2月6日
コロナ時代の新しいスタイルの蝶々夫人を見に紀尾井小ホールまで出かけました。出演・企画はベルカントを習っている先生たちです。
語りで紡ぐ「蝶々夫人」
語りで紡ぐ「蝶々夫人」プッチーニ作曲
〜ピンカートンのしょーもない話し〜
演出:森山太
- 日時:令和3年2月6日(土)14:00開演(13:15開場)上演時間約60分
- 場所:紀尾井小ホール
- 主催:イル・テアトロ・オペラ千代田
【出演者】
語り・ピンカートン:安藤英市
蝶々夫人:山畑晴子
ピアノ:うえだよう
パーカッション:富田真以子
プッチーニ作曲歌劇「蝶々夫人」を新たな視点で、語りとプッチーニの音楽で当時(明治後期)の海外から見た日本をより浮き彫りに、そしてその日本独特の情緒、色遣いがいかに神秘的であったかを新しいスタイルで上演!!コロナ禍でも安心して観ていただけるよう約60分に纏め上げました。
蝶々夫人は可愛そうでピンカートンはひどい奴と写されてしまうが、果たしてそうであるのだろうか?
プッチーニが見たことない日本の研究に研究を重ねそれぞれの心情や状況を見事に音にし作曲した名作「蝶々夫人」をこの舞台で是非、実感していただきたいです。
出演者は二人、音楽もピアノとパーカッションだけという斬新なもの。ストーリーはピンカートンの語りで始まります。左の椅子に腰かけ、歌う時は立ってその場で歌います。一方蝶々さんは右の衝立の奥で影で映し出されたり、前に出てきて歌います。山畑先生はいつもピアノの伴奏をしてくださるのですが、本当に素晴らしいソプラノです。最初からこちらの目がウルウルしてしまいます。プッチーニのメロディの美しさに驚かされます。ピンカートンの安藤先生の声も素晴らしいテノール。お二人とも体に声が響いています。なんという素晴らしい楽器。ピアノとチェロが好きだった私、ヴァイオリンも好きになったけれど、最後に人間こそ最高の楽器と思って、声楽が好きになってきました。伴奏の音楽もリズミカルであったり、とても現代的な面もあり面白かったです。オペラでこんなに実験的なことができるのだと思いました。コロナのおかげで最小限の人間で表現したオペラ。
紀尾井ホールの小ホールは初めてでしたが、上の階だったのですね。眺めがすごくいいです。
迎賓館の向こうに見えるのは国立競技場のようですね。
せっかくなので着物を着て行きました。
この日は四ツ谷から行くことにしました。地下鉄で永田町や赤坂見附からもありでしたが、やはり四ツ谷からが一番近いのかしら?いろいろな思い出の残る上智大学の横を通って、紀尾井ホールに向かいましたが、ちょうど大学入試の日でした。うちの近くの早稲田とかと違って、それほど大人数でなく、混雑はしていませんでした。高校のクラブの先輩が上智にいたので、よく学生会館まで遊びに行きました。油絵を鹿島建設のアトリエで習っていた時も、夜桜を見にこの土手に少し寒い中やって来たりしたこと、そして結婚式を挙げたクルトルハイム聖堂がある上智大。結婚式を挙げるためにイグナチオ教会にキリスト教の教えをレクチャーしてもらいに通いました。そして最近ではフロモン神父様の葬儀。
文楽のポスターにいつもそそられます。
この日のコーディネートはしわが取れていない米沢紬に、Kさんからいただいた型染の椿の帯です。大好きな帯で、椿の絵だと今でしょという感じであわてて着ました。
とみひろで昨年末に買った帯揚げの色が合いそうだったので使ってみました。帯締めもとみひろでしたが、柿渋で染めたものです。
暖かい日だったので、羽織で充分でした。池田ではじめてそろえた羽織は私の持っているたいていの着物に会うので重宝しています。
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