午前中 2つめの委員会報告は
私の所属する厚生委員会です。
私は、委員長として報告に立ちましたが
1点目は、
要支援者を介護予防給付から外すことに反対する請願と
要支援者の予防給付を市町村事業とすることについて意見書提出の陳情
が委員会で不採択となった旨の報告を行いました。
採択するのに
賛成者は 共産、良くする会、しゃんと変えよう、生活ネット の10人
反対者は 自民、公明、みんな、新保 の12人
で本会議でも不採択となりました。
この 要支援者外しは
介護給付費が上がり、このままでは保険料が大幅に上がることが想定され、
国民の不満が大きくなることを見越して
それを 家事支援などを介護給付から外し
市町村の裁量でサービス給付が行われる
地域支援事業に移行させ
限度枠内で実施させようとするものです。
サービスの量を削減したら国民から批判が出ることは必至なので
給付費を抑えるために
例えば 介護福祉士の資格のいらない
家事援助サービス事業者やNPO、ボランティアなどで賄い
報酬も低く抑えようとするものです。
国民に必要とされている介護保険制度を
利用者が増えて お金がかかるから
制度を安上りのものに変えていくということは
今後も限りなくそうするということで
介護保険制度を構築した意味がないと
私は思う
委員長は、委員会ではなかなか意見を言いにくいので
自分の態度を示すのは本会議の場での議決しかない
議場で 起立しながら
反対会派の席を見渡し
政府の言うことに何でも賛成でいいのだろうかと考えた