子育てしやすいシンポ3=園長の立場で民営化を問う

2010-12-30 01:51:44 | 東村山市立第2保育園の民間移管について

東久留米市ひばり保育園元園長は
奉職保育園民営化後、保育園の園長があまり、どこにも行くあてが無くなった結果、保育職とは関係のない職に移動させられたといいます。

そして、民営化に園長として反対した結果、民営化後、園長職が満杯で私の行くところが無くなった結果保育とは全く関係の無職場に異動させられたと、その理不尽さを明らかにしました。

引継の苦労は色々とあったのでしょうが 
元園長は
新園に移行した5月 アルバムを見たいと子どもたち・・・。保育園なんで変えるの?ぼろでもイイのに と子どもたち。 

卒園後、当時のお母さんたちに会って
「木(卒園児が威信をを掛けて昇りたかった)の家に登りたかったと、今になって語り始めた子。

年長児への期待大きかったが、荒れて、お母さんに馬乗りになった子も、
また、いくら説明しても子どもたちが納得しない。
ひばり保育園の跡地に障がい者の施設が作られた
民営化とは、決定して後の事業だったが
ある子は、保育園時代 交流をしてきた施設だったのに
「(障がい者の施設が)来たから、ひばり保育園が無くなったのだと信じて疑わず、〇〇は嫌いと言っている。
常日頃 障がいのある子どもたちと交流してきたのにである。

子どもtが納得いかないものを 大人の都合でやるのが民営化だと痛感したと 元園長

法人の受け手が悪いという訳ではない。
でも 子どもに一番負担がかかる。二度とほかの子に起きてほしくない
と、元園長。

引き受け事業者と子どもたちへの影響が少ないようにと願い、引継保育を実施してきた園長。でも、当時の子どもたちの親に会い、様々な問題が発生していたことを、後になって知らされる事のつらさ、保護者や親たちのつらさ、それよりもなお、子どもたちがどんなに傷ついたかを知らされる辛さ 二度と墓の子供たちに起きてほしくないとの気持ちが伝わりました。

東村山市の元園長経験者は
シンポジウムに 東村山市の保育者が誰一人参加していないことについて悲しい、ショックだと言いながら

できるだけ保育サービスの拡充に取り組んできた
でも、今後 東村山市の保育はどうあるべきか
民営化ではなく どうしたらよいか
保育者が 保護者と一緒に考えてほしいとはなされました。

私は 民営化が 子どもたちにどんな深刻な影響を与えるかを何の警鐘も鳴らすことなく、保育者として黙って見過ごすことに その専門性、プロとしての矜持を疑う。
こどもが 育ててくれた先生と 納得のいかない理由で別れなければならないことによって傷つくことは 子どもを育てるプロだからこそ容易に考えつくことのできることでなければならないからである。

市内の公立保育園の保育者は
子供だから 何の問題もないとかんがえるのか
若しくは 市長が決めたのだから仕方が無いと考えるのか知りたものである。


子育てしやすい東村山シンポより2=民営化で子どもが苦しむ 

2010-12-27 21:04:29 | 東村山市立第2保育園の民間移管について

シンポジストの初めは
第二保育園の保護者でした。

根岸さんは、
「子育てを妻に任せていた。保育ママに一年。やっと第二保育園に入れた。今年3月に初めて民営化の話を聞いた。
4歳児は、すぐに卒園する。1年だけ先生が変わるだけだからいいかという気持ちだった。
しかし、勉強会をしてみて、大変なことだとわかった。
5月には、事業者選定委員を出せと言われた。
5月に初めて保護者会の役員の顔合わせが行われるのに、選定委員など出せないと断った。
先生たちと話をしようと計画したが、民営化の話はしてはいけないと言われ、本質的な話ができなかった。
6月に対策委員会を立ち上げ、初めての署名にも取り組んだ。
説明会の開催を要求し、市長との話もした。
9月議会で市長は、H24年4月の移管実施を延期すると表明。
議会に請願も出し、11月には厚生委員会で陳述も行った。」

また、「なぜ頑張れたか、子どもに申し訳ないという気持ちが一場であった」
と、民営化を聞かされて今日までの、保護者のみなさんの戸惑いと悩みなど、心の軌跡を話されました。

