房総半島、とりわけ内房の木更津や館山にかけて
戦争中のたくさんの遺跡があります。
特攻隊は戦争の悲劇として有名ですが
その他にも 終戦間際 様々な
今にして思えば陳腐な作戦があったようです。
海軍の特攻作戦では 訓練もそこそこに
行きの燃料しか積んでいない戦闘機で
敵の軍艦空母に体当たりする特攻隊などは日本中に知られています。
私は、昨年2009年8月9日の 長崎原爆投下に合わせて開かれる
原水爆禁止世界大会に参加しました。
その帰り、長崎空港で見つけた文庫本
今年は あらゆる書店で店頭に平積されていた
『0(ゼロ)』というタイトルの本を読みました。
特攻に出て、無駄死にを避けてきた隊長
いつもその航空技術で難を逃れ帰還していたその人が
部下の特攻機の異常に気づき、
それを取り替えることで
自分が戦争の犠牲になった
命を救われた部下は
隊長の家族を引き受け、慈しむ人生を送るが
孫たちが 本当の祖父の人生を発掘するというストーリーである。
是非一読を勧めたい
この特攻以外に
海軍の人間魚雷が有名である。
潜水艦から発射される人間魚雷
カプセルの中に 人間が入り 敵の潜水艦や空母に海底から体当たりして撃沈する事を目的にしている
この回天の格納庫も存在するのである。
房総の戦跡を巡り 勉強して
平和への願いを紡いで行きたいと思っている