議会運営委員会の報告

2012-12-19 16:56:21 | 東村山市の政治、議会
今議会の議会運営委員会では
市民からの請願
「市庁舎での市議会生中継の迅速な実施を求める請願」が審査されました。

私は、以前に議論したこともあり
当然、生中継を放映するべきで
さっさと採択し、準備に入るよう主張しましたが

残念ながら
他会派から 議論をしなければならないことがあるとの意見も出され
結局 推進したいのか したくないのか分からない議論に

曰く 
生中継とは、議員の不用意な発言がそのまま放映される。それでいいのか
ということ。

私は、
議員たるもの、正確でない発言はすべきではないし
とりわけ、個人に関することで、もしそのような発言がなされた場合
その発言をした議員自身が責めを負うべきであり、
議会全体の責任ではないことを明確にすれば良いだけ

逆に、そのことを理由に 
生中継などの実施を遅らせるのは、
議員側のそうしたことに関する言動も修正されていかないし、
正しくない
と思う一人である。

市民に開かれた議会とは、こうしたことで培われていくのではなかろうか
サクサクと進まない議論に、ちょっと嫌気がさす

今議会で試行した一般質問の一問一答も
次回は 質問回数の制限を廃すべきとの意見が多く
その旨集約できれば良いと思っている。

今回の議論の中で
市民から一つ一つ請願が出され、それを後追いで議会が実施するという議会の姿勢で良いのかとの問題が非公式に出された。
全くその通りであり、
私は、今発言を、非公式であっても歓迎する。
議会改革は、もちろん市民の声も生かされるべきだが
議会自身、議員自身が
議会のあるべき姿をめざして改革していくべきものだと思う。
私自身 改めて肝に銘じたところである。

市議会12月定例会が終わりました

2012-12-19 16:34:40 | 東村山市の政治、議会
今日 市議会最終日でした。

追加議案はなく、各常任委員会の議案や請願の審査結果の報告が行われ、
12時10分ごろに終わりました。

選挙を挿んでのあわただしい議会でした。

最終日の今日
議案の賛否は以下の通り
○公共施設再生基金条例制定 草の根市民クラブ反対
○公営住宅条例の整備基準に関する条例 全員賛成
○市営住宅条例改正(定期利用に関する)
  共産党、良くする会、草の根が反対
○保育料徴収条例の改正(2歳児クラスの保育料の統一) 草の根反対
○廃棄物の処理及び再利用促進(技術者の資格を定める) 全員賛成
○準用河川の構造の技術的基準を定める条例制定 全員賛成
○下水道条例の一部改正(構造基準を定める) 全員賛成
○富士見町1丁目南台団地東側の道路認定 全員賛成
○富士見町2丁目横川住宅の市道認定 全員賛成
○市税条例改正(固定資産税の特例に関して) 全員賛成

請願の審査結果
○児童クラブ入所条件の見直しを求める請願
 賛成=共産党、良くする会、変ろう議会、草の根、みんなの党
 反対=自民、公明、新保守で不採択に
○消費税に反対する意見書提出を求める請願
 賛成=共産党、変ろう議会、草の根、みんなの党、良くする会(2人)
 自民、公明、新保守、民主の反対で不採択に

以上、今日の議会の賛否の結果でした。

みんなの党の赤羽議員曰く
「今日は共産党に寄っちゃったよ」
消費税今はだめだよという意味です。
本当ですよね!

今日は議会運営委員会と議会基本条例制定を目指す特別委員会です

2012-12-12 09:46:59 | 東村山市の政治、議会
今日12月12日は
午前中に 議会運営委員会
午後に 議会基本条例制定を目指す特別委員会です。

議会運営委員会は
今議会試行した 一般質問の一問一答性を反省し今後どうするかを話し合うと同時に
新たな市民から出された
東村山市役所 ロビーで本会議の模様を視聴できるようにとの請願
を審査する予定です。

12月厚生委員会②=児童クラブ入所基準見直しの請願不採択に

2012-12-11 13:57:28 | 東村山市の政治、議会
今日の厚生委員会で、
「児童クラブ入所条件の見直しを求める請願」が今委員会で不採択となりました。

留守家庭の放課後対策は、国が子育て支援策として充実すべきとしている政策的課題で、当然待機児対策も求められています。
こうした時に、第二学童まで作って、児童の放課後生活の保障、安全の確保に取組んできた東村山市が、足きりのための条件を保持していることが良いのかとの議論が必要です。