次のシンポジストの田村さんは、東久留米市のひばり保育園の保護者だった方です。
ひばり保育園は民営化されました。
田村さんは、子どもが1歳で保育園に入り、2歳で民営化。何も知らずに保育園に入ったら運動が始まっていたそうです。
田村さんは、子どもたちの苦しみをまじかで見た保護者の苦しみを話してくれました。

引継の時から、1歳児で夜泣きが始まり、人形をたたくなどの行為が始まった。
4月新園舎になって、保育園に行きたくないと言いだす子。
新しい建物に持ち込んだ古い園のマットに座っている子。その周りに子ども同士でくっつきあっている。
前のクラスの先生が保育室に入ってくると、子どもたちがその先生にくっつく。
古い保育園がいい、新しい保育園は嫌いと言う子。

それでも新しい先生の名前が家で出るようになった5月、先生が退職。園長も休職。
2歳児で朝穿いていった紙パンツを夕方まで穿いていた子。
年長児荒れて困ると言う保護者。

新しい園に初めて来た保護者との間でぎくしゃくも。

朝は園庭に出てはだめ、危ない遊びはだめ、と禁止事項が多くなり、以前からの保護者は疑問を持つが、初めて保育園に預けた保護者はその意味がわからない。

今までの保育を引き継ぐと言うが、引き継げないこと分かって来た。親の中にはあきらめも。
卒園児もお帰りと言ってくれる先生がいなくなり、遊びに来れなくなった。
子どもが里帰りすることのできる保育園は地域の中で大事な場所。地域の中の保育園が大事だと痛感している。

我が子は、結局、保育園を拒否し、転園をした。

転園をしたが、しかし、東久留米市の保育を何とか良くしたいと、
『こそだて新聞』を発行している。

田村さんの自身の体験に基づいた話は身につまされました。
乳児や年齢の低い子は何もわからないと思われがちだがそんなことはない。小さな子どもでも、民営化の影響は大きいということを実感しました。

次回は、ひばり保育園の園長先生だった保育士の話。

 


子どもに説明できない民営化はすべきではない=保育問題の学習会で

2010-12-25 00:00:52 | 東村山市立第2保育園の民間移管について

昨日23日、どうするの保育!子育てしやすい東村山シンポが開かれました。

シンポジウムの冒頭、明星大学の垣内国光教授が、都内の保育園民営化で起こっていることなどを具体的に示しながら、公立保育園の民営化はしてはいけないと講演を行いました。

初めに垣内先生は
●どんな子を育てたいか=元気があって、思いやりがあって、賢い子
 それは、思いきり遊び、心を響かせあって、伝え合うことで育つ
●何を育てるか=楽しむ力、悲しむ力、他者との関係力、人を愛する力、 自然を愛する力
 それは、互いに競争するなかで、互いに共同するなかで 育つ
これらを保障する事が保育政策であると話されました。

そして、公立保育園の民営化が保育園に何をもたらしているかを事例で教えて下さいました。
△大田区では株式会社日本デイケアセンターが受託
 引継が始まった1月から、3月までに22名の保育者のうち10人が辞め、4月から翌年3月までに 20人の保育者が辞めた。
 保護者が、こんなに次々に保育者が辞めるのは困ると大田区に抗議をしたが、大田区は問題ないという返答。

△練馬区 ピジョンが受託
 やはり保育者の退職が相次ぎ、見かねた区が改善命令。公立保育園の退職園長を据えて安定させた。
 選考委員会に保護者も入っての選考時、全応募事業者が落選。しかし、同じ事業者で、区が部長級の職員のみで選考のやり直しをした結果、満点で当選させたと言う話も。

 また、同じ練馬区で、民営化が決まったのなら保護者の望む保育園に受託して貰いたいと、社会福祉法人の保育園に頼み込んで受託して貰った。
 この受託園は、園長と主任保育士を送り込んだ。そして経験のある保育士と新人保育士と言う重厚な体制をとった。

