式根島にきています

2014-08-17 08:38:01 | 日々


昨日から式根島に来ています。
朝8時半ごろ到着、民宿で朝ごはん後自由行動に

一人でカメラのぶら下げブラブラ

写真は 隣の島新島と奥の頂上に雲が掛っているのが利島?かも
この雲 朝船で通過した時もかかっていました。


浜防風の花についたチョウチョ

11時にはみんなでバーベキュウ
その後 保延議員の孫たちと岩に張り付いた小さな貝を集め
宿で 茹でて貰って
持参した待ち針でほじって食べることを
子供たちに教え込みました。




山の斜面のヤブカンゾウの花も盛りでした。

でもアツ~いのです

除染済みの田んぼです

2014-08-13 12:55:13 | 原発問題について


上の写真は 福島の除染済みの田んぼです。
表面を覆う真っ白い砂が 夏の日差しに照らされ まぶしいほどです。

しかし、本当は目前に広がっているべきは
真っ黒な肥沃な土に水をたたえた田んぼのはずです。

いま、あぜ道の緑で淵囲いされた真っ白い畑、田んぼを見下ろしながら
たまたま行き会った農家のご主人が
「この田圃返されたってどうして米作る?」
と、憤って話されました。

もともとここらの土地は
営まれている酪農の牛糞など有機肥料を使い
先祖代々営々と 何百年も土作りに励んできた土地だそうです。

その肥沃な田や畑の表土を重機ではぎ取り
そのかわりに真っ白な砂が入れられたというわけだそうだ。
行ってみて、
聞いてみて初めて分かった農地の除染の実態
除染とは 当面畑を使えなくすること と同義語でありました。

「この白い砂で、作物は育たない
ここから数年 元の肥沃な土地にするため
土づくりから始めなければなんない」
と、先のご主人は言う。

その間の所得補償はどうなるのだろう
国は東電と交渉しろというだけだそうだ。
国策として原発を福島に作ったのに
事故後の後始末は国の責任ではないと言っているのだ。

青い袋には 除染した土が1トン入っています。
この袋が 行く先々の道端、田や畑のわきに無数に積んであるのです。

福島の人々は
「何度でも見に来てほしい」と口々に言います。
11月に 3度目の福島被災地を訪れるツアーを計画しています。

それと知らなければ長閑な山裾の農村風景です。
でも知ればそこは原発事故の被災地です。
今後の営農の見通しも立たない土地にさせられていました。
農家のご主人の 口惜しさが 現地に立って実感できました。

精神障碍者と福祉実践Ⅱ スクーリング終わり

2014-08-03 20:47:39 | 勉強
昨日と今日
日本福祉大学通信教育部スクーリング
精神障碍者と福祉実践Ⅱを受講するべく
名古屋に来ています。

今日修了試験が終わりました。

講義は日本福祉大学の青木聖久教授と
ゲスト講師
本村裕子(成人発達障碍当事者/社会福祉法人永寿の里彩羽・準看護師)
岩田圭司(統合失調症当事者/ゆったり工房通所者ピアスタッフ)
内藤千昭(精神保健福祉士・精神科クリニック勤務)
のお三方

講義は
多様な精神障碍として
アルコール依存症、認知症、高次機能障碍、発達障碍
メンタルヘルス、うつ病、自殺問題などの特徴を学び

多様な精神障碍の支援の在り方の基本的考えと共に
障害年金に着目した生活支援構築の重要性を学んだ

また、ゲスト講師は
38歳にして発達障害だと診断された元村さん
子どものころから違和感を感じていたそうだ
球技が苦手 集団リンチにもあった
でも 成績は常に5本の指に入ったそう
でも 母親は褒めてくれなかったそうです。

今 郵便物を見るのが苦手
国保の督促状を横に置くこと数か月
次々に督促され、悪質否納税者と思われ貯金が差し押さえにあった警官も

結婚しいろいろあるが
子ども4人のうち3人が発達障害の診断
子育てもいろいろな支援を受けてしているそうで
等身大の自分で生きている
発達障害と診断されて問題の根源がわかってよかったとおっしゃる。

岩田さんは
京都の有名私立大学で4年生の時
卒論、就職活動をし決定した時期に統合失調症を発症

精神科病院に入院するなどの様々な体験を経て
今は ゆったり工房の非常勤職員として活動し
トータスゆったりの責任者に

支えてくれた家族に一人お父様が亡くなり
今はお母様とくらしておられるとか

自分らしく生きることを目指しているそうです。

ご自分の障碍を受容し 困難がありながらも
前向きに生きる姿に 勇気を得ました。

精神福祉士のやらなければならないこと
さまざまな精神障碍への理解を広げること
支援体制をさらに充実させることが必要だと思いました。

まだまだ伝えきれないことたくさんあり
自分の理解の不足していることたくさんあると思いますが
少なくとも 障碍のある人々の 自分らしく生きる権利を保障するための国民のコンセンサスの構築
普通に地域で暮すとができるまちづくりと支援の充実
の重要性を学んだ2日間でした。