キフツゲイト・コート
キフツゲイト・コートは広く見る物が多かったので写真がたくさんあります。一気にチャンネルにしようとしたのですが、無理なようなので、少しずつ載せます。また、写真はフイルム最後から撮影されています。カメラの構造上そうなっています。そのせいか、フォトチャンネルも時間の経過が逆の向きになってしまったようです。
アルバムの覚書にはボダイジュとあります。ここでものどかに草を食む羊の姿を見る事が出来ました。この旅で見る羊達は皆のんびりと草を食べているか、のんびりと草原に横になっているかでした。夏の木陰で寝転ぶ羊達の姿を見た時には、呑気な私もさすがに気楽なものだなぁと思いました。が、後日、これら顔の黒い羊達は食用になるのだと聞いて、羊毛の羊達と思っていた私は複雑な思いがしました。この時期は牛が羊にとって代わっていたようです。有名な問題がありましたからね。しかし、事実を聞いた後も、やはり羊は可愛いいと思い、この旅でよく眺めたものです。
さて、この日出発時に同行の添乗員さんが言った通り、雨が近い様でした。燕が盛んに芝の傍を飛び回っていました。
この事が私に、『燕が低く飛ぶ時には雨が降る』という日本のことわざがある事を思い出させました。雨が近いのか、もう降ったのか、燕の飛んでいる位置の低さから、確かに天候を推し量ることが出来ました。
燕の餌の虫は、雨が近くなると地上近くに降りてきて、葉裏などに隠れ雨に備えるのです。その為その動きに合わせて虫を取る燕も、地上近くに低空飛行して虫を捉えるのです。自然を観察すると色々なことがわかります。それぞれにそうなる理由という物が有る物ですね。この時私は、言い伝えには先人の知恵があると、異国の地で感動して微笑んでいました。