入所条件は、一定の弾力的運用はされているものの、一定指数以下は入所できないことも事実であり、請願人の実態に合わせて改善してほしいという願いは当然だと考えます。
本日の採決に当たり、私は採択すべきと、以下のように討論(要旨)した。

24請願第10号児童クラブ入所条件の見直しを求める請願は採択すべき。

当市の児童クラブ入所基準は、児童クラブが過密化し、放課後の生活に危険が伴うことを改善するため策定された。
しかし、増え続ける入所希望者に、保護者の期待に応え第二児童クラブが建設され、過密状態は何とか脱することが出来た。
こうした現在の条件に合わせ、指数で足きりするのではなく、定数に余裕のある児童クラブについては、優先順位を決めて入所できるように、条件を緩和するなどの是正が必要。

そもそも、児童クラブは、監護に欠ける小学校低学年の子どもたちの放課後の生活を保障するために、保護者の運動によって作られ、国も認めた。
つまり、入所を希望するのは、放課後の生活で保護者の監護を受けることが適わない児童である。
その生活条件は一様ではない。保護者が4時間しか留守にしない子もいる。
しかし、その時間の生活は、間違いなく保障されないのが留守家庭の児童。

子育て支援計画を持った当市で、児童クラブに入所できない子どもを、条件を満たさないから仕方が無いと放置することは許されない。

長期休業中の、他の児童が来所しないことを見込んでの一時入所もあるが、それは苦肉の策であって、児童の放課後の生活は、日常普段に保障されるべきであることは言うまでもない。

子どもは、友人や仲間内で、大人の監護の下に遊び、喧嘩をし、仲直りの仕方を学ぶ、
子どもの時代に体験すべきことを体験させ、少年らしい生活のあり方を保障してこそ、本当の大人になるということは、保育の専門家、子育て支援の専門家なら誰でも知っている原則。従って、市役所が一番そこに心を砕き、役割を果たすべき。

行政が、児童クラブの入所条件について、児童の放課後の生活を保障するために何らかの対策を講じ、希望する児童が全員入れるような取り組みを早急に構築することを求めるべく、議会として本請願を採択すべし。


これに対し、残念ながら自民党、公明党、新生保守の会が反対して不採択となってしまいました。どんな理由をつけようとも、放課後の児童の監護の保障が無いことは変らないのに。

12月厚生委員会①=保育料徴収条例改正可決しました

2012-12-11 12:38:03 | 東村山市の政治、議会
厚生委員会が、さっき終わりました。
保育料徴収条例の一部改正を可決。

厚生労働省が保育料基準額の要綱を変えたので、2歳児クラスの保育料を統一するというものですが、
改正をしないという選択肢は無かったのか、
逆に、3才になったら年度途中でも保育料を3才以上児とする方法もあるではないか
と質疑したところ
「東村山市の保育料収入が減るので、考えられない」という答弁でした。

私も公平性を担保ということで賛成はしましたが、討論で意見を述べました。
以下がその要旨です。

本条例改正は、平たく言えば、2歳児クラスの保育料を、4月から翌年3月までの間、3歳未満児としてカウントし、同じクラスで違う保育料ということを是正するもの。
本条例が、現在の2歳児クラスの保育料の引き上げにつながらないことを確認して、賛成する。

しかし、この是正の方法は、熟慮が必要だったとの思いが拭えない。
なぜなら、わが国の子育て世帯が、共働きとはいえ、決して裕福とはいえない経済水準だからだ。

「子どもの貧困」の視点で見るとき
研究者は、わが国のひとり親世帯、とりわけ母子世帯は、懸命に働いていて、職場を数箇所掛け持ちで働いてもなお貧困から抜け出せず、従って子育てにも十分関わることが出来ないと指摘している。

しかも、わが国においては、夫婦共に子育てをしていても、若年世帯の場合、税金や社会保険料などの負担額と社会保障としての給付、例えば児童手当などの給付をプラスとして差引すると、日本の子育て世帯は、貧困率が上がる。OECD諸国でも唯一の国であると、分析している。

保育料は世帯の所得に応じ、所得が多くなるほど保育料が高くなる応能性が採用されている。その方法は、妥当である。が、今回の条例改正を考える時、所得が高いほど3歳未満児と3才以上児の保育料差はより大きくなるということ。
最高額のD18階層では 年間290,400円もの差がつく。

