先日取材を受けた『ザテレビジョンZOOM』(11月5日号増刊)が出た。
「バラエティを生むチカラ」という特集だ。
この中の「バラエティーの流儀」という記事で、テレビ東京についてコメントしている。
最近のテレ東は、実際面白いからねえ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/6f/fc4317caef456dd12a360dae7c8f1797.jpg)
見出し(1):
テレ東流 限られた予算で視聴者欲求の限界を行く
見出し(2):
「他局にはない番組」を積極的に探る
本文抜粋:
過激なトーク、ゆるゆるな空気感、随所に見られるお色気など、テレビで許される限界に挑むようなバラエティを送り出すテレビ東京。
なぜ挑戦的な番組が作られていくのだろうか。その背景には「予算」という制限があるようだ。
メディア論を専門とする上智大学の碓井広義教授によると、「予算規模で劣るテレビ東京は、かつては他局の縮小コピー的な番組を作っていたこともあった。しかし、『限られた予算の中で他局にないものを作る』という発想の転換で、タレントやセットに頼らない番組が生まれるに至った」のだという。
また、「全国規模で展開するナショナルスポンサーによって支えられる民放局は、その予算規模ゆえに失敗が許されない。逆に系列局も少なく予算の少ないテレビ東京はスポンサーの顔色を過度にうかがう必要がないので、さまざまな挑戦が可能なのではないか」と逆に予算という制限が武器になっている部分もある。
制限を逆手に取ることで次々と限界に挑む番組を生み出し、その空気が制作者に広がっていく。お題に答える大喜利的な姿勢が、「限界に挑むテレビ東京バラエティ」というブランドを築き上げたのだ。
・・・・というわけで、見開きページには、我がゴヒイキの「空から日本を見てみよう」「モヤモヤさまあ~ず?」「極嬢ヂカラ」などが並んでいる。
この18Pもの大特集、全体として、かなり読みごたえがありました。