遅ればせながら、11月の厚生委員会の視察報告です。
視察2日目は民間の介護施設の取り組みでした。
委員長の大塚議員が、ぜひ行ってみたいと推薦した施設でしたが、
行ってみてビックリ、本当に目から鱗が剥がれ落ちる想いでした。
最寄の駅からタクシーで向かった先は山の上に立つ施設
外観は下の写真のように波板の青い壁の工場のよう
(写っているのは厚生委員会の委員です)
ここ? って思いながら入口を入りました。
職員に挨拶をし、様々な手続きを経て
さあ事業の内容を職員が説明してくれるのかと思いきや
職員が「○○さ~ん」と呼び出したのが利用者さんでした。
元は白バイに乗っていたとおっしゃるAさんが、案内役だったのです。
Aさんの後について廻ったのですが
まず大きなフロアに 色も材質も様々なテーブルが無数(見えた)に並んでいました。
施設のあちこちにある、利用者さんの持ち物を入れるタンスも
色も形も大きさも様々
Aさんが「これみんな貰い物」と一言
そこからがビックリの初めです。
そっか きれいな家具を並べることに気を使わなくてもいいんだ!
と言うことです。
次々に部屋を案内してもらったのですが
廊下が微妙に、またあるところは明らかに傾斜が付いています。
廊下を歩くときにも、負荷がかかるようになっていました。
利用者さんが、ご自分で歩いた距離をわかる工夫
頑張りが自分で確認できる工夫も
上の写真は、廊下にいろいろな長さの紐の先に筒が仕掛けられ、
どの高さのものにつかまることが出来るかがんばろうとでも言うのでしょう
こうしたどこでもリハビリができる工夫が、施設のあちこちにたくさんありました。
驚いたのは、我々がスポーツジムで見かけるマシーンが幾つも置いてあり、
利用者が自由(もちろんインストラクターの指導の下)に使っていたことです。
二階へは、エレベーターもありますが
階段があって、青春の道(?)とかいう名前がつけてありました。
これも利用者さんがご自分の訓練に、ご自分で決めて取り組んでいるそうです。
圧巻は、プールでした。
競泳が出来るようなプール(10m?以上?)が備えられ
歩行訓練に使われていました。
もちろんインストラクター付です。
私は、怪我が治っていませんでしたので
この施設の案内が終わったときには、とにかく疲れ果ててしまいました。
それぐらい ハードな施設だったのです。
このほかにも、料理教室やパソコン教室、手芸などの先生は
どこからかつれてくるのではなく、
利用者さんの得意な人が、他の人に教えていました。
給食のお茶碗の片付け、講師活動、視察の案内役など
請け負った利用者には園内通貨「ユーメ」が払われ
そのユーメで、多くのサービスを利用する仕組みも作られていました。
なにしろ、利用者はお仕着せのサービスでなく
ご自分の関心と興味に応じて、リハビリに取り組み
やりがいをもって、その身体能力を回復させることが出来ます。
利用者は登録で130人、毎日90人くらいの方がいらっしゃるそうです。
この利用者さんを支えているのは正職員48人、パート12人のスタッフでした。
あえて、段差も勾配も作り、
利用者が自分の希望で、諸活動に取り組む
しかも、やらされている感は一切なく、それぞれにやりたいことをやる
それを保障している 夢のみずうみ村 の取り組みは
やさしさって何だろう
バリアってなんだろう
あえてバリアを作る リハビリも有りなんだ
と痛感させるものでした。
Aさんがご自分の稼いだユーメで
私たちにコーヒーをご馳走してくださいました。
本当は辞退するところなのでしょうが
訪問者組一同 喜んでご馳走になりました。
視察2日目は民間の介護施設の取り組みでした。
委員長の大塚議員が、ぜひ行ってみたいと推薦した施設でしたが、
行ってみてビックリ、本当に目から鱗が剥がれ落ちる想いでした。
最寄の駅からタクシーで向かった先は山の上に立つ施設
外観は下の写真のように波板の青い壁の工場のよう
(写っているのは厚生委員会の委員です)
ここ? って思いながら入口を入りました。
職員に挨拶をし、様々な手続きを経て
さあ事業の内容を職員が説明してくれるのかと思いきや
職員が「○○さ~ん」と呼び出したのが利用者さんでした。
元は白バイに乗っていたとおっしゃるAさんが、案内役だったのです。
Aさんの後について廻ったのですが
まず大きなフロアに 色も材質も様々なテーブルが無数(見えた)に並んでいました。
施設のあちこちにある、利用者さんの持ち物を入れるタンスも
色も形も大きさも様々
Aさんが「これみんな貰い物」と一言
そこからがビックリの初めです。
そっか きれいな家具を並べることに気を使わなくてもいいんだ!
と言うことです。
次々に部屋を案内してもらったのですが
廊下が微妙に、またあるところは明らかに傾斜が付いています。
廊下を歩くときにも、負荷がかかるようになっていました。
利用者さんが、ご自分で歩いた距離をわかる工夫
頑張りが自分で確認できる工夫も
上の写真は、廊下にいろいろな長さの紐の先に筒が仕掛けられ、
どの高さのものにつかまることが出来るかがんばろうとでも言うのでしょう
こうしたどこでもリハビリができる工夫が、施設のあちこちにたくさんありました。
驚いたのは、我々がスポーツジムで見かけるマシーンが幾つも置いてあり、
利用者が自由(もちろんインストラクターの指導の下)に使っていたことです。
二階へは、エレベーターもありますが
階段があって、青春の道(?)とかいう名前がつけてありました。
これも利用者さんがご自分の訓練に、ご自分で決めて取り組んでいるそうです。
圧巻は、プールでした。
競泳が出来るようなプール(10m?以上?)が備えられ
歩行訓練に使われていました。
もちろんインストラクター付です。
私は、怪我が治っていませんでしたので
この施設の案内が終わったときには、とにかく疲れ果ててしまいました。
それぐらい ハードな施設だったのです。
このほかにも、料理教室やパソコン教室、手芸などの先生は
どこからかつれてくるのではなく、
利用者さんの得意な人が、他の人に教えていました。
給食のお茶碗の片付け、講師活動、視察の案内役など
請け負った利用者には園内通貨「ユーメ」が払われ
そのユーメで、多くのサービスを利用する仕組みも作られていました。
なにしろ、利用者はお仕着せのサービスでなく
ご自分の関心と興味に応じて、リハビリに取り組み
やりがいをもって、その身体能力を回復させることが出来ます。
利用者は登録で130人、毎日90人くらいの方がいらっしゃるそうです。
この利用者さんを支えているのは正職員48人、パート12人のスタッフでした。
あえて、段差も勾配も作り、
利用者が自分の希望で、諸活動に取り組む
しかも、やらされている感は一切なく、それぞれにやりたいことをやる
それを保障している 夢のみずうみ村 の取り組みは
やさしさって何だろう
バリアってなんだろう
あえてバリアを作る リハビリも有りなんだ
と痛感させるものでした。
Aさんがご自分の稼いだユーメで
私たちにコーヒーをご馳走してくださいました。
本当は辞退するところなのでしょうが
訪問者組一同 喜んでご馳走になりました。