僕は実はTシャツ好きで^^;、街でTシャツが歩いていると、違った、街でTシャツを着た人が歩いてると、そのTシャツをしげしげと見てしまう。もちろんTシャツも実にたくさんの種類があるが、ロックTを着ている人もそこそこ見かける。割合は20人に1人くらいかな^^; その確率5%のロックTの中でも、よく見かけるベスト3が
クイーン
ローリング・ストーンズ
メタリカ
ま、異論はあると思うが、こんなとこかなという気もする。クイーンはその人気からして当然とも言えるが、クイーンのロックT着てる人の大半が、ロゴ文字だけのデザインのもので、もしかすると、違うクイーンのTシャツという事もあり得る(笑)
ストーンズは何と言ってもあのベロマークである。あれほど分かりやすいアイコンはない。インパクト十分、誰が見てもストーンズ。もちろん、Tシャツをはじめ、ありとあらゆるグッズにも対応可能。デザインした人は凄い。
メタリカは意外といえば意外だが、そっち方面(どっちだよ)の人からすると、意外でも何でもないのかも。メタリカに限らず、HM系ってTシャツになりやすいコンセプトというかイメージというか、ま、よく見かける。HM系のTシャツだけで見れば、クイーンよりずっと多いと思う。その中でも、僕がよく見るのがメタリカなのだ。キッスも多いけどね(笑) なんというか、メタリカというバンドの人気ぶりというか、この世界に於ける地位というか、そんなものが垣間見えるような気がする。
という訳で、メタリカと言ったら「ハード&ヘヴィ」である(強引)。以前にも予告したが、レコード・コレクターズ最新号(と言っても出たのは先月だけど^^;)の特集は「90年代のハード&ヘヴィ アルバムランキング100」だった。3ヶ月連続の「ハード&ヘヴィ」特集だったのだが、さすがに次はないらしい(笑) ちなみにレココレ次号の特集は「レット・イット・ビー」とのこと。
さて、前回ネタにした時と同様、まずこのランキングから紹介させて頂く。
1位・・・パンテラ
2位・・・メタリカ
3位・・・ニルバーナ
4位・・・レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン
5位・・・ナイン・インチ・ネイルズ
6位・・・サウンドガーデン
7位・・・メガデス
8位・・・ガンズ&ローゼス
9位・・・セパルトゥラ
10位・・ジューダス・プリースト
アーティスト別に獲得した点数を集計して順位を出したものだ。メタリカを押しのけてパンテラが1位というのが、凄いというか納得というかよく分からんというか(笑) やはり、80年代とは顔ぶれが随分変わった。80年代と共通してるのは、メタリカ、ジューダス、ガンズくらい。70年代から支持が高かったバン・ヘイレンやモーターヘッドの名前はなくなり、アイアン・メイデンですらトップ10から落ちてしまった。やはり、この世界も変化しているのだ(は?)
ではいよいよ、アルバムランキングのトップ10です^^
1位・・・メタリカ/メタリカ
2位・・・ネバーマインド/ニルバーナ
3位・・・俗悪/パンテラ
4位・・・レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン/レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン
5位・・・スーパーアンノウン/サウンドガーデン
6位・・・ダウンワード・スパイラル/ナイン・インチ・ネイルズ
7位・・・ラスト・イン・ピース/メガデス
8位・・・ペインキラー/ジューダス・プリースト
9位・・・ゲット・ア・グリップ/エアロスミス
10位・・スリップノット/スリップノット
えっと、この中では持ってるの1枚です(なんなんだ。爆)
ま、なんとなく、ある程度予想通りというか納得というか、こんなものかなという感じ。70年代→80年代ときて、やはりハード・ロック或いはヘヴィ・メタルも変化し続けていた。少なくとも90年代までは(笑)
簡単に言ってしまうと、HM系に限った事ではないが、90年代のロック・シーンはグランジなどのムーブメントはあったが、大きく分けるとこんな感じだったと思う。
1.70年代あたりの古き良きロックに回帰する
2.ひたすらメタル道を極めていく
3.70年代~80年代に確立されたスタイルに、新しい要素を加えてさらに進化していく
個人的に、この中でのポイントはやはり3.で、当時(90年代前半)僕もグランジやその後のオルタナのムーブメントに興味を持っていて、今より遙かに情報は乏しい時代だったけど^^;、色々とチェックして買ったりしていた。↑のレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、サウンドガーデン、ナイン・インチ・ネイルズあたりは、あの頃の欲しい物リストにも入ってた(笑) 結局手を出さないままで終わってしまったが。ま、こういうラウド系やインダストリアル系より、もっとオーソドックスなオルタナ系の方に顔が向いてた、というのはあるかもしれない。
で、今回の「90年代のハード&ヘヴィ」で選出されたアーティストを見てると、↑の3パターンのうち、どれかに当てはまるのばかりと言っていいかと^^; セパルトゥラ、スリープ、ヘルメット、カイアスといった初めて聞く名前もあり、これらのバンドは、解説見てても2.に分類されるのでは、と思えるがどうなんでしょ?(笑)
ダイナソーJr、ソニック・ユースといったバンドがランクインしてるのも、意外な気がしたが、そうでもないのかも。かなり“ラウド”な音と言えなくもないし。あと、ハード・ロックでもいわゆる産業系というか王道というか、要するに“売れ筋”が今回ほとんど入ってない。エアロもボン・ジョビもバン・ヘイレンもAC/DCも1枚しかランクインしてない。オジーやキッスはゼロだ。ディープ・パープルは低迷して(るように見え)たし、オールドなロック・ファンにとっては寂しい時代だったかもしれない。
とまぁ、そんな訳で、いつの間にか80年代だけでなく90年代も遠くなってしまった、というのが実感出来る特集でした(笑) 音楽というかロックの分野に於いては、なかなか面白い動きがあった時代だ思うけど。この辺は、またの機会に書かせて頂くつもりですので、お楽しみに(いねーよ)
最後になったが、ご存知の人も多いと思うが、日本が誇る作曲家・すぎやまこういち氏が亡くなった。享年90歳。僕の中では、GSのタイガースとかのヒット曲を書いた人、という印象だが、若い世代にとっては、なんといっても『ドラクエ』でしょう。先の東京オリンピックの開会式の選手入場時のBGMになっていた事からも、『ドラクエ』の知名度や浸透度が窺える。惜しい人を亡くしました。謹んでご冥福をお祈り致します。
合掌
>仕方ない部分ばかり多々あった特集でしたね
この雑誌は毎回そうですね^^; でも、ハード&ヘヴィなんて特集をするようになっただけでも、変化してますね。でも、次号はやっぱりのビートルズだそうですが(笑)
>リスナーの意見とは乖離していましたが、その中でのメタリカは予想通りでした。
HM系だと、メタリカって意外とレココレでは評価高いんですよね。なんでだろう?