この間、視覚障害者団体からの様々な請願を通じて
行動を共にする機会を幾度かいただいた
ある当事者が
「一人で行動することができる訓練をしなければダメ」
「移動支援は自立を妨げることもある」
と、辛口で、おっしゃることを聞き
「私はそれも必要な人もいるんじゃない」などと激論を交わしてきた。
5月17日、アイマスクをして街を歩く体験に
市役所の担当所管の職員と参加させてもらった。
これまでは、道路の点字ブロックが完備されていないことは恥ずかしいなど思ってはいたが、この体験でそんな簡単なことではないと言うことを痛感した。
目隠しをして、一人で白杖を持って歩く前に
一応コースは説明されたが
一体私はどこに向かって一歩を踏み出せばよいか判らないことがショックだった。
コースの出発地点から目隠しをしたが
まっすぐ進んでいるつもりでも曲がっているらしかったり
まっすぐと思っても、それを確認する手立ても無い
歩道の端に 壁でもあればそれを白杖で確認しながら進めると思うのだが
横断歩道にはその『端(はじ)』がないのである。
右に曲がることをあらかじめ示されていたから曲がったが
しかし、見知らぬ駅に降り立って
自分の目指すべきところがどの方向にあるのか
どこに、自分の体を向ければ其処に行き着けるのかは
目の見えない人には全くわからないと言うことであり、
ノーマライゼーションの実現とは
実は 点字ブロックの設置だけではなく
その点字ブロックが効果を発揮するのは
合わせて音声信号や、位置を知らせるツールや
公共の場所の方向を知ることのできるツールが十二分に準備されていることなんだと実感した。
高齢者と障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 が
2006(H18)年6月に成立、施行されているが
わが市では、移動は全く不自由で
自立支援などという以前の問題ではないかと
いまさらながら、目が見える我々の認識のなさを厳しく自己反省した。
ノーマライゼーションの運動とその実現は
口先で「大事」「進むことを願っている」と幾ら言っても
具体的に施設(道路、駐車場、公園、建築物、バス・電車などの旅客施設、駅前広場、通路など)のユニバーサルデザインのために予算をつけなければ
推進はできないのだと言うことを
われわれ政治に携わるものはその責任の重さも含めて
認識し、目に見える努力をするべきだと考える
「お金がないからできない」と言う言い訳を
とりわけ我々議会人は許してはいけない。
全ての人の移動の自由を確保するために!
行動を共にする機会を幾度かいただいた
ある当事者が
「一人で行動することができる訓練をしなければダメ」
「移動支援は自立を妨げることもある」
と、辛口で、おっしゃることを聞き
「私はそれも必要な人もいるんじゃない」などと激論を交わしてきた。
5月17日、アイマスクをして街を歩く体験に
市役所の担当所管の職員と参加させてもらった。
これまでは、道路の点字ブロックが完備されていないことは恥ずかしいなど思ってはいたが、この体験でそんな簡単なことではないと言うことを痛感した。
目隠しをして、一人で白杖を持って歩く前に
一応コースは説明されたが
一体私はどこに向かって一歩を踏み出せばよいか判らないことがショックだった。
コースの出発地点から目隠しをしたが
まっすぐ進んでいるつもりでも曲がっているらしかったり
まっすぐと思っても、それを確認する手立ても無い
歩道の端に 壁でもあればそれを白杖で確認しながら進めると思うのだが
横断歩道にはその『端(はじ)』がないのである。
右に曲がることをあらかじめ示されていたから曲がったが
しかし、見知らぬ駅に降り立って
自分の目指すべきところがどの方向にあるのか
どこに、自分の体を向ければ其処に行き着けるのかは
目の見えない人には全くわからないと言うことであり、
ノーマライゼーションの実現とは
実は 点字ブロックの設置だけではなく
その点字ブロックが効果を発揮するのは
合わせて音声信号や、位置を知らせるツールや
公共の場所の方向を知ることのできるツールが十二分に準備されていることなんだと実感した。
高齢者と障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 が
2006(H18)年6月に成立、施行されているが
わが市では、移動は全く不自由で
自立支援などという以前の問題ではないかと
いまさらながら、目が見える我々の認識のなさを厳しく自己反省した。
ノーマライゼーションの運動とその実現は
口先で「大事」「進むことを願っている」と幾ら言っても
具体的に施設(道路、駐車場、公園、建築物、バス・電車などの旅客施設、駅前広場、通路など)のユニバーサルデザインのために予算をつけなければ
推進はできないのだと言うことを
われわれ政治に携わるものはその責任の重さも含めて
認識し、目に見える努力をするべきだと考える
「お金がないからできない」と言う言い訳を
とりわけ我々議会人は許してはいけない。
全ての人の移動の自由を確保するために!