公明党5人、民主1人、自民1人から、市議会の定数を現在の26人から1名減らして、25人とする提案が、即決の議案として提出されました。
「行政改革の一環として、議員自らも身を切る必要がある」というものです。
議員定数の削減自体、市民の被選挙権を奪う許せない提案ですが、
いきなり提案し、即決というのも乱暴な、やり方です。
何より、公聴会などを開いて、市民の声を聞くという姿勢が初めからないのにも驚きました。
日本共産党が反対、
希望の空、生活ネット、市民自治も反対
党議拘束を外した自民党の5人も反対して 合わせて13人
賛成は 公明全員、民主2人、自民1人、草の根2人 の 10人でした。
日本共産党が反対する理由は
1、市民の被選挙権に関わるような大事なことは、市民と共に議論をして決めるべき。市民が寝耳に水で即決するのは民主的でない。
2、議員の役割は、市民の声を市政に届け、市政を監視すること。
議員の数が減れば、市民の声は届かず、市政の監視機能もそれだけ弱くなる。
3、定数を減らすことは、新しい市民派の候補者が当選しにくくなり、民主主義に反する。
4、行政改革というのなら、議員定数を減らすのでなく、議員の給料(報酬)を引き下げ、1時金を20%増しにしている役職加算を廃止する提
案こそすべき。
というものです。
民主党の、長老議員が、
「議会の定数は議員が決めるべきだよ」と自席からやじっていましたが、
コレこそ、議員の議席を私物化する考えではないだろうか、思い上がりも甚だしい と ヤジを聞きながら思いました。
私たちの議席は、市民から付託された物であって、
従って議席の数を決めるのは、本当は市民で、
だからこそ、公聴会などの市民の声を聞く場が必要なのです。
それに、質疑に対して、公明の議員が
「現職が亡くなり1名減でも、問題なかったから減らす」と答えました。
私は、思わず
「それって、なくなった〇〇議員に失礼でしょう」とヤジを飛ばしてしまいました。今期、任期中に亡くなったのは、公明党の新人議員でした。
志半ばで倒れた人に向かって、「結局あんたは必要なかった」といったことと同じだと、私はおもったからです、
いずれにしても、議会というのは、市民の声の代弁者として働かなければならないところです。
私自身は、コレを肝に銘じて、働いているつもりです。