本当に良心的な法人が受託するなら、受ける側も相当の覚悟が無ければできない。
受託して、園長始め主任保育士や他の必要な人数をあわてて募集した寄せ集めでは保育はできないというのがそのポイントであった。

素人の私でも理解できる。

また、民営化で8000万円お金が浮くと言うが
それは、そこに働く保育士の給料をカットするということであり、民間は給与を下げなければ経営できないということ。
民営化とは、給与のカットを民間事業者に強いることであるとも・・・

更に、営利企業の参入も可能なので、結局、保育士の給与はさらに引き下げられることになる。
なぜなら、株主への配当のための利益は、経費の80%を占める人件費を削る以外に生み出せない。

私がこれまで保育問題の研修会などで学んできたことを再確認できた。公立保育園の民営化は、まず子どものためにならない。と同時にそこに働く人のためにもならない。保護者の利益も損ねる。
やっぱりやってはいけないということだと確信した。

あんまりまとまらないが、シンポの中身は明日に・・・


第二保育園民営化撤回を求める請願審査より

2010-09-13 09:27:52 | 東村山市立第2保育園の民間移管について

第二保育園民営化問題の記事に以下のコメントが寄せられました。
公開にしたのですが、改めてご紹介したいと思います。

江戸川区で来年4月に民営化される保育園に通わせる保護者です。
読んでいて胸が締め付けられる思いでした。
ニコニコしながら 先生方の名前を出して話をする我が子をみていると、
本当に申し訳ないし、
なぜみんなでこんなに訴えているのに
延期さえも検討して貰えないのか
切なく悲しくなります。
どうしたらこの悲しみの連鎖を断ち切れるのか…
江東区では、この4月から民営化を担当する部署がなくなったそうです。
羨ましい。
でも引き続き頑張ります!
先生方、子ども達への愛情をありがとうございます!!
子ども達にとってどうしたらいいのか考えたら、
答えは1つしかないです。
ストップ民営化!!

先週10日、第二保育園民営化撤回を求める請願の第一回目の厚生委員会での審査が行われました。
第二保育園民営化については、市長が、H24年4月の実施を延期(1年)を表明しました。
しかし、民営化を断念したわけではないので、保護者の皆さんにとっては安心できない状態が続きます。

10日の厚生委員会の議論で私が注目したのは、
請願文にある
「子どもたちにとって民営化とはある日突然、大好きな先生たちが全員いなくなるということです」
という部分に違和感があるということでした。

保育に携わっている議員もこれを問題視することに驚きました。
「初めて親から離れて保育園に入る子どもはやっぱりショックを受けるが
それでも、プロの保育士の働きかけで慣れる」
「親の都合で引越しをして園を変わらなければならない場合だって有る」
「引継ぎ保育はあるわけなので・・・」
というものでした。

親の引越しで云々は、間々あって、その際もやっぱり、転園先の保育園になじめず、再度転園する児童も入るという話も聞いています。
自分を育ててくれている先生が替わるということは、それほど子どもにとっては心への負担が多いことであって、そういうことを例にとって民営化の問題の本質はそこではないということの議論には、子どものことを第一に考えればどうなのという気がします。

引継ぎ保育の間、子どもたちの認識は、先生が入れ替わるためになじんでおくためのものだという認識をしていません。
当然です。
新しい先生がいるんだな~という感覚でしょう。
ところが、民営化が実施されるその朝、昨日まで一緒に遊んでくれた先生たちがいないことに気づき、
毎日保育園に通っている内に、やっぱり前の先生たちはもう来てくれないのだということに気づき
保育園に行くのを嫌がったり、保育園での生活が荒れたりするようになるのです。
これは、民営化が行われた全ての保育園で起こっていることです。
こうした事情を理解せずに、
子どもは慣れると思っているとしたら大きな間違いを犯すことになるのではないでしょうか。

民営化された保育園の保護者は、子どもに申し訳ない、ごめんねと心で謝りつつ、
それでも保育園に子どもを送り出さなければならないことに苦しむのです。

第二保育園に我が子を預ける保護者の皆さんは、
保育園に入りたいのに入れないお子さんがいらっしゃることを考えれば、民営化もやむをえないのかという思いと、いや我が子を守りたいという思いの板ばさみで苦しんでいます。

