不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

百年の舞、張山しし(天神様祭り)

2009-08-22 17:52:20 | 遠野
 附馬牛町大袋 菅原神社



 菅原道真公を祀る附馬牛三社のひとつ。
 俗に地域では「天神さま」とよばれているが、創健年代は不詳といわれている。

 旧歴の7月25日が例祭日とされるが、今年は8月22日が例祭日ということで、お参り方々出掛けて来ました。
 地域の方々から詳しくは聞きませんでしたが、近年は8月20日過ぎの土日を例祭日としている雰囲気でありますが詳しい事情は知りません。









 天神さまといえば、明治43年柳田國男が遠野物語を発刊した前年、明治42年8月末(100年前)に実際に遠野を訪ね、8月25日、馬の背にゆられ附馬牛に遊び、天神様のお祭りに遭遇して、しし踊りをみたことを遠野物語序文に記している。

 柳田國男がみた鹿子踊り(ししおどり)は、おそらく附馬牛張山ししであろうといわれている。

 
 地元保育園児のお遊戯、地元ご婦人方の手踊りにつづき、張山しし踊りの奉納。


















 遠野郷早池峰しし 張山しし踊
 延宝年間(1673-1680)に張山の遊芸好きな老人が伊勢参りの記念として彼の地で習い覚えてきたしし踊りを地域の若者に伝授したのがはじまりと由来にはあるが、その真相はわかりません。
 いずれ、柳田國男が明治42年にみた天神のお祭りで踊られていたしし踊りにはほぼ間違いないような気がしますし、それなりの伝統もありそうなしし踊りでもあろう・・・。





 遠野物語ゼミナール参加の皆さん

 

 この時期に合わせているのか、遠野物語研究所主催の遠野物語ゼミナールが開催中であり、全国から受講者多数が参加、遠野物語に縁ある菅原神社例祭見学はまさにもってこいの内容なようです。



 さて、天神さまのお祭りはプロガー仲間のエントリーやら市内随所に貼られたポスターで確認はしておりましたが、始まる時間を午前11時と勘違いしておりました。
 自宅を午前10時過ぎに出て、大野の蓮花を取材、まだまだ時間的余裕があると思って菅原神社に行きますと、しし踊りの笛太鼓の音・・・慌てて境内向いますと・・・・汗・・・笑




 遠野ぶれんど(遠野プロガー)仲間がカメラ構えてお出迎え・・・笑

 
 お祭りは午前10時からだとか・・・大汗・・・勘違いしておりました・・・汗


 軽く挨拶と世間話の後は・・・・切り替えが早い・・・笑



 
 お盆中は、皆さんとなかなか会えず、特にこの方(右)とは・・・・遠野ぶれんど仲間である遠野通い人さんの誰かが来られていても驚きませんが、それでも多少は驚く・・・しかし、遠野物語関係から遠野に来られる方々にとっては、ここ菅原神社のお祭りは外せませんし、しかも百年という節目ですしね。
 さらにママチャリ?で柳田國男が辿った峠道を越えてやって来たとか・・・恐れ入りました・・・笑




 

 小生は、しし踊りも一応終了ということで、早めに現地から退散しております。
 行かれた皆さん、ご苦労さまでした。



追記・・・
2009.8.23岩手日報(岩手県南版記事)

 千葉県市川市 会社員 ○○○○さん

 100年前、柳田國男がたどった道を自転車で菅原神社まで・・・・と記述されております。
 おまくとはいえ、あっぱれ山猫氏・・・





コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする