「知り合いに頂いたんだけど
私達食べないからイジーにどうかと思って」
アメリカ人従業員がそう言って手渡してくれた箱には
水羊羹と書かれていた。
「わぁー 40年は食べてないかも知れません。 有難う」
中国人の同僚に見せると
彼女たちも好物と言うので二人にも分けて、水羊羹を頂いた。
なんでも食べるバッキーだけど 羊羹も餡こも嫌がる。
食べ物は 誰かと一緒に
「美味しいね」 と言って食べるのに限るよね。
小さな容器に入った水羊羹は満足感を与えてくれ、
食べたことを後悔しないサイズなのが又良い。
そうして 日本ならではのこの包装に
めちゃくちゃ感動することだ。
アメリカでの暮らしが始まった頃、デパートで買い物しても
買った商品がスーパーにあるようなレジ袋に入れられたのに
驚いたことがあった。
店の名が入った可愛い紙袋や手提げ袋を用意している店はあるけど、
日本のように包装をしてくれる店って
今も見ないよなぁ。
ミシシッピー川沿いの歩道に出来た花壇は
今、色とりどりのジニアが美しく咲いている。
ぽちっとね