2月16日 環境建設委員会が開かれた
一般質問と代表質問の質疑通告締め切りを翌日に控えた
議員にとっては とても時間を節約したい日である
しかし、ほぼ全員が傍聴をした。
委員会では、これまでに次々に出された資料
つまり 民間に委託するか それとも直営の施設を建設するかを、
比較するべき資料について議論がされた。
奥谷議員が
「前回提出された資料は
民間事業者=ビン・缶・ペットボトルの混合収集での見積が行われている
東村山市=ビン・缶・ペットボトルをそれぞれ別々に収集する見積になっている
これでは 正確な比較ができない」
また
「施設の減価償却年度も
民間=5年=1年間の経費が割高になる
東村山市=38年=1年間の経費が割安になる
これも正確な比較はできない」
と指摘
「見積方法の条件を統一して提示すべきである」と発言した。
まったく道理のある意見である。
しかし、所管部長の答弁は
「業者が出してきた資料であるからそれで比較するしかない」の一点張りで
条件を整理しなして比較検討を行うという姿勢を一切見せなかった。
後に、答弁に立った市長も 全く同じ姿勢であった。
この東村山市の対応には全く道理が無い
民間に任せるか 直営にするかは
正確に比較検討材料を提示してこそ
正確な判断ができる。
奥谷議員が
「我々、議員はこうした正確な判断ができない資料を提示されていることを念頭に置くべき」との発言をしていたが
これも全くその通りである。
市長は「何が何でもリサイクルセンターを造ろうと思っているわけではない」と答弁したが、
この間の環境建設委員会への資料提出も含め、とてもそうは思えない。
むしろ 何が何でも建設をするぞ と思って行動しているとしか思えないのである。
4月からの新年度予算には
リサイクルセンター建設へ
4億9413万7千円 が計上された
財源内訳は
国の補助金 1おく1945万5千円(3分の1)
借金 3億4880万円
一般財源(現金) 2588万2千円
である。
奥谷議員の指摘どおり 収集形態や、減価償却年限などの見積条件を統一すれば、東村山市の建設計画のほうがより高くなるかもしれないのに、
そうした正確な検討比較を議会で行わせないまま
施設建設に ゴーサインが出されようとしていることに
議会は待ったをかけるべきではないだろうか
予算審議の行方と予算へのこの部分での賛否も大きく問われる。