Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

牧歌の郷

2017-09-14 16:35:36 | 日記

 税関を通って集合した一行は、ガイドさんからサマータイムの話を聞き、時計を現地時間に合わせると、迎えのバスを待つ間空港での自由時間に入りました。この時間に私は両替をすることにしました。見回すとすぐ近くに交換所がありました。近くでよかったと、私はにこやかに交換所に向かいました。

 さて、 ❛Pleas, change money.❜で、換金所の窓口でお願いしたところ、直ぐに愛想よく交換してもらえました。長引いた税関の後でしたから、内心ドキドキしていましたが、こちらの係の方はにこやかで明るい対応でしたからホッとしました。

 

(日程表。本来は水色ですが、写真だと灰色に見えてしまいます。7/14~7/22 7泊9日とあります。2000年は平成12年になるんですね。向こうではミレニアムの年です。新年はいろんなことが心配されていましたが事なきを得たようです。最後に宿泊したホテルに記念の旗があり、お土産に数本買って帰りました。) 


牧歌の郷

2017-09-14 12:41:00 | 日記

 が、この後何となく場が白けたというか、和んだというか、どうなったのか私には分かりませんでしたが、何日間の滞在か?とか、渡航目的は?と普通に聞かれた気がして、私が…for …days、for sightseeing & study などと答えると、係の人は向こうのツアーの人達と一緒かというような素振り、手振りをされました。私が手振りの先を見ると、税関のゲートの向こうに同じツアーの一行がいます。

 あれっと、初めてそこに東洋系の集団がいることに気付いた私がその集団をよく見ると、中に見慣れた同行のガイドさんが目につきました。思わずそうだと頷くと、私は❛Yes.❜と答えました。

 そこで係の方はパスポートにドンとスタンプを押して、漸く私は税関のゲートを通してもらえました。ゲートを過ぎた私は一苦労した気がして、なんだかほっとしました。そして、もう皆税関が済んだのだと思いました。こんなに遅くなってしまって、私が一番最後なのだと申し訳なく思いました。

 「お待たせしてすみません。」

一言声掛けすると、私は同行の集団に加わりました。

 (書類の中に確りと往復の搭乗券があったんです。残っているものですね。)


牧歌の郷

2017-09-14 09:13:23 | 日記

 さて、空港では税関があります。この税関を通り越さなければ入国は出来ない訳です。この辺り前の事を、当時私はあまり深刻に認識していませんでした。案外普通に誰でも通れる物と思っていたのです。何しろ、私はごく普通の平凡な一般人で、当然何事も無く通れると思っていました。

 ところが、私を受け持った税関の係の方の対応がとても長く感じました。何か話しかけられたのですが、私には全然聞き取れない言葉ばかり、困ってしまいました。係の方が話される言葉の中に知った単語を見つけようとして、何度かせっせと耳を澄ますのですが、話される言葉の中に、私の思い当たる単語が全くありません。何を言われているのか皆目見当もつきませんでした。

 例えば滞在期間を聞かれる時のHow longとか、何が目的で等のWhat、Whyなどの初めの単語さえ出てこないようです。さっぱり要領が分かりません。話の途中の言葉の中にも、知った単語が全然聞き取れなかったのです。相手の税関の方も困ったでしょう。が、私も何を答えてよいのかさっぱり見当がつかず、暫くしかめっ面をして両者の沈黙が続きました。

 この間とても長く感じました。と、税関の方が急に口をすぼめると、ぎゅっと唇を前に突き出し、チィェロリ…ストというような言葉だけ一言発しられるました。私の方はこの音声に、如何にもの本場の発音を感じましたが、どういう意味の言葉かという事には相変わらず対応できません。この音に英語で思いつく単語がなく、とうとう困惑しきった私は思わず目を瞬いて仕舞いました。

 「英語?」

私は我知らず言葉に出して聞いてしまいました。『それは英語ですか?』という訳です。英国人の人に英語を話しているの?と聞いた形になってしまったと思い至ると、私は赤面してしまいました。

    (捜すとパスポートと搭乗券がありました。とても懐かしい気がします。印字もきちんと残っているものですね。)