Reflections

時のかけらたち

なつかしい六本木の街と行ってみたかった国際文化会館のお庭で ・・・ Roppongi & the garden of Internationa Hose of Japan

2021-02-10 23:58:25 | wonderland

六本木のソニー・ミュージアムのダブル・ファンタジーを見に行くために初めて大江戸線1本で出かけました。シルバーパスの活用です。

六本木には就職したての頃、ディスコ(今ではクラブ?)に踊りに行ったり、美味しいフレンチを食べに行ったり、まぁ初めて知る大人の街でした。今は何かコロナのせいもあるのか、少し閑散とした感があります。サントリーホールができ、六本木ヒルズ、ミッドタウンと大きなエリアが増えてきたせいもあります。

 

 

 

昔は六本木といえばまずはこのアマンドの交差点、そしてロアビル。ゴトー花店もまだ残っていて、何とか当時の面影は残っていました。東京タワーを見ながら、ロアの方に向かって、鳥居坂を下れば、その先の右側がソニー・ミュージック・ミュージアムです。鳥居坂教会は私が働いていた団体の入社時にいた専務理事の葬儀があり、お手伝いに行ったことがある教会です。当時の通産省の天下りで絶大な力を持っていました。

 

 

東洋英和の幼稚園から高校までこのエリアに広がっていました。鳥居坂に入れば静かな街がありました。私の同期にこの学校出身の才媛がいて彼女はフルブライト奨学金で留学して、当時のNHK教育TVの田崎さんの英会話のアシスタントもしていて、明るくてちょっとおっとりしていて素敵な人でしたが、大きな国際会議を担当して、それが終わると退社してしまいました。多分結婚が決まったからではなかったかと思います。母校で少し教えていましたが、結婚してご主人の転任先のロスに行ってしまって、そこから手紙をもらったのが最後になりました。今はどうしているのかしら・・ 一緒に旅行したり、楽しかった思い出が残ります。素敵な校舎に驚きです。油絵を習った古茂田先生も確か東洋英和から女子美でした。

美術館で静かな気持ちになった後は、今まで行きたいと思って行くことができなかった国際文化会館によって、昼食を緑の庭が見れるところで取って、お庭を散策することにしました。

国際文化会館は英文毎日で大学3年の終わりの冬休みに卒論に使うタイプライター(今ならパソコンですね)を買うためにアルバイトした時に長期バイトしていた人が転職した場所で、彼女はいつも大きな帽子をかぶっていて、それが太陽のようにすごく似合った人でした。その時に親しくなったもう一人のYさんは、その後日経新聞に就職してペンを握りました。その後新聞記者と結婚されて大阪に行ってしまいましたが、東京に戻った時はお会いしたりしていたのに、数年前に亡くなられて。パーキンソン病で闘病されているときに会いに行こうと思っていて間に合わず後悔した友人です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

根津美術館の庭にも似ています。

 

 

 

 

国際文化会館の庭園ならびに敷地は、江戸時代から幕末にかけて多度津藩(現香川県)藩主京極壱岐守の江戸屋敷であったものです。 明治初期に井上馨候爵(外務大臣)の所有となり、1887年(明治20年)4月、邸内に茶室八窓庵を移築した折、明治天皇、皇后、皇太后、各国大使をお迎えしてのお披露目が盛大に催され、その際九代目市川團十郎以下一流の役者により庶民の文化であった歌舞伎を初めて天覧に供し、これにより歌舞伎興隆の端緒を開いたといわれています。

その後、久邇宮邸(香淳皇后は、この邸でお生まれになりました)、赤星鉄馬邸、岩崎小彌太邸と変遷し、戦後は国有地となっていたものを国際文化会館が払い下げを受け今日に到っております。

1955年(昭和30年)に日本建築界の巨匠、前川國男、坂倉準三、吉村順三の三氏の共同設計により現在の本館(旧館)部分が完成しました。1976年(昭和51年)には前川國男氏の設計により本館の改修と西館(新館)の増築が竣工いたしました。 池辺に張り出した釣殿風の建物は平安時代の絵巻物風の様式を取り入れたもので、建物全体はこの庭との調和を図って建築されております。日本建築学会賞を受賞した本館(旧館)は、2006年8月に文化庁が指定する「登録有形文化財」に登録されました。

現在の庭園は、昭和5年岩崎小彌太がわが国屈指の京都の名造園家「植治(うえじ)」こと7代目小川治兵衛に作庭を依頼したもので、桃山時代あるいは江戸初期の名残りを留めている近代庭園の傑作として知られています。

 

                                            国際文化会館HPより

 

京都の無鄰菴の庭園を思い出させる、水の流れをあちこちに感じさせるものでした。建築にも吉村順三がかかわっていて落ち着いた建物になっています。

こういう空間を大切に保存してほしいと思いました。

ジョンとヨーコの展覧会の後、庭を歩いて静かな時間が持てる最高の場所でした。

 

その後、中目黒を回って帰りました。

 

 

 

 

 

 

 

幸せを感じる、日常の中の贅沢。このラズベリーの酸味とチョコレートのハーモニーおいしかったです。重くないおかしなのです。

 

 

この日の朝、アメリカからの音楽のプレゼントがありました。ジョシュ・グローバンのリモート出演で歌ったのがSheという曲でした。

Josh Groban - She (Live PBS Performance Video)

 

ロマンティックな映画音楽。 久々に聴く、王道のスタンダード。ジョシュ・クローバンはアメリカでイル・ポスティーノのテーマソングを歌っていたので、知った歌手ですが、先のバイデン大統領の就任の時にも歌っていたのですね。

She

May be the face I can’t forget

The trace of pleasure or regret

May be my treasure or the price I have to pay

She

May be the song that summer sings

May be the chill that autumn brings

May be a hundred different things

Within the measure of a day

She

May be the beauty or the beast

May be the phantom or the feast

May turn each day into a heaven or a hell

She may be the mirror of my dreams

The smile reflected in a stream

She may not be what she may seem

Inside her shell

She

Who always seems so happy in a crowd

Whose eyes can be so private and so proud

No one’s allowed to see them when they cry 

She

May be the love that cannot hope to last

May come to me from shadows of the past

That I’ll remember till the day I die

She

May be the reason I survive

The why and wherefore I’m alive

The one I’ll care for through the rough and ready years

Me

I’ll take her laughter and her tears

And make them all my souvenirs

For where she goes I’ve got to be

The meaning of my life is

She

She, oh she

 

Feb. 9  2021  Roppongi & Nakameguro

 

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