私は、不公平の正し方は、政策的判断が必要だと考える。
つまり、年度途中で3才になった以後は、保育料を3歳以上児にするように改正すれば
子育て支援の大きな一助になる。

少子高齢化を憂え、子育て支援を政府挙げて標榜している。
厚労省の今回の交付要綱の「改正」は、子育て支援を標榜する政府の取り組みと逆行するものである。
子育て世代の負担を少しでも減らすべく取組んでこそ、少子高齢化に対する目に見える施策となる。
「子育てするなら東村山」のスローガンも、目に見える支援をしてこそ体現できる。
今後のこうした視点での取り組みを求める。


我々議会も、こうした視点での議論をする必要があると痛感しました。

保育料徴収条例の一部「改正」案が審査されます=明日の厚生委員会

2012-12-10 16:39:30 | 東村山市の政治、議会
明日は 厚生委員会である。議案が1本付託されている。

議案第55号東村山市保育料徴収条例の一部を改正する条例 である。
内容は、年度中途で入所する児童の保育料を統一するというものである。

4月からの入所申し込みで、2歳児クラスに申し込んだ児童が
年度の途中から入所が叶い、その際、誕生日が過ぎ3才になっていた場合

これまでは、
☆3歳以上児の保育料を徴収していた
が、これを、
☆申し込み時の年齢、つまり3才未満児として保育料を徴収できるようにする
というものである。

適用は、来年度の4月1日からである。

現在は、同じ2歳児クラスで、
4月から入所していた児童は誕生日が来ても翌年度の3月までは、3歳未満児の保育料が賦課されており、
4月以降に、3才になって入所した児童との間で保育料に不公平が生じている
というのが、「改正」の理由である。

因みに、第1子で、D1階層の保育料を比較すると
3歳未満児の保育料は 12,000円/月
3才以上児の保育料は  9,600円/月 である。
月にして2,400円、年間28,800円の差がつく。

理由を聞けば 確かに不公平は良くないな~ と思う

しかし、である
最近、子どもの貧困 を勉強しているが
その視点で見るとき、
こうした是正でいいのか? と疑問がわく

研究者曰く
一人親世帯の貧困はもちろんであるが
夫婦共に働いていても、若年世帯の場合
税金や社会保険料などの負担額と
社会保障としての給付、例えば医療保険や児童手当などの給付を受けたことをプラスとして差引すると
日本の子育て世帯は、貧困率が上がる
OECD諸国でも珍しい国だというのである。

ましてや保育料は世帯の所得に応じ、所得が多くなるほど保育料が高くなる応能性が採用されている。
従って、所得が高いほど 上記差額は大きくなる。
最高額のD18階層では 年間290,400円もの差がつく。

私は、単純に不公平を正せばよいというものではないのではないか、
その不公平の正し方は、政策的判断が必要なのではないかと考える。

つまり、私の案は、
年度途中で3才になった以後は、全ての児童の保育料を
3歳以上児にするように改正すれば
子育て支援の大きな一助になるのにと思うのである。

子育て支援を政府を挙げて標榜している現在である
目に見える支援をしてこそ スローガンを体現できるのではないだろうか?

こうした視点で明日の議案審査には臨もうと思う。

議場の椅子

2012-12-06 12:34:14 | 東村山市の政治、議会


写真は、議場の私の椅子である。

今更ながらであるが
東村山市議会の議場の椅子は本当に座りにくい
椅子が、床に固定され、前に少し動くのではあるが
私のような、背の低い、従って足の短い者にとっては
椅子の前端に腰をかけなければ机で答弁などを書き取ることが出来ない。

また、腰の負担を軽くしようと深く腰掛けようとしても
背中を背もたれにつけることが出来ず
結果として、傍聴者から見ると
ふんぞり返っているように見える。

その姿勢も 体にとっては辛いことなので
本会議の間中
座りごこちの悪い、腰に負担の大きい椅子の中で
少しでも楽な位置を探してもぞもぞしているのである。

この椅子、一体何時から議場にあるか分からないが
肘掛の部分の皮に ひびが入って
夏など袖の短い衣服でうっかりよりかかると
皮膚を挿んで 痛い想いをするのである

だからといって、
この椅子を取り替えてほしいと言っているのではない。
お金がないと毎日のように市長から聞かされている議会としては
自分たちのことは 市民のための施策の一番最後に位置づけるべきだと考えるからである。
そんなわけで、およそ18年座り心地の悪い椅子に座っているのである。

本会議が始まる