表紙
裏表紙
上記写真のパンフレットが高校の同級生から届いた。
発行は 戦争のための自衛隊配備に反対する奄美ネット とある。
『子(クヮ)や孫(マッガ)に残そう島の自然と平和』
と題するパンフレットである。
送ってくれたのは神奈川県座間市に住む盛岡茂美(高校講師、作家)だ。
地元の新聞に掲載された本人の3回に渡る反対の投稿もついていた。
曰く、
誘致をした側は、自衛隊が来ることの経済効果を説き、
自衛隊側つまり防衛省は、領土奪還のためと説く。
しかし、盛岡は
領土奪還時期 とはすでに奄美が中国に占領されている状態を差し
その前の自国民、つまり奄美諸島の住民の避難計画は念頭にないこと
結局戦前の沖縄戦に見られるとおり
軍隊は、国民の命よりも国家の安全を守ることが一義的な役割であり
自衛隊でもそれは変わりが無いことを指摘する。
そして、上中下と掲載された投稿の最後に
20年、30年後、「昔は平和な島だったけど、ジィもバァもそんなシマよりもお国のために戦争準備をするシマにしたんだよ」と胸を張って言えるかどうかを自分の胸に問うべきだ。
と呼びかけている。
3月18日、25日のNHK・ブラタモリは奄美大島がその舞台であった。
2週目の先日、奄美には固有種の動植物が群を抜いて多いこと
それには島のそもそもの成り立ちや、
手つかずの自然が残っていることなどが重要な要因だと
専門家が説明していた。
沖縄の辺野古移転と同様
自衛隊基地は新たな地域に建設される
自然破壊は免れないであろう
さらに訓練と称して、弾丸が撃ち込まれ、騒音が鳴り響くことにでもなれば、
動物の生きる環境も悪い方向に変化することは想像に難くない。
それやこれやを考えると
自衛隊基地が 経済効果を大きくすると考える方が無理がある。
世界自然遺産への登録を2018年に目指している奄美の社会である。
パンフレットの表紙を
ルリカケスやアカヒゲ、アマミノクロウサギ(国の天然記念物)
アマミイシカワガエル(国内希少野生動物)
などが飾っているが、
こうした貴重な動植物が今後も生き残れる自然環境を守ることこそ
観光資源としての経済効果となるであろうことを
冷静に考えてもらいたいと考え
戦争のための自衛隊配備に反対する奄美ネット
の活動に賛同する。