そもそもそうした選択を保護者や子どもにせまる行政こそが間違っていると私は思います。

また、今の民営化は保育士の処遇の差を放置したまま実施されるから反対だ、民営化するのであれば給料の一律化などを決めるべきだということなのでしょう。

逆に、保育士の処遇を一致させるためであれば民営化は必要ありません。
民間の保育士の給料の低いのに合わせて、保育予算を削るために民営化をするわけですから、その議論は成り立ちません。

民営化は、子どもの処遇だけでなく、民間保育士の処遇をさらに危うくするということも、民営化をやってはいけない理由のひとつだと、私は思います。


東村山市立第二保育園民営化に反対する保護者を尊敬します

2010-07-29 00:03:44 | 東村山市立第2保育園の民間移管について
今、東村山市立第二保育園の民営化に対し
保護者のみなさんが 反対の立場を明確にし東村山市と闘おうとしています。

私は そのことに 心の底から経緯を表します。

というのは ともすれば お上の言うことにたて突くことは
非国民 だという感覚が今も払拭できない日本にとって
足元の自治体の方針に
真っ向から 『異』 を唱えたわけですから・・・

同時に、我が子を含め、在園児の全ての子どもの心を傷つけることの無い
保育を求めて いわゆる『お上』にたたきを挑んだわけですから
幾重にも 敬愛の念を抱かずには居られません。

しかし、当事者の話に寄れば
ネット上で 待機児がたくさん居るのに・・・
待機児対策で 民営化をするのに・・・
という 批判があるとか

待機児は確かによそに比べて 率としては多く
保育所の増設を求める署名もすすんでいます。
しかし、だからいって 第二保育園の子ども達を犠牲にしていいわけではありません。

第二保育園の民営化は
父母のみなさんが懸念している通り
在園児から大好きな先生を ある日突然 全員奪ってしまうことなのです。

全員です。

大人なら その意味が分かることも有るかも知れません。

しかし 子どもは 自分の考えを 明確に示せないだけに
何時 どのような形で どのような影響が出てくるか 分からないのです。

親達が運動している時期 何も問題が無いかのように見えた
新しい保育園の運営になって数ヶ月過ぎて
やっぱり 大好きな先生に会えないことが認識できて
大荒れをし 旧の保育士に抱きしめて貰うために
保護者が 努力しなければならなかった経験も報告されています。

我が子を含め 在園児の子どもを守りたいというのはエゴではありません。
それをエゴと言ってしまっては
どうやって子ども達を守ればいいのでしょうか。

待機児対策を怠ってきたのは
自民、公明、民主の市政です。
第二保育園の責任ではありません。

子どもの心を傷付けたくない 
という 一点で 心を一つにして 頑張っている 保護者の皆さんです。
我が子を愛する市民が一番の理解者だと思います。

私も 我が子の 保育者を変えたくないと願い 実行してきた
母親として 第二保育園の保護者の願いは わが事のように理解できます。

第二保育園の保護者の皆さん
子ども達のために頑張ってくださいね
 

市立第二保育園保護者は民営化反対!! よかった

2010-06-15 23:52:05 | 東村山市立第2保育園の民間移管について
6月12日の第三回説明会
どのようにお伝えしたらよいか 悩んで 今日になってしまいました。

12日、帰宅後から今日まで、説明会のメモを整理しつつ
どうすれば 公立保育園の民営化の不当性
子どもたちが犠牲になることはやめるべきということを伝えられるか迷っていました。

が、結局 保護者の思いを伝え 私の思いを伝えるしかないと考えました。
以下、説明会での保護者の皆さんの思いを
私が受け止めたなりにお伝えしようと思います。

東村山市は 今回もやっぱり スケジュールに則って 説明を始めました。
民営化への保護者の意見も聞かないままに
事業者の募集要項を ガイドラインにそって作った。それについて意見をというものです。

しかし、説明が終わった後の、開口一番の保護者会会長の発言は
「賛成は一人もいない」というものでした。

そして、保護者は口々に、民営化に対する、
事業者募集要項に対する疑問や質問を付きつけました。

市長はじめ東村山市の職員が どのように受け止めたかと思いますが
それらの質問は
民営化は いやなので 疑義を正し 民営化をストップしてもらいたいという思いからの発言であったと痛感します。

