宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は心に残る作品です。私をかわいがってくれた母方の祖母はもともと心臓が悪く、晩年は入退院を繰り返しましたが、亡くなってもう40年くらいたってしまったのかしら・・ 亡くなる前病院にお見舞いに行ったりして、吉祥寺の祖父母の家の離れに泊まったりしていた時に、なにかで銀河鉄道を見て、本だったか、映画だったか・・ 私は祖母の死を予感して、声を出して泣いたことを覚えています。銀河鉄道を初めて読んだのは高校の時でした。
1月の終わりころ、宮沢賢治についての番組が流れていました。娘がマイケル・ジャクソンのドキュメンタリーを見ていた後にやっていたかと思います。私はパソコンの前で作業中で聞きながら写真の整理でもしていたのでしょう。
宇宙は謎で、光年とか京とかいう単位を聞いただけで、 もうgive up. 図書館で本を借りてきても読み通せず、物理学での永遠とか無限とかはどういうことなのかと思ってしまいます。
きしやは銀河系の玲瓏レンズ
巨きな水素のりんごのなかをかけている
宮沢賢治のこの表現は、現代の宇宙についての認識と合致しているような説明があり、思わずTVを見ました。