碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

さらば、「サラリーマンNEO」シーズン5

2010年09月17日 | テレビ・ラジオ・メディア

NHK「サラリーマンNEO」シーズン5が終わってしまった。

楽しませてもらっていただけに、寂しくなるなあ。

番組の最後、つまり今シーズンのラストに持ってきたのが「白石夫妻シリーズ」。

これがまた傑作なのだ。

ホテルの広いベッドの部屋に宿泊中の夫妻(山西惇と麻生祐未)。

夫のためにマッサージ師を呼び、久しく忘れていた男としての「能力」を回復させようとする妻。

その甲斐あってか、「なんとなく大丈夫そう」になる夫。

妻は狂喜し、二人はベッドへ。

ところが、火災警報が鳴ったとかで、従業員が乱入。「早く避難を」などという。

慌てる夫。でも、妻は動かない。避難なんかしない。だって「ようやく、ようやく」なんだもん(笑)。

またベッドに入る二人。

部屋の明かりが消え、BGMが聴こえてくる。

おお、ヴァン・マッコイの「ハッスル」(笑)だ。

さあ、どうなる、どうする白石夫妻。

というところで、画面には「たて!」の文字(笑)。

ヤッター! と思いきや・・・

続けて「ニッポンのサラリーマン」とオチがついて、エンディングへ。

いやあ、「サラリーマンNEO」にパチパチです。

シーズン6を、楽しみに待たせてもらいます。


今週の「読んで書いた本」 2010.09.17

2010年09月17日 | 書評した本たち

ちょっと涼しいかと思うと、またぐっと暑くなったり、まだまだ落ち着きません。

民主党の幹事長は岡田さんに。人事のあれこれで、政治のほうも、まだしばらく落ち着かないでしょう。

円高抑止のための政府介入。さて、効果のほどは? 円高も、悪いことばかりじゃないんだけどなあ(笑)。


今週、「読んで(書評を)書いた」のは以下の本です。


小出五郎
『新・仮説の検証 沈黙のジャーナリズムに告ぐ』(水曜社)

吉村 昭
『白い道』(岩波書店)

川口葉子
『東京カフェを旅する~街と時間をめぐる57の散歩』(平凡社)

大橋博之:編著
『日本万国博覧会 パビリオン制服図鑑』(河出書房新社)
 
志村史夫 
『ITは人を幸せにしない』(ワニブックスPLUS新書)



川口さんのカフェ本には、私も行ってみたいカフェがいくつもあります。

居心地のいいカフェで、美味い珈琲を飲みながら、大橋さんの本を広げて、大阪万博のホステスさんたち(当時はコンパニオンをそう呼んだ)の懐かしい制服姿など、のんびり眺めるのはいいかもしれません(笑)。


書評は、発売中の『週刊新潮』9月23日号に掲載されています。