また朝が来た。
薪ストーブのおかげでほんのり暖かい。外は寒いんだけどねぇ~。

薪はほぼ燃え尽きたが、ストーブ本体やこの煙突(↑)はまだ温まっているのだ。
この仕組みを考えた発明王のフランクリンに感謝しよう。
山荘の真東は高い阿弥陀岳なので日の出は遅いけれど、周囲は徐々に明るくなってくる。

外気温はマイナス2度。

明るくなって来る時間帯だが、三井の森を歩いている人はまだいなかった。

ここは管理事務所がある別荘地だから利用しなくても管理料を取られるが、まあそれだけのことはある。
冬場の降雪時の除雪作業は大きな3台の除雪車を使い頻繁に行われる。それがなきゃ冬場はここへたどり着けないし。
見過ごしちゃいそうなポイントだが、敷地内で道路に接した部分の幅50~60cmは、管理事務所により常に草刈りが行われている。
下の画像(↓)でも道路脇の敷地は笹がないでしょう?

そのサービスがなければ、道路脇から笹やら雑草が伸びて来て側溝を多い、道路にもはみ出して来てしまう。
こちら(↓)も側溝の横はずっと草刈りが行われている。これを別荘地全体について常に行うのはかなり大変な作業のはず。

また寒冷地でのアスファルト舗装は深さがかなり必要なインフラ工事(でないと凍結時に地面が持ち上がってしまう)だ。
しかも二車線。ろくにクルマも来ないのに。
で、アスファルト舗装を完璧にすると、今度は豪雨の時にアスファルトの上を大量の雨水がすごいスピードで流れることになる。
それは水を大量に下へと流し落とすことになるので、その結果、しっかりした側溝も必要となる。

すると今度は側溝が詰まる心配が生まれ、その詰まったものを取り除く作業も必要となるし、場所によっては急に流れ落ちる水量を調整するために、調整池を途中に設けることも必要となったりする。
別荘地って、ただ山を削れば出来るってわけではないのだ。便利にしようと手を加えるほど、また別の手当てが必要となる。自然ってなんでもそうですね。
ゴミ問題も同様。管理事務所によるゴミ管理がなければ、我々はここでゴミを処理できなくなる。
ゴミを捨てに行きましょう。バケツに入ったのが瓶と缶とペットボトル。手前の袋が原村や富士見町共通の燃やすごみが入った袋。

山荘から700m(「0.7」と表示があるでしょ?)で到着する。

ちょっと徒歩ではしんどいのでクルマでごみ捨て。
こちらがゴミステーション。これも管理事務所によって管理されている。

ところが昔も今も、ルール無視の別荘オーナーが多い。

やめましょう、だらしないことは。
● 燃やすごみは原村指定の有料専用袋に入れましょう。
● 金属製品、スチール缶、ペットボトル、電池、アルミ缶、燃焼ごみ・・・。全部厳格に分けましょう。
● ペットボトルや瓶に付いたプラスチック部品は取りましょう。
● タイヤやスキー板や電化製品などの規定外なものは粗大ゴミであり特別料金が必要で、管理事務所に相談しよう。
あったりまえでしょ。管理事務所も原村の清掃業の人たちも、別荘オーナーの「旅の恥はかき捨て」的ゴミ捨てのやり方をきっと軽蔑していることだろう。これでは別荘オーナーの品格が疑われてしまう。誰かがここでいい加減な捨て方をすると、管理事務所がその始末をあとでせねばならず、そこで余計な手間がかかることになる。また決められた有料ゴミ袋を使わなかったり、特別料金が必要なゴミをこっそりここに放置することは違法だ。そしてその負担を他人に押し付けていることになる。そういうことをずっとやっていると、やがて管理料が上がるよ。
空が明るくなって来た。

ここで八ヶ岳のお勉強。
今から21年前の月刊誌Outdoorだ。廃刊になってもう何年だろう。

この号は今やお宝。八ヶ岳情報の宝庫だ。
観光的な話題から登山、学術的なものまで、いろいろ掲載されているよ。

その中には、かつての八ヶ岳連峰がどれほどのものだったかなんて記事もある。

八ヶ岳もかつては連峰全体がおそろしく大きくて、とても高い山だった可能性が大。
八ヶ岳山麓全体をもっと応援しよう!
富士山なんて、小さい小さい(笑)。
ということで、これから朝飯前の登山。「●●●なんて朝飯前」って言葉があるが、これは本当に朝飯前の「なんちゃって登山」。

ここ(↑)で別荘地は終わり。原村の建物はこのあたりが最高地点なんだ。
ではここから登山。ちょっとだけね。

阿弥陀岳まで行けるんだけど、山荘自体がすでに標高1,600mという位置にあるから、そこにいるだけですでに登山した気分に浸れるというズルい状態。

有利だよねえ。
ナラの大株の右横を周って上りましょう。

どんどん上がるぜ。

これをご存じですか?