保護者会では 民営化という寝耳に水の わけの判らなことに対し、
勉強会を行い
民営化に他する 反対の思いを表明しようとしていたのに

第三回目の説明会では
市長が 民営化は既定の事実のように 事業者募集要項が主なテーマとして説明される。
保護者会の会長さんが、
「保護者の理解は得られていないのに進めるのか?」と言われたことが
今の市の 保護者不在の進め方の現状をよくあらわしていたと思います。
さらには 市長が
「理解をぜひ得たい」
保護者が事業者選定委員に委員を出さないなら
「考えなければならない」(保護者不在で進めること?)
答えたことは
東村山市の 強硬姿勢を示したのではないかと受け止めました。

「子どもの受忍の限度云々はひどすぎる。みんなのために犠牲なれと言っているのか」
とあるお母さんが発言したことに
「受忍云々は 議会では絶対反対という人への答弁」
   (私への答弁だが、これはどういう意味?)
と言い、
「みんなのために犠牲になれとは言っていない。影響を少なくしたいという意味」と答えました。

しかし、少なかろうが多かろうが 子どもの影響が全くないことはあり得ないことで
少しでも影響があるから 子どもがやっぱり犠牲になることは否めないから
民営化は進めるべきではないと保護者も言っているのに

影響を少なくするからやらしてくれということは
結局 傷つくことも仕方ない とにかく民営化はありきで進めるということを
別の言葉で言い換えたにすぎない。

これは 子どもの権利を侵害するもの以外の何ものでもないと思いました。

お金のために 子どもの育つ環境を破壊することは最も避けなければならにことであり
東村山市のやり方は 待機児対策を口実にしたとしても
論外のやり方であるということを
市民の 意思で示すことが
第二保育園の保護者を応援することでそれを示すことが
子どもを守ることではないだろうか

東村山市立第二保育園民間移管について議会で質しました

2010-06-05 19:00:57 | 東村山市立第2保育園の民間移管について

6月4日、一般質問で子どもが犠牲になる第二保育園の民間移管はやめるべきと質しました。担当部長や東村山市長とのやり取りで明らかになった事、第二保育園の保護者の皆さんにぜひお知らせしたいことを中心に報告します。

 

保護者からの明確な反対はなかった?

市長は保護者へ一方的に民営化を押し付けている。

保護者の反対の意思は考慮されないのか

と訊ねたところ 
子ども家庭部長は

児童育成部会で議論を進め、ガイドラインも児童育成部会で作った。

パブリックコメントも実施した。理解を得ながら進めてきた。

3月6日の第二保育園保護者への説明会には多くの保護者が参加した。

425日の説明会でも、反対の声は無かった。

と答弁。

しかし

昨年の10月から云々といっても、第二保育園の保護者にとって、

あんた達の保育園を民間に移管するよ

ということは3月6日の説明会で始めて聞いたのであって、

しかも

425日の説明会では、

「新しい保育園を作るために保育予算を捻出したいこと」

「公立は私立よりお金がかかること」と

今後の日程

が優先して報告され

保護者にとってはもうすでに決まったことなのだという印象を与えたのである。
だから当日、私たちの意見は聞かないのかという質問が出た。

その後、地域の第二のOBが開いた勉強会に参加した第二保育園の保護者たちは

「反対しても良かったの?」という声を出していたのである。

さらに、

保護者から、事業者選定委員5人を選任することは、保護者間に楔を打ちこむ

「みんなで子育て」の環境を破壊する

  第八保育園の選定委員の苦しみから学ばなかったのか?

と質したことに

保護者の意見を聞かずに進めた自治体もある。第八保育園の時より保護者の委員の数を増やした。他の保護者のオブザーバー参加も検討している。
と答弁

また

それなら保護者代表は、選定委員会で、民間化は反対だと言えるのか?

