Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

牧歌の郷

2017-09-22 16:06:49 | 日記

 さて、手帳には、15日、ヒース、アカツメクサ、ムラサキスモモと言う植物名があります。前回の写真の中にもあったかもしれません。そしてシェイクスピア、ストラトフォードの文字の傍に、門前町・宿場町・市場町と並び、市場町から矢印が出て→ストラトフォードを差しています。ストラトフォードは市場町なのでしょう。きちんとした造りの街並みになっていました。シェィクスピアの作品の銅像もありました。銅像の傍には、地元の青少年らしいグループが数人、朗らかに集っていました。

 他にもメモには「オークなら家具用」とあるのは、家に植えられている木がオークなら、それは将来家具を作るために植えられているという意味のようです。

 これは、バスの中で聞いた講師の方の話を書き留めた物でしょう。日本でも女の子が生まれると庭にキリの木を植える、という風習があるのと同じような意味合いとの事でした。生まれた女の子が成長して嫁ぐ時に、やはりそれまでに成長して大きくなったキリの木を切り、親はそれでタンスを作り嫁入り道具として持たせてやる。そんな話を、当時ある程度の年齢になった私も何処かで聞いた事がありました。

 それと同じで、イギリスの場合も家に子供が生まれると、その子が大きくなった時にタンスとは限らず家具を作って結婚の道具にしてやる。そんな話だったと思います。経済的に、将来約束された結婚の時の贈り物、プレゼントの保険のように、そして子と共に年輪を刻む自然の木、その家の子供の成長を願って、子を持って親となった親心を感じさせる話です。この話に、私は親心は洋の東西を問わないのかもしれないと思いました。

 そこでバスを降りた私は、自然、広場にたむろしている少年達に親目線で微笑ましい視線を送ってしまいます。私も息子たちの母でしたから。

 (オークは日本ではナラの木だそうです。写真ははっきりオークかどうか分からないのですが、ナラの木は家具材として良い材料だそうです。少年達もしっかり育って欲しいですね。この年の7月15日は土曜日に当たりました。)

 


牧歌の郷

2017-09-22 12:05:19 | 日記

 チェルトナムの宿泊先ホテルで、朝私は庭の草花の写真を撮りました。自然に咲いていた感じの植物達です。

 メモによると、ガクアジサイ、ニューサイラン、セネシオ、キンバイ、へーべ等の走り書きがあります。が、私は全くこの種の植物を知りません。多分講師の方が話された言葉をせっせとメモ書きしたようです。

 他にも、ヤナギランが平地で見られる。日本では標高千メートルの山にある。野火の後バッと生える。ギシギシ、ギニアのホウレンソウ。大麦、小麦、涼しい、22℃、ツリーの木の畑。チェルトナム、温泉。18~10(多分温泉温度)というメモ書きがあります。名門、男子、女子という言葉もありますが、意味不明です。

宿泊先の庭の植物


掃除機

2017-09-22 11:11:16 | 日記

 仕事部屋の来客室に専用の掃除機が欲しいです。紙パック式が良いですね。サイクロンだとゴミを捨てる時に埃っぽくって困ります。

 来客の部屋と、私的な部屋はきちんと掃除機を分けた方が良いですね。実感しています。今使用している掃除機を購入する時に、家電のお店の人に

「誰の埃か分からない物捨てるの嫌でしょう。」

と助言されたのですが、サイクロンのゴミは本当に埃っぽくって、如何にもの白っぽい粉の埃を目の当たりにするので、家族以外の塵埃と思うと、確かにいい気はしません。紙パックの掃除機が欲しいです。

 と、一旦書いて読み直してみると、お題は調理家電でした。それで書き直しています。

調理機なら、炊飯器ですね。今の物は段々湿っぽくなって水っぽいご飯になってしまいます。以前の物はそんな事が無かったので、買い換えたいです。今の炊飯器はIH式の物ですが、以前はヒーターで炊飯するものでした。とても美味しかったのを覚えています。壊れてしまったので仕方なく買い換えました。その時、普段食べる物だからとそれなりのお値段の物を購入しましたが、新しくて高く、燃費の良いものが優れているとは限らないのだと分かりました。

