日中の日差しはまだ強いが、朝晩はしのぎやすくなってきた。
そりゃ、9月も10日が過ぎているんだもんね。
で、9月の青空をバックにそびえるのはNHKであります。
打ち合わせのため出かけた公共放送局。
まぶしいほどの晴天の下、汗をかきながらその建物を見上げていて、ふと浮かんだのが2冊の本だ。
まず、「プロジェクトX」の元プロデューサー、今井彰さんの小説『ガラスの巨塔』(幻冬舎)。いわゆるモデル小説です。
もう一冊は、番組改変問題が起きたETV特集「問われる戦時性暴力」のプロデューサーだった永田浩三さんが書いた『NHK 鉄の沈黙はだれのために~番組改変事件10年目の告白』(柏書房)だ。
それから、上の本とは関係ないけど、NHKの前で思い出したのが池上彰さん。
テレビと出版にまたがる”池上バブル”といわれようと、NHK時代に体得した“解説技”は大したものだなあ、とか。
続けて、池上さんの同期が、フジ「めざまし」の大塚範一さんと、代表作がすぐには浮かばない(スミマセン)宮本隆治さんだったことも思い出した。
池上さん、大塚さん、宮本さんの3人が入社式で並んでいたってのは、ちょっと面白い図だ。
まあ、だからナンダって話じゃないんだけどね(笑)。