札幌に来ている。
東京も急に秋になっちゃったけど(笑)、北の街は一層涼しい。
すでに道内最高峰の大雪山系の旭岳では初冠雪も観測された。
紅葉と雪。
今年の夏は北海道も猛暑だったが、山には秋と冬が一緒にやってきたようだ。
さて、今週、「読んで(書評を)書いた」のは以下の本です。
藤原正彦
『ヒコベエ』 講談社
斉藤美奈子
『ふたたび、時事ネタ』 中央公論新社
鈴木成一
『鈴木成一 装丁を語る。』 イーストプレス
高橋利行ほか
『電子書籍と出版』 ポット出版
倉田耕一
『土門拳が封印した写真』 新人物往来社
藤原先生の自伝的家族小説『ヒコベエ』の舞台の一つは、信州の諏訪地方だ。
この物語に出てくる方言(信州弁)が、実に効いている。
私の故郷は峠をはさんでお隣だが、信州弁の、同じ部分と微妙に違う部分の両方が面白かった。
書評は、発売中の『週刊新潮』9月30日号に掲載されています。