 旧式でも、良いものは良いですね。掃除機も同じことだと感じています。


牧歌の郷

2017-09-21 23:33:01 | 日記

 さてここで、同行の方で袖振り合ったご縁の方には名前を付けておいた方が良いだろうと思います。旅の間何度か関わりあいになりましたからね、よく登場して来られることになります。

 では知り合った順にABC…としたいと思います。それで機内の相席の方はAさん、ホテルの同室の方はBさんです。Aさんとはバスでも殆どの場合隣席でした。Bさんとの同室は旅の間ずーっとそうでした。

 Bさんは私と歳が離れていたせいか、ホテル以外はあちらこちらと飛び回り、同じツアーの方達の間を社交的に巡っていたようです。しかも、ツアー以外の旅の方達にも国の内外の人を問わず積極的に話しかけていたようです。そう思うと語学に長けた人だったのでしょう。

 Bさんはここでも私から直ぐに離れて行きました。共に歩いたのは1、2メートルくらい、丘の下の庭の入り口の方にまだ同行の人が佇んでいるからと、呼んで来ますと世話を焼きに行ってしまいました。それで、私は勝手口と思われる戸口に着いた時にはまた1人で観光をしていました。

 もちろん周りに同行のツアーの方は何人かおられましたが、まだ親し気に声をかけて話し合うという関係ではありませんでした。皆どのような人だろうかと互いに様子を見ている状態だったのだと思います。特に私は新参者、しかもこの旅の後、海外研修は勿論、国内研修にも未だ1度も参加しないで現在に至っています。

 この旅の同行者は、皆さん結構研修旅行のリピーターが多かったようです。毎年海外旅行に参加しておられる方、ハーブ歴の長い方やイギリス、海外旅行について慣れている方、よくご存じの方が多かったようです。英会話にも困っておられないようでした。

 (イギリスで最初に撮った植物。名前不詳。この時期の私は、資格習得に必要な科目、自然観察等の科目を履修中でした。カメラに収めた物はハーブ以外にも多くあり、ごく自然に目に入って来る興味を抱いた動植物でした。)


牧歌の郷

2017-09-21 09:56:58 | 日記

 その方は私の不信感が分かったらしく、気を利かせられたようです。道の前を行く人に順に伝言して、私の同室の女性を傍に寄こしてくれました。その同室の女性の顔を見て、漸く私は安心して招かれた道を進んでいきました。

 道は上り坂になっていました。家の別の面の方向へと回り込んでいる感じです。こちらの方行は小さな丘のようになっているようです。上り切ったところで家の側面にベリー類が実り、ハーブ、私の知った物だとディル(ディール)等の杯状に丸く黄色いぽつぽつした花が咲いている場所へ出ました。家の壁に沿って簡単な作りの柵をした花壇が長くある感じです。家庭的な花壇、家庭菜園のようだと思いました。

 パラパラパラ、細かい雨の粒が大きくなってきたようです。何時の間にか雨が降っていましたが、音が高くなってきたので私達は足を速めました。この家の傍らの菜園にも、庭ほどではありませんが盛んに蜜を集める蜂が何匹かいました。彼等に慣れた私はこの蜂達と群れ咲く花、木の実の形や色を観察しながら入口へと近づいて行きました。ラズベリーやブラックベリーなどあったように思います。降り注ぐ勢いの増した雨に、私は急き立てられるように入口へと急ぎましたが、何となく名残惜しい感じで家の戸口を潜りました。慣れてきた私はもう少し花や蜂を見ていたかったのです。

 この裏手の花壇にはキッチンハーブ、ディルかフェンネルのような目立つ大きな花がありましたが、他にも香辛料に使うハーブ類が植えられていたようです。可愛いベリー類も多く色付いて実っていました。戸口直ぐの菜園なので、料理用に取りに出る事を考えて作られているのでしょう。するとここは勝手口になるのかなと私は察しました。入ると台所があるのだろうと考えていました。

 (西洋のハーブ類の香辛料が植えられているのは勿論日本と違っていますが、ベリー類が何本も植えられているのも私には物珍しく見えました。日本の昔の民家も案外そうなのかもしれませんが、私は町育ちでしたから本当に物珍しくこの菜園を眺めたものです。)        

 (庭に植えられていたズッキーニ。)