「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

鎌倉市七里ガ浜東のリストランテ・シーヴァで近づいて来た奥様の誕生日を祝うランチ

2020-07-07 11:00:50 | 
まもなく奥様の誕生日というこの日。

それにふさわしい音楽で、ビリー・ジョエルの初期の作品、Scenes from an Italian Restaurant ♪



レジェンドだよね。この人。

私の学生時代から歌っているし、今もバリバリの現役だ。

お誕生日ランチってことで家を出る。

あぁ~、生垣を刈り込まないといかんな。



でもやだ。疲れるから。

七里ガ浜住宅地を南下。



奥様の誕生日でどこへ行く。

ランチです。じゃあ久々にTokyo? 

いや違う、Yokohamaチャイナタウンでしょ?

違うのです。

徒歩でリストランテ・シーヴァへ。我ら夫婦は近所専門(笑)。



我が街、七里ガ浜住宅地が誇るイタリアン・レストランのシーヴァ。

同店を経営し料理人でもある芝先さんは、本当によく頑張っておられる。

鎌倉市内のイタリアンとしては、リストランテ・シーヴァは食べログでいつも圧倒的高評価。

食べログがどうした?ってご意見もあろうが、とにかく人気店だ。

コスパは相当高い。七里という鎌倉のはずれのロケーションを考えたら、都内からのお客さん比率が高い。



もう着いた。

奥様は腹が減って、入店を急ぐ。



本日はフルに窓を開放。感染症対策もありましょう。



開店時間に合わせて予約したんだな。

いつものことだ。

窓際の一番奥へ案内される。



奥様、早々と着席。いつものニコちゃんバッグ。



外出自粛要請期間と同様、テイクアウト・メニューも販売中。



ランチは清い。渾身の1コースのみ。

ただし外出自粛要請期間明けは、ランチの提供方法が変わった。

途中のパスタA or Bの選択はない。

メインの魚 or 肉なんて選択もない。

これ(↓)全部が出て来る。



この日は・・・

1.前菜
2.最初のパスタ
3.二番目のパスタ
4.魚料理
5.肉料理
6.ドルチェ
7.コーヒーかエスプレッソか紅茶。

豪華に全7部構成だ。でも値段を聞いたら驚くよ。安い。

私はモレッティ(ビール)から行きましょう。妻はスプマンテ(発泡性ワイン)。



かんぱぁ~い! 

お誕生日おめでとうございます。

これが最初の前菜盛り合わせ。



いつも細かく楽しませてくれるよね。

手間だと思うよ。

野菜も魚介類も三浦半島から来る。



三崎のタコ。おいちい。

パンも食べましょう。



こちらが最初のパスタ。

耳たぶ型のオレキエッテ。様々な魚介のラグーソースだ。



食べながら、合間合間に芝先さんとの会話が続く。

魚も野菜もそれぞれの買い付け先から同店に届くが、その内容は特段の種類の指定なく大雑把な量の連絡だけで、業者さんまかせらしい。

それが価格的にも安く、その時たくさん揚がった旬なものを買う秘訣だとか。

そうしてやって来た食材を、その日のアイデアで芝先さんが調理するらしい。



「様々な魚のラグーソース」と書いたのも、そういう仕入れ事情の結果だ。

それですごく複雑で、かつ毎営業日違う味や香りのソースが出来る背景だ。

すごいよなぁ。アイデアの宝庫。

芝先さんは本当に料理が好きだ。この日もひとつひとつ詳細に背景まで含めて説明してくれた。

オレキエッテとラグーソースをよく見せましょう。



こちらは二番目のパスタで、タリアテッレだ。



豚バラマスタードの煮込みがついて来る。

これもまた複雑なお味。



タリアテッレ。きしめん、あるいはほうとう型の平らな麺ね。

お見せしましょう。



モレッティ(ビール)からワインに切り替えた。



白ワインだが、芝先さんが修行した土地のワイン。

トスカーナより北、ミラノよりは南のあたり。芝先さんのこのワインへの思い入れも強いだろうね。

白ワインの普通の作り方とは異なり、ブドウの皮を製作過程でしばらく入れるらしい(あとで除去)。それにより色は濃くなるし、味わいも最初は強くて濃いけど、飲んでいるとサッパリ、最後に酸味がキュッと残る独特な味わいになるらしい。ボトルにより微発砲を起こす。

日本に輸出する場合は最低限の酸化防止剤が入るが、本来は入らない。

この説明は全部芝先さんの話の受け売りだ。



下の画像で手前のグラスがそのワイン。奥のグラスはポピュラーなシャルドネ種だが、上記の(皮を使う)作り方をしたワイン。とても濃い色。



普通のシャルドネとは別物だよ。

驚き( ゚Д゚)!!

ワインって本当に奥深いね。

次に来たのは、三崎産鮮魚のソテー。



コショウダイというお魚。

ソースの中に浮かぶ緑色の液体は、パセリのオイル(ソース?)ですって。



パリッと焼けた皮がおいしい。

神奈川県の中では巨大な漁港、三崎港が近い鎌倉は有利。こういうお魚がいろいろと手に入る。

これも芝先さんの仕入れ方なんだろうねぇ。

次は鶏モモ肉のコンフィだ。



こちらも皮はパリッと焼けている。

ハーブの香りが強い。なんて旨いんでしょ。

外見はドガティ君の後ろ脚太ももみたいで、美味しそう。

「ドキッ! なんちゅう話しとんねん、おとーさん」



奥で下敷きになっているのは、万願寺とうがらし。



あぁ~、たくさん楽しみました。



・・・でもまだある。

ドルチェ。



ほら、お誕生日仕様のドルチェが来たよ。



お誕生日が近い奥様の名前まで書いてある。

お店が配慮してくれたらしい。

チーズケーキとアイスクリームだ。

いいなぁ、私のは何も書いてないよ。せめてイタリア国旗でも立ててもらいたい。

あるいは一粒チョコをおまけしてくれるとかさぁ(笑)。



最後はコーヒー。



あぁ、楽しかったな。

いい日です。まずは夫婦とも健康に楽しく暮らせるわけだし。

なくなる、なくなる、最後のドルチェ。



お勘定をお願いします。



出入口のドアから出なくても、左に一歩踏み出せば外。



そろそろ七里ガ浜住宅地のアジサイも終わりだね。



帰りましょう。

奥様はたくさん食った大きなお腹をかかえ、フラフラしながら歩く。



食事の途中、芝先さんは「ボリューム的に足りてますか?」尋ねてくださったが、このコースはすごい。

苦しいくらいだ。

しかも最初に書いた通り、内容を考えればかなりお安いよ。

自宅に到着。



お留守番だったドガティ君が、ウォークイン・クロゼットに着替えを取りに行った奥様に、「遅いじゃないか!」と文句を言っているところ。

リストランテ・シーヴァのウェブサイト: http://ristorantesiva.com/

未体験の方は、ぜひ行ってみよう!
コメント (24)
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