AGEと言っても、「世代」を意味する英単語でもなく、「アゲ」と読むのでもなく、ましてや「英二さん」の事でもない(誰やねん)。この場合のAGEとはAdvanced Glycation End Productsの略であり、日本語にすると「終末糖化産物」となる。タンパク質と糖が加熱されて出来た物質なのだそうな。
このAGEとやら、様々な老化現象を引き起こす厄介な物質であるらしい。血液中や血管に蓄積されて動脈硬化の原因となり、コラーゲン繊維に蓄積して骨粗鬆症や白内障の原因にもなる。肌の弾力を失わせ、シミ・たるみ・シワのもとにもなる。とにかく、ろくでもない物なのであるが、さらに厄介な事に、アルツハイマーとの関連もあるらしい。アルツハイマーの場合、脳に老人斑と呼ばれるシミが出来るのだが、その老人斑に大量のAGEが含まれている事が分かったらしい。要するに、AGEを体内に取り込まない事が、老化を防ぎ、アルツハイマーの予防にもなる、という訳なのである。以上、全て受け売り(笑)
こんな話を聞いてしまうと、そんな恐ろしいAGEとやらを取り込まない為にはどうしたら良いのか、実に不安になってくるが、早い話「糖質オフ」を心がける事、すなわち食事制限というかダイエットというか、とにかく、食生活を見直すという事になってくるらしい。ま、確かに、誰しも年は取りたくないというか、老化を進めたくはない。年は取っても健康でいたい、元気でいたい、というのが、たとえストイックなロッカーであっても本音であろうから(爆)、食べる物にも気を遣った方がいいかな、なんて思ってしまうのは仕方のない所である。しかし、事はそう簡単ではない。某誌に載っていた、AGEを多く含む食べ物のリストを見て欲しい。
フランクフルトソーセージ(豚) 11,270KU/100g
マヨネーズ 9,400KU/100g
ベーコン 9,023KU/100g
プロセスチーズ 8,677KU/100g
チキンナゲット 8,627KU/100g
ピザ 6,825KU/100g
ローストビーフ 6,071KU/100g
ハンバーガー 5,418KU/100g
マカロニグラタン 4,070KU/100g
ポテトチップス 2,883KU/100g
フライドポテト 1,522KU/100g
KUとは、キロユニットの略らしい。
う~む、はっきり言ってしまうと、食べるなと言われると困ってしまう物ばかりである(笑) 確かに、どれも糖質高そうというかダイエットの敵というか、決して健康に良さそうな食べ物ではない。しかし、これらが好物である、という人もまた多いのではないか。僕もそうだ。サラダにはドレッシングよりマヨネーズだし、チーズもピザもローストビーフも大変好きである。チキンナゲットやポテトチップスは食べなくても平気だが、ピザが食べられない余生なんて想像出来ない(爆) おそらく無理だ(爆) 人間は不健康な食べ物を好む生き物なのである(爆)
てな訳で、AGEショックはデカい。
所で、上記のAGEを多く含む食べ物であるが、全て欧米の物であり、日本食が含まれていないのは当然としても、中華料理が入っていないのは不思議だ。↑を見てもお分かりのように、焼いたり揚げたりする食べ物が良くないようだが、中華料理は炒めるのが多い。こんがりときつね色になる訳ではないからいいのか? 中国人はアルツハイマーの割合が欧米に比べると少ないのだろうか?
しかし、今年はロックしたい、などと意味不明な事を言ってる割には、ちっともロックではないネタで申し訳ない(爆) ま、とりあえずは気をつけましょうね、ご同輩(笑)