どうしても見たかった一村の絵を見るチャンスがあり、千葉市美術館までもうこの日しかないと前日決めて出かけたので、準備ができていませんでした。当日帯とか出して、最近着たきものが花織なのでちょうどいいかと思っていました。芭蕉の葉の模様の帯がすぐ見つかってよかった。当日着物にしようと思って出かけたのは初めて。いつも前日どれにしようかと組み合わせとか考えるのが楽しいのですが。今月の和服は5回目の過去最多です。最後の3回は同じ着物で帯を変えたり、帯締めと帯揚げを変えただけの時もありました。
羽織は着付けを一緒に習ったGさんからかわいい桜の花の模様の裏地と一緒にいただいて仕立てたものです。反物の長さがあまりなかったので、最大限長くしてもらいましたが、これくらいの長さが好きです。
千葉まではやはり遠く、千葉からの道もわかりにくいので行きはバスに乗って、降りてからは標識を見ながら歩きました。
ちょっと複雑な感じの建物でしたが、大正時代の建築物を内側に抱えた建築でした。最近、古い建築はそのまま生かして複合的に作るのが流行りですが、難しいですね。
低層部をよく見ると、レトロモダンな西洋建築の上にの複合施設のボリュームが覆いかぶさるように建っています. 下の建築は川崎財閥系の建物を多く手がけた大正期の建築家 矢部又吉(やべ またきち)氏が設計した「旧川崎銀行千葉支店」です. 大谷氏がこの建物で都市計画的に挑戦した特徴としてこの銀行建築の保存が挙げられ、古いお堂の上を新しいお堂で覆いかぶせる『鞘堂(さやどう)』という日本古来の方式を用いて保存・復原しています.
ARCHI'RECORDS より
3時を回っていましたが、お昼を食べてなかったので、1階のカフェでクラムチャウダーとトーストでランチ。
お店のお姉さんに写真を撮ってもらいました。
一村の絵があまりにも伝わってくるものが大きかったので、もう他のものを見るキャパが残っていなくて、1階の建物だけをぐるっと回って見ました。常設展に何があったか知らないし、同時開催の絵本の原画展は一村一本に絞るために最初からチケットを買っていませんでした。
外からカフェを見て、人の流れについて歩いて行ったら、駅に着きました。
Feb.21 2021 Chiba
古美術商のHPで錦香嚢をみつけました!
宝石のような柘榴の実でした。文字も味があります。