午留岩というらしい。

以前はこんな表示はなかったなあ。
なんて読むのかな? ごりゅういわ? わかんないわぁ~。どういう意味なんだろ。
カラマツ、シラカバ、ナラが大半を占める区域を抜けると、時々モミの木が見られるようになる。

これ、重要なポイントだ。
諏訪の一大イベント、あの御柱祭で御柱として坂道を延々と下って行くのはモミの木。
原村の温泉も「樅の木荘」なんて言うでしょ。
諏訪大社には上社と下社があるが、原村は上社に属する。前回の御柱祭の上社の御柱はこちら。
立派な木が得られず、信州の他地域から持ち込まれることも多いという。
モミの木君、ここで立派に育ってね。

途中から開けた場所に出る。開けたところに最初に育つのがシラカバだ。

こちらはカラマツばかり。でもその間にモミの苗木が見える。

ね、ほら。

ここで道が直角に曲がる。私が来たのは右から。これから行くのが左。

まっすぐ、やや下りの傾斜。疲れた体に心地よい下り。

そしてこんなところに出る。

私が来たのはこの三井の森別荘地からの道。

この先をどんどん登れば阿弥陀岳まで行ける。下りれば舟山十字路で、そこは有名な阿弥陀岳登山口のひとつ。

ここを上がるか? いやぁ~、まだ朝飯食べてないもんな。

もうこんな高いところまで来たんだし、そろそろ戻りましょう。

で、もと来た道を帰り始める。

楽だわ、楽だわ。
下りってなんて楽なのかしら。
登山より下山が好き💛 楽なんだもん💛

よくこんな巨岩がここにあるよね?って思いたくなるほど、大きな岩があちこちにある。

チョー大規模で暴力的な噴火があったのでしょうね。
開けてきましたよ。

あらぁ~、三井の森が見える。なんて気楽な登山。

山道を下りたところが自分の山荘。こんな楽なことある? なんちゃって登山、大好き。

この山荘の基礎工事の時も巨岩が次々と出た。
これ、みんなそう。全部記念にそのまま並べて置いてある(普通は捨てるらしいが)。

こちらもね。

自分が登って来たところを振り返る。

さて、お腹が減ったよ。
朝ごはんにしよう。
カントリー・キッチンのライ麦パンを食べようね。

おいしそう。きっと酸味が効いているんだろうね。クルミも入っている。

朝から運動すると、おいしいわ。

【つづく】
薪ストーブのおかげでほんのり暖かい。外は寒いんだけどねぇ~。

薪はほぼ燃え尽きたが、ストーブ本体やこの煙突(↑)はまだ温まっているのだ。
この仕組みを考えた発明王のフランクリンに感謝しよう。
山荘の真東は高い阿弥陀岳なので日の出は遅いけれど、周囲は徐々に明るくなってくる。

外気温はマイナス2度。

明るくなって来る時間帯だが、三井の森を歩いている人はまだいなかった。

ここは管理事務所がある別荘地だから利用しなくても管理料を取られるが、まあそれだけのことはある。
冬場の降雪時の除雪作業は大きな3台の除雪車を使い頻繁に行われる。それがなきゃ冬場はここへたどり着けないし。
見過ごしちゃいそうなポイントだが、敷地内で道路に接した部分の幅50~60cmは、管理事務所により常に草刈りが行われている。
下の画像(↓)でも道路脇の敷地は笹がないでしょう?

そのサービスがなければ、道路脇から笹やら雑草が伸びて来て側溝を多い、道路にもはみ出して来てしまう。
こちら(↓)も側溝の横はずっと草刈りが行われている。これを別荘地全体について常に行うのはかなり大変な作業のはず。

また寒冷地でのアスファルト舗装は深さがかなり必要なインフラ工事(でないと凍結時に地面が持ち上がってしまう)だ。
しかも二車線。ろくにクルマも来ないのに。
で、アスファルト舗装を完璧にすると、今度は豪雨の時にアスファルトの上を大量の雨水がすごいスピードで流れることになる。
それは水を大量に下へと流し落とすことになるので、その結果、しっかりした側溝も必要となる。

すると今度は側溝が詰まる心配が生まれ、その詰まったものを取り除く作業も必要となるし、場所によっては急に流れ落ちる水量を調整するために、調整池を途中に設けることも必要となったりする。
別荘地って、ただ山を削れば出来るってわけではないのだ。便利にしようと手を加えるほど、また別の手当てが必要となる。自然ってなんでもそうですね。
ゴミ問題も同様。管理事務所によるゴミ管理がなければ、我々はここでゴミを処理できなくなる。
ゴミを捨てに行きましょう。バケツに入ったのが瓶と缶とペットボトル。手前の袋が原村や富士見町共通の燃やすごみが入った袋。

