タニウツギ は 空木じゃない? 花の形で所属『科』が違う?

2018-04-29 21:48:44 | 
タニウツギである。
図鑑で確定する。

山渓の日本の樹木によれば
タニウツギは スイカズラ科タニウツギ属で 別名ベニウツギ である。

上記花は 花が固まって着く。
淡紅色OR紅色
花冠は2.5~3.5㎝の漏斗状、先は5裂。雄しべ5個、めしべ1個

葉は 対生
卵型 又は 卵状楕円形
先端はとがり、淵に鋸歯がある。




タニウツギは 空木とは違うのか?
と思ったのは
ユキノシタ科ウツギ属の近辺に タニウツギが無かったこと。
なぜ? 日本の木ではないの?

しかし、諦められず 図鑑を繰っていると
スイカズラ科 に タニウツギ属・タニウツギが掲載されていた。
空木は ユキノシタ科 である。

なぜ 科 が違うのかは 今のところ調べ切れていない。
が、
ユキノシタ科は 被子植物→双子葉離弁花類
スイカズラ科は 被子植物→双子葉合弁花類
とある。
つまり 花の形で分かれているのか?

神奈川の花の風景 キバナカタクリを観に

2018-04-08 20:14:42 | 
妹に誘われて
神奈川県相模原市のカタクリの里へ

八王子から横浜線で橋本駅下車
臨時直行バスで現地へ

カタクリは既に終わり
今は キバナカタクリ

紫のカタクリの花と違い
葉も花も 形は似ているが別物感もある。

黄色い花は ロウのような見た目
葉は 光沢があり大きい。

ユリ科カタクリ属
外来種らしい。
西洋カタクリ とも。
原産地は アメリカ、カナダらしい。







そろそろ終わりのようだが まだまだ群落をつくっている。

そのカタクリの里には
その他たくさんの野草が咲いていた。

下は イワカガミ である。
花茎は立ち上がっているはずであるが
意外と短く葉に埋もれている感も。

イワウメ科イワカガミ族
高山植物と言われているが低地でも見られる。

葉は光沢があり 花は特徴があるので忘れない。

写真は コイワカガミ かも。




この他にもたくさんの野草が観られた。
その数 28種
来てよかったね~と妹たちと感激。
妹の作った弁当でお腹を満たし、午後2時に帰宅へ。
続きはまた。

震災から7年 アケビの花が咲いた

2018-04-07 13:45:33 | 
ずいぶん昔に食べて
種を プッ としておいたミツバアケビ。
数年経って 実が付くようになっていた。
が、東北大震災の前の年に
伸びすぎた蔓に嫌気がさして刈り取った。

震災の年の春 新たに芽吹いたので
せっかくだからと
いい加減なツルの誘引をして
毎年 葉を茂らせていた。

今年 新芽が出始めたな~ 
摘んで天ぷらにでもするか などと思っていると
花芽を見つけた。

よく見ると
いつも 房状の花が目につくのに
今年は その花茎(?)の根元に 1個更に花があった。

え~ アケビの花にも 雌花と尾花があるって?
ビックリ 初めて知った。



図鑑で調べた。
葉の脇から 花茎がたれ 濃い紫の花をつけるとある。
濃い紫と言うより
濃い赤 に見えるが・・・

花序の先端には雄花が10数個。
基部側に大型の雌花が1〜3個つく。
とも
確かに!

これが 全部実になるか否かは今のところ不明。
なってほしい!!