と聞いたことに対しては明確な答弁はありませんでした。
 

民営化の最大の犠牲者は子ども

6ヵ月の引き継ぎ期間を置き、そのごも旧保育園の職員を派遣することが必要ということは

子どもに問題が起こっているということ

それを想定しての計画を作り、それでも子ども達が守られると思うか

保育士は子ども達にとって母とも父とも思う人

その大切な人から引き離され傷つかない子どもはいない

これが民間移管を絶対にしてはいけない一番の理由である。市長はそうは考えないのか?

と市長に聞くと

回答は

子どもに影響ある。子どもと保護者の受忍できる程度かどうかである。

負担を最小限に軽くするために努力する。

必要に応じ職員を派遣する。
というもの

 

この件を話しているときに、目の前では副市長が隣の理事者と笑顔で談笑

後ろの議員席からは何やらブツブツ

きっと“大げさな”と腹の中で思っていたのでしょう

でも、保育とはそういうものです。

子どものとっては保育所が日中の家庭ですから

 

新たな保育園の増設が優先課題だといって

今いる子ども達を犠牲にするなどとんでもない所業ではありませんか?

 

病児病後児保育は保育園でやるなら公立でこそ

 保護者のみなさんが切実に感じている

病児・病後児保育などの多様な保育サービス実施などを飴玉のように振りまくのですが

しかし、病児・病後児保育は

民間の保育園では実施できません

すでに実施している他市の保育園では採算が取れずに苦労しているのです。

保育園でやれるとすれば、公立であってこそです。

保護者の皆さん

子どもを犠牲にする、子ども達の心を傷つける第二保育園の民営化は

絶対に反対

と今言わなければならない時ではないでしょうか

 


東村山市立第二保育園の子ども達を守りましょうー民間移管についての日本共産党東村山市議団の見解発表

2010-05-19 20:25:24 | 東村山市立第2保育園の民間移管について
東村山市立第二保育園の民間移管について
日本共産党東村山市議団は見解を発表しました。

日本共産党東村山市議団ホームページをご覧下さい。

私は この間 横浜での裁判や 民営化された保育園の保護者、保育士の手記や
民営化を引き受けた 優れた、評判の良い社会福祉法人の保育園の園長先生の手記など様々な文献を紐解き、勉強してみました。

そして、民営化は やっぱりなんと言っても
子どもの心を傷つけるから やってはいけないのである
その一点に尽きるということを痛感しました。

東京都内の自治体を始め、全国の多くの自治体で公立保育園の民営化が実施されてきました。近くは東久留米市の経験もあります。
それらの自治体では、殆ど全て(私が調べた中で)
子ども達の傷つけられた実態が報告されていました。

保護者は傷ついた子どもの心を守るために、自らも傷つきながら
前の保育士の元を子どもとともに尋ね
抱きしめて貰い 自らも慰められる為に必死のとりくみをしています。

柔軟な保育サービスの実施の為に!
新しい保育園の予算を捻出するためにお願い!
東村山市長は言いました。
それにほだされる 保護者もいるのでしょうか

でも、それで第二保育園の子ども達は間違いなく傷つきます。

どんなにサービスが良くなっても
例えば日本中で一番よい法人が引き受けても
どんなに引継ぎ期間が長く取られようとも
子どもに影響が少ないようにするとどんなに美辞麗句が並べられても

これまで慈しんでくれた保育者と引き離されることに変わりはありません。
子ども達はそのことで深く傷つけられるのです。

第二保育園の子ども達を 市民が守らなくて良いのでしょうか。
私は守るために力を合せるべきだと思います。

東村山市立第2保育園民間移管についてパート7=保護者の声は?

