように私にこう言う。
”僕とバッキーがカイヤっキングに行っている間
イジーは買い物にでも行って来ればいい。
僕が100ドル渡すから、、、。” と
そう言って財布から100ドル札を1枚取り出し
私の手の中に入れる。
”そんなもんいらん” (”いらん”は土佐弁 意味は”いらない”)
そう言って100ドル札を返そうとしても受け取らない。
持ち主を失った100ドル札は
我が家のダイニングテーブルの上でその夜を過ごす事に、、。
買い物に行くと言っても
この田舎町からだと車で1時間
ショッピング自体がめんどくさい私は
映画を観て午後を過ごす事にした。
夕方映画館から戻りビールを開けるや
バッキーが帰宅
(もう帰って来た。)
心の中で私が呟く。
カイヤっキングではお酒も飲まないので
素面 (シラフ)のバッキーは
そんな自分を
自慢にでもするかのような笑みさえ浮かべている。
ますます100ドル札が受け取れなくなった私が
バッキーに相談すると
”金曜の夜ジェイクと3人で行く
野外コンサートのチケットやお酒に使うと良い”、、と言い
”そしたら俺たちはコンサートに無料で行く事になるしなぁー” と
得でもしたかのようにニタニタして付け加える。
では 行ってきまぁ――す。
<写真は最近の我が家の夕飯<>
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