震災から7年経ってやっと花をつけた。




春蘭

2018-03-26 13:11:18 | 
日曜日

ほぼ一日中閉じこもらざるを得ない状況が続き

ストレスもたまったので

春蘭を観に久しぶりに玉川上水に出掛けた。

咲いていた。

時季ではあるので当たり前だが

少し 遅いのでは という気も。

個体数が 少ないように思えたからだ。

小川の流れに向かって咲いているのや

木の根ぎわの洞のようなところに咲いているように見えるものや

どれも 花首を精いっぱいのばしてさいている。















タネツケバナ

2018-03-15 11:10:18 | 


タネツケバナである。
庭に放置した植木鉢に可憐な花を咲かせている。
今 長時間家を開けられない状況で
早春の花を観に行けないストレスがあるが

冬の間 水もやらずに枯れるに任せた植木鉢のほとんどに
首をのばし 花を咲かせている。

ハタザオ? ナズナ? タネツケバナ?
と幾つかの花の名前が浮かんだが
多分
タネツケバナである。

草丈は10㎝ほどだが
本当は20㎝くらいにはなるらしい。

種もみを水に漬け、苗代の準備をする頃に咲くからこの名がついたと図鑑にある。

アブラナ科 タネツケバナ属とある。
同じ属には
アキノタネツケバナ
タチタネツケバナ
などがあるそうだ。



花は 白く小さい 真中にめしべが見える
目立たないが
今は我が家の 植木鉢の中で目立っている。

この花なんの花? ゴモジュ だと思う

2018-03-14 11:10:22 | 


たぶん
ゴモジュ

山渓の日本の樹木によると
ガマズミ属
常緑樹
1~3メートルに達するらしいが私が見たのはまだ低かった。

葉は光沢があり 肉厚
花は白だが稀にピンク

庭木として用いられるらしい。

分布は
九州(奄美大島)、沖縄、台湾とある。

さすが山渓の図鑑

押入れの奥から引っ張り出して良かった。

秋の七草 勉強してみました

2017-09-20 00:05:21 | 
思い立って 秋の七草を探しに 小平市にある東京都薬用植物園へ行きました。

秋の七草 について 歌があったな~ とうろ覚えに思い出したので
インターネットで調べてみたら

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七草の花」
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 姫部志 また藤袴 朝貌の花」

山上憶良が詠んだとされ、秋の七草を指定した? 由来ともいわれています。

二つ目の歌をかなで書くと
はぎのはな すすき くずばな なでしこのはな おみなえし ふじばかま ききょうのはな
となります。


萩は 知らない人はいない秋の花です。
でも、萩と名の付くものにもたくさんの種類があります。
私が知っているだけでも
ミソハギ ヌスビトハギ コマツナギ 等々
しかし、これらはいずれも草のようである。
因みに ミソハギは わが故郷のお盆に仏様用の箸や楊枝に使う。
精霊花 と祖母が言っていたのを思い出した。

その謂れを知らなかったが、今回調べたら
「漢字で「禊萩(ミソギハギ)」と表記するが、
お盆に作る精霊棚のごはんの横に配置される。これは、お盆で供養する餓鬼は、のどが狭くごはんが食べられないことから、水とのどの渇きを抑える作用のあるミソハギを添えておくためである。」
とあった。
我が先祖を 餓鬼 とは言いたくないが、そういうことらしい。


ススキは植物園ではまだ咲いておらず 車山で見つけたのを入れています。


葛は 荒れ地などでよく見られますが、草刈りの対象になるので花がななか身近で見られません。
高速道路ののり面などでよく見かけます。
写真は薬用植物園です。
葛は 葛湯の原料でもあるのですが、今は奈良県が主要産地です。
また 葛根湯 も葛が原料です!
 

撫子は カワラナデシコ
撫子 って意外と身近にない。
自然の多いところに行くとみられる。



女郎花は 意外と身近に見られる。
女郎花 と書くようになったのは平安時代だとか。
それまでは 女郎飯 と言っていたらしい。粟めつぶのようだからだとか。花を観れば納得。
米は 男飯 といっていたことに倣った?

また、おみな はおんな えし は古語の『へし』で美女を圧倒する美しさから名付けられたそうだ。



花の色が藤(ふじ)色で、花弁の形が袴(はかま)のようであることから、この名前になったらしい。
藤袴は 絶滅危惧種 に指定され なかなか本物にお目に掛かれません。
写真は 植物園で園芸種と説明書きがされていました。
野原でも 似たような植物にお目に掛かることが有りますが 違う植物のようです。



私は アサガオは ききょう だと以前に学んでいました。
いまは ムクゲ ヒルガオ という説もあるようです。
しかし、牧野富太郎博士は 『植物一日一題』で このアサガオをムクゲとする説には反対だと名言している。
曰く ムクゲは中国から渡来したもので 七草にするにはふさわしくないというのである。
もちろん ヒルガオ 説にも反対を表明しておられる。
従って 私も アサガオ=桔梗 だと信じる所以である。

現在のアサガオは もともと中国から遣唐使が薬用として持ち帰ったそうです。

彼岸花もさいて 秋の風情が楽しめる季節になりました。

セッコク? 母の庭より

2017-05-28 09:12:41 | 


4月の帰省時、母の庭の草むしりをした。
ユリが蕾をつけ
シランやパフィオペディラムが咲いた跡があり
雑草も大賑わい

柿の葉が黄緑に輝き
ミカンの花が芳しい香りを放っていた。

草むしりが済んで
雑草に埋もれていた花が際立って目立つようになった。
その中に
香りのよい、白い蘭のような花があった。
何の花かはわからない。
が、突然ひらめいたのが

セッコク

インターネットで検索してみた。
たぶんそうだと思うのだが
チョット違う気もする。

母亡き後、庭は我々が帰省する時にしか世話ができない。
エビネやランや きれいな葉が好きだとサツマイモの苗など
何でも植えていた。

蕾をつけていたテッポウユリを観ることはできなかったが、
できる限り活かせるよう面倒を見たいものである。