2010-04-30 11:51:08 | 東村山市立第2保育園の民間移管について

29日、東村山市立第二保育園の民間移管についての学習会が萩山公民館で行われました。
東久留米市のはくさん保育園保護者会の会長さんが、
ご自身のお子さんの保育園民営化問題で、保護者会が一致してそれをやめさせた取り組みをお話してくださいました。

はくさん保育園では、
民間に委託された保育園で子どもたちに大きな影響が出たことや
民間委託ってなんだろうと学ぶことからはじめ、
議会への請願署名などに取り組んだと話されました。

参加された第二保育園の保護者の皆さんから、
●横浜では民間委託の裁判で保護者の同意が必要という判例が出たが、第二の場合は同意は必要ないのか
●第二を選んで入り、子どもも生き生き過ごしている。自分も市内の公立保育園で育ちその先生が子どもを見てくれている。お迎えも自分の兄弟がすることもあるが、その家族のことも先生方が知っていてくれる。こんな心強いことはない。
こんな保育園をなくす必要を感じない。
●賛成でも反対でもないが、民間移管ってどういうことかわからない。
などの声も・・・
いずれにしてもみんなでよく話し合ってみますと口々におっしゃっておられました。

あるお父さんが、「仕方ないかとつい思うけれど、それではいけないんですよね!」とため息をつきながらおっしゃったのが耳に残ります。 

東村山市は、これまでの第八保育園の指定管理者の選定に当っての教訓(?)を踏まえ、
保護者の批判をかわすために、民間事業者の選定に当って、
10人の委員のうち5人を第二保育園の保護者にする。
5月までにその委員を推薦してほしいといっています。

しかし、民間への移管を保護者の皆さんが納得しているわけではなく、
選考委員の選任を急がせるのは民間移管を何が何でも押し付けることにほかなりません。

4月25日の説明会で、
市長は、
「民間移管の賛否も聞かないで進めるんですか」
「私たちが納得いかないくても進めるんですか?」
という保護者の質問に「ぜひご理解いただきたい」といいましたが、

この保護者の言うとおり、
「これこれこういうわけで民間に移管したいと思うのだが
保護者のみなさんどうですか?」という問いから発しなければならないはずです。
保護者の声を何よりも大切にしてこそ、子育てするなら東村山のスローガンも説得力を持つのではないでしょうか?

 


東村山市立第2保育園民間移管パート6=公私格差是正がなくなって民間保育園は大変

2010-04-28 22:29:04 | 東村山市立第2保育園の民間移管について
今日、民間保育園の運営が本当に楽なのか、決算などから調べてみました。
また、社会福祉法人の園長さんたちからお話を聞いてみました。

東京都は1971年、民間施設の人材確保を支援し、公立施設とのサービス格差を是正するための「民間社会福祉施設職員給与公私格差是正事業」を始めました。
これによって意欲があるものの、給料が安くて私立の保育園で働き続けることが出来ないでいた現状が大きく変わり、民間社会福祉施設で働き続けることが出来るようになりました。

2002年7月、東京都の「福祉サービス提供主体経営改革に関する提言委員会」が、民間施設の人材確保を支援し公立施設とのサービス格差を是正するための人件費補助(旧公私格差是正事業)の廃止など、「民間社会福祉施設サービス推進費補助」制度を改悪する提言を発表。石原都知事とそれを応援する自民、公明、民主などの議会会派が革新都政が築いてきた東京の福祉に水準を向上させる基礎を崩落させました。
そして、東村山市がそれに輪をかけて民間保育所への補助金制度を変えたので、民間はいっそう経営が困難になっています。

今、民間の保育園は、公私格差是正に替わる子育て推進交付金で、補助金を得るために、
出前保育、園庭開放事業、情報誌の発行年4回、子育て相談実施、養育困難家庭の保育支援、第三者評価実施等々、たくさんのメニュ―を取り組まなければならず、
子育て相談事業など本来専任でおこなうべき事業を保育士の加配も叶わず、担任を持っている保育士の過重労働でそれをこなさざるを得ない状況におかれていることなど、毎月の給料の支払いに大変な困難をきたしているそうです。

これが、渡部市長が言う「民間は5000万円費用が安い」と言う実態です。
ある園長先生が「1億5千万円で保育が出来るのは、最初の1年間。2年目以降、保育士の給料を引上げることは出来ないということだ」とおっしゃっていました。

経験30年以上のベテラン保育士、20~30年の中堅保育士、この人々の給料を下げずに頑張っれば経営はより困難になる。これではいい保育はできない・・・とも
公立を民間にして、よりいっそう今の民間保育園の経費を切り詰めることは止めさせてこそ
民間保育園を守れるということを、園長先生たちのお話を聞いてますます確信しました。