バッキーは火曜日から木曜日まで出張で留守。
彼が務める会社は
スーパー以外にホームセンターのACE Hardware を
フランチャイズ店として数件 経営しているので
Aceが催すコンベンションに参加するのが今回の出張の目的。
仕事というより遊びの出張だ。
と 言うのも
毎回Aceの出張から帰宅すると
どんな泥酔パーティーを持ったかを
それは自慢げにバッキーが友達に話すから。笑
でも今回は 酔っぱらえない 笑
肩の手術後、1ヶ月しか経っておらず
まだ装具も腕につけているのでね。
今回のACEのコンベンションはシカゴで開催されていて
バッキーが宿泊しているホテルから五大湖の一つミシガン湖や
その前に広がるグラント・パークが見えるらしい。
早速、部屋の窓から写真を撮って送ってくれた。
「部屋は何階やの」と訊くと
26階とのこと。さして高い位置ではない。
でも私達が住む街には3階以上の建物はないので26階はかなり高い位置にはなる。
家から車で行けるシカゴには過去何度か遊びに行った。
シカゴダウンタウンまで3時間半ぐらい
ミシガン湖に沿って広がるグラントパークはそれは広く
美術館、博物館、水族館なども含まれている。
シカゴの博物館と水族館は1度しか行った事がないけれど
美術館は3度訪れた事がある。
1度目は日本からの留学生がモネ展に行きたいと言うので日本人3人と私の運転で行った。
2度目は母と義弟が娘1の結婚式に参列する為、来米した時だった。
父違いの妹の旦那様も義弟と呼んでいいんですよね?
美術館を見て回っていると、美大出身の義弟が
コンスタンティン ブランクーシの「ゴールデンバード」を目の前にして
「これつくるにあたって何百枚もの鳥のスケッチをしたらしいですよ」
と 確かそんな説明をしてくれた時、
菩提樹の元で悟りを開かれたお釈迦様と
この彫刻が仕上がった瞬間がダブって
ひどく感動した。
何故突然 お釈迦様? と今でも不思議ではある。 笑
その感動が忘れられなかった私はその数年後に
シカゴを訪れたさい
その彫刻を見に行くため、美術館に興味のないバッキーを説き伏せ
そこに行ったのが3度目の訪問だった。
ただその彫刻に持つ想いが深まり過ぎ
期待が大きすぎたのか
ゴールデン バードを目の前にしたその日
以前観た時に感じたお釈迦様の後光のような輝きが感じられなかった私は
何やらガッカリしてしまって それ以後美術館に行くこともない。
ぽちっとね