「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

消えゆく遺構?花館

2009-08-04 18:39:50 | 遠野
 まずは、前回エントリー、蓮池の丘に新たに加わった観音様、滑車に釣られての準備段階を解かれ、いよいよ本お見えとなったようです。





 さて、本題エントリー・・・

 久しぶりに飯豊、沢田方面を走行していると・・・・。


 花館跡が残される山野







 杉林の伐採作業がされている。
 それも結構前から作業がされている雰囲気・・・・。

 ちょっとだけ、危惧される内容が・・・・


 郷土史分野、特に史跡に位置づけられると小生は考えているが、城館跡にもの凄く興味があって、以前より市内はもちろん、周囲地域の城館跡と探訪を趣味としております。
 城館マニアと呼ぶ方々もおりますが、それで結構・・・専門的知識は下等であり、郷土史家でもありませんから・・・・。

 こんな位置付けの小生が声を大にするものでもありませんし、山林所有者が居て、自己所有等の山林をどうしようと無関係でもあり、またこれによりトラブルやら反感を招くといったことは極力避けたいが本心でもあります。

 ただ、危惧されるのは花館の場合、西側斜面に遠野でも有数な空堀跡が幾重にも残されている点、木材搬出に係る道が重機等によって開かれ、堀跡が利用されたり、関係なく破壊される恐れがあること、このことがかなり心配でもあります。




 ちょうど林が残されている上部に空堀跡が数本残されているはず・・・伐採箇所が其処で終わってくれ・・・と願うもこれはわからない・・・ただ、なんとか地権者や作業員が堀跡とわかって少しでも破壊を最小限に留めること、或いは避けることを祈るのみでもあります。


 その時々で自然災害やら開発で昔からの姿は若干変わった城館跡もかなりあったと思います。
 しかし、その中には長い年月、静かに山中で眠り、地域でも館山と呼ばれはすれど生活に溶け込んだ単なるいつもの山、見なれた風景といったところだと思っている。
 いつしかこれらを知る古老達は世を去り、ただの伝承としての館跡が次世代に伝えられるだけ・・・とんな遺構があるのか、それはどんなものかは多くの人達にはわからないのだろう・・・いつかはその遺構も風化して判別不能となる時代は来ると思いますし、知らずに開発されたり、或いは自然災害で消滅もあるだろう・・・そんな運命を辿る可能性がある史跡ではありますが、なんとか地域で見守って残すべきものとして考えてほしい・・・。

 でも木々が全て伐採されれば、花館跡の全貌が見えそうで、これも興味がありますね・・・汗



 こちらは本宿館がある山野(土淵町)






 伐採箇所の手前の峰が館跡で、なんとか難は逃れた模様・・・。




 山城探訪は危険が附きもの・・・・汗

 その代表・・・・。



 熊に注意はわかるが、なんか可愛過ぎ・・・笑・・・市外からお越しの方々や小学生児童が熊は可愛いものと誤解しなければよいのですが・・・。



 こちらは熊よりは、かなり大人しいです・・・笑


コメント (4)
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