山荘から700m(「0.7」と表示があるでしょ?)で到着する。

ちょっと徒歩ではしんどいのでクルマでごみ捨て。
こちらがゴミステーション。これも管理事務所によって管理されている。

ところが昔も今も、ルール無視の別荘オーナーが多い。

やめましょう、だらしないことは。
● 燃やすごみは原村指定の有料専用袋に入れましょう。
● 金属製品、スチール缶、ペットボトル、電池、アルミ缶、燃焼ごみ・・・。全部厳格に分けましょう。
● ペットボトルや瓶に付いたプラスチック部品は取りましょう。
● タイヤやスキー板や電化製品などの規定外なものは粗大ゴミであり特別料金が必要で、管理事務所に相談しよう。
あったりまえでしょ。管理事務所も原村の清掃業の人たちも、別荘オーナーの「旅の恥はかき捨て」的ゴミ捨てのやり方をきっと軽蔑していることだろう。これでは別荘オーナーの品格が疑われてしまう。誰かがここでいい加減な捨て方をすると、管理事務所がその始末をあとでせねばならず、そこで余計な手間がかかることになる。また決められた有料ゴミ袋を使わなかったり、特別料金が必要なゴミをこっそりここに放置することは違法だ。そしてその負担を他人に押し付けていることになる。そういうことをずっとやっていると、やがて管理料が上がるよ。
空が明るくなって来た。

ここで八ヶ岳のお勉強。
今から21年前の月刊誌Outdoorだ。廃刊になってもう何年だろう。

この号は今やお宝。八ヶ岳情報の宝庫だ。
観光的な話題から登山、学術的なものまで、いろいろ掲載されているよ。

その中には、かつての八ヶ岳連峰がどれほどのものだったかなんて記事もある。

八ヶ岳もかつては連峰全体がおそろしく大きくて、とても高い山だった可能性が大。
八ヶ岳山麓全体をもっと応援しよう!
富士山なんて、小さい小さい(笑)。
ということで、これから朝飯前の登山。「●●●なんて朝飯前」って言葉があるが、これは本当に朝飯前の「なんちゃって登山」。

ここ(↑)で別荘地は終わり。原村の建物はこのあたりが最高地点なんだ。
ではここから登山。ちょっとだけね。

阿弥陀岳まで行けるんだけど、山荘自体がすでに標高1,600mという位置にあるから、そこにいるだけですでに登山した気分に浸れるというズルい状態。

有利だよねえ。
ナラの大株の右横を周って上りましょう。

どんどん上がるぜ。

これをご存じですか?

午留岩というらしい。

以前はこんな表示はなかったなあ。
なんて読むのかな? ごりゅういわ? わかんないわぁ~。どういう意味なんだろ。
カラマツ、シラカバ、ナラが大半を占める区域を抜けると、時々モミの木が見られるようになる。

これ、重要なポイントだ。
諏訪の一大イベント、あの御柱祭で御柱として坂道を延々と下って行くのはモミの木。
原村の温泉も「樅の木荘」なんて言うでしょ。
諏訪大社には上社と下社があるが、原村は上社に属する。前回の御柱祭の上社の御柱はこちら。
立派な木が得られず、信州の他地域から持ち込まれることも多いという。
モミの木君、ここで立派に育ってね。

途中から開けた場所に出る。開けたところに最初に育つのがシラカバだ。

こちらはカラマツばかり。でもその間にモミの苗木が見える。

ね、ほら。

ここで道が直角に曲がる。私が来たのは右から。これから行くのが左。

まっすぐ、やや下りの傾斜。疲れた体に心地よい下り。

そしてこんなところに出る。

私が来たのはこの三井の森別荘地からの道。

この先をどんどん登れば阿弥陀岳まで行ける。下りれば舟山十字路で、そこは有名な阿弥陀岳登山口のひとつ。

ここを上がるか? いやぁ~、まだ朝飯食べてないもんな。

もうこんな高いところまで来たんだし、そろそろ戻りましょう。

で、もと来た道を帰り始める。

楽だわ、楽だわ。
下りってなんて楽なのかしら。
登山より下山が好き💛 楽なんだもん💛

よくこんな巨岩がここにあるよね?って思いたくなるほど、大きな岩があちこちにある。

チョー大規模で暴力的な噴火があったのでしょうね。
開けてきましたよ。

あらぁ~、三井の森が見える。なんて気楽な登山。

山道を下りたところが自分の山荘。こんな楽なことある? なんちゃって登山、大好き。

この山荘の基礎工事の時も巨岩が次々と出た。
これ、みんなそう。全部記念にそのまま並べて置いてある(普通は捨てるらしいが)。

こちらもね。

自分が登って来たところを振り返る。

さて、お腹が減ったよ。
朝ごはんにしよう。
カントリー・キッチンのライ麦パンを食べようね。

おいしそう。きっと酸味が効いているんだろうね。クルミも入っている。

朝から運動すると、おいしいわ。

【つづく】