知ってましたか?房総半島にたくさんの戦争遺跡

2010-09-29 23:56:04 | 平和
10月の土日 房総館山の戦争遺跡を訪ねる旅を企画しました。
房総半島、とりわけ内房の木更津や館山にかけて
戦争中のたくさんの遺跡があります。

特攻隊は戦争の悲劇として有名ですが
その他にも 終戦間際 様々な
今にして思えば陳腐な作戦があったようです。

海軍の特攻作戦では 訓練もそこそこに
行きの燃料しか積んでいない戦闘機で
敵の軍艦空母に体当たりする特攻隊などは日本中に知られています。

私は、昨年2009年8月9日の 長崎原爆投下に合わせて開かれる
原水爆禁止世界大会に参加しました。
その帰り、長崎空港で見つけた文庫本
今年は あらゆる書店で店頭に平積されていた
『0(ゼロ)』というタイトルの本を読みました。

特攻に出て、無駄死にを避けてきた隊長
いつもその航空技術で難を逃れ帰還していたその人が
部下の特攻機の異常に気づき、
それを取り替えることで
自分が戦争の犠牲になった

命を救われた部下は
隊長の家族を引き受け、慈しむ人生を送るが
孫たちが 本当の祖父の人生を発掘するというストーリーである。
是非一読を勧めたい

この特攻以外に
海軍の人間魚雷が有名である。

潜水艦から発射される人間魚雷
カプセルの中に 人間が入り 敵の潜水艦や空母に海底から体当たりして撃沈する事を目的にしている
この回天の格納庫も存在するのである。

房総の戦跡を巡り 勉強して
平和への願いを紡いで行きたいと思っている

ごみ収集有料化の財政効果=第二の税金ー決算審査よりー

2010-09-28 23:58:31 | 東村山市の政治、議会
H13年度から有料化されたごみの収集
予算・決算書では手数料・使用料収入の項目に掲載されています。

ごみ有料化の際の説明会で、行政と前市長は
繰り返し、ごみ有料化は第二の税金ではない。あくまでもごみの減量のための施策だと言って来ました。

しかし、昨今の状況をみると、明らかに第二の税金化した実態が浮かび上がります。
2008(H20)年度と2009(H21)年度で見てみました。
                  2008年度       2009年度
ごみ手数料収入    2億7219万4801円   2億7260万6666円
袋製造販売費        8490万1560円      8447万2059円
差引額          1億8729万3241円   1億8813万4607円
袋売上対経費割合       31%               31%

結局2009(21年)度で、純粋な売上高は 1億8813万4607円
アメニティ基金に積み立てた額は 1億7550万円
アメニティ基金を取り崩した額は  2億9490万9000円

貯金に積んだ額よりも引き出して使った額の方が多いということは
結局 ごみの有料化は、ごみの減量のためではなく
第二の税金として、ごみ処理費に注ぎ込まれていることを決算数値が示しています。

私の追及と今決算委員会の審査で
市長は
「福田議員に答えた通り、アメニティ基金は一般財源として使わざるを得ない状況になっている」と答えました。

財政が困難と言いながら、東村山駅再開発を実行してきたつけはここにも如実に表れています。

市民をだましてごみを有料化した経緯が決算審査で浮かび上がってきました。

11億円の黒字を出したのに189万円のアルバム代補助を出し惜しみ

2010-09-24 08:03:15 | 東村山市の政治、議会
決算委員会で子どもの貧困問題を質しました。
東村山市はお金がないと準要保護世帯の収入基準を
生活保護基準の1.5倍から1.4倍に引き下げ、
給食費や入学準備、移動教室や修学旅行などの就学援助を受けられない子どもが、60人も出ました。

また、卒業アルバム代補助4千円の支給を廃止したために、
473人の子どもたちのご家庭に影響が出ました。
小学校の卒業アルバム代の平均は12239円
中学校では 同じく 9451えんです。

憲法では、義務教育費は無償とする と定めています。
しかし、学校現場において保護者への様々で多額の負担が発生していることも事実です。
生活保護は受けられないけど、せめて教育費の保護者負担の一部は税金で補助をしましょうというのが“就学援助”です。

私は中学生の頃、母子家庭であったために修学旅行の費用を出せず、欠席しました。
今は、こうしたお子さんを出さないために、就学援助が行われています。
なのに財政難を理由に受給要件を厳しくし、受給者を少なくする。
アルバム代は法律で定められた補助ではなく、東村山市が独自に実施してきたものだから削っても良いと考える。
こうした考えそのものが、生活の厳しい子どもたちへの視線の冷たさを感じてしまいます。

473人の子どもに一人4000円の補助をするのに必要なお金は189万2千円です。

2009年度決算は、11億1700万円という多額の使わなかったお金(不用額)を出しています。市長は黒字決算を自分の手柄にしていますが、
その陰で、家計の苦しさと教育にかかる負担の強化に泣いたご家族がいらっしゃることを考えるべきだと思います。
せめてアルバム代の復活をと求めた私に、
教育委員会はその考えはないと答えました。
家庭の貧困が子どもの教育に大きな影を落としています。

東村山市内小学校で熱中症ー決算審査後ー

2010-09-23 10:31:33 | 東村山市の政治、議会
昨日で決算委員会が終わりました。

教育費の審査で、教室内のエアコン設置について伺いました。
この夏の猛暑は格別で
エアコンなしには過ごすことが出来ず、
エアコンを使用しなかったために高齢者が熱中症で死亡する事件も後を絶ちませんでした。

9月初め、有るお母さんから
教室にエアコンを せめて冷風扇をつけることできませんか?
という電話をいただきました。

そこで、教室の温度の実態を聞きました。
9月8日ごろの調査で、
軒並み30度以上 中には40度に達した教室も4校あったということでした。
答弁は、熱中症にかかったお子さんはいないというものでしたが
答弁が終わって、昼休みをはさんだ後

9月22日、まさに昨日
小学校で2名のお子さんが熱中症に罹ったらしいという報告がありました。

エアコンの設置は、23区は全て設置され、また設置が決まったのですが
財政力の弱い多摩市区はエアコン設置が遅れています。
エアコン設置を要求した私に、
お金がない、設置は考えていないという答弁が返ってきました。

学校にエアコンは贅沢だという考えがなかなか抜けないこともあります。
しかし、温暖化が進む今日、事は命にかかわる事態になっていることも事実です。
エアコン設置は考えないという答弁に
危機管理に対する認識の甘さを痛感しました。

普通教室へのエアコン設置を今後も粘り強く求めていくつもりです。

人類の目指してきた長寿社会を寿ぐ

2010-09-20 14:45:37 | 日々
敬老の日にちなんで
市では 毎年 13町で長寿を共に祝う会が開かれます。
今年は会場の都合で多摩湖町はお休みになったようですが

私は 富士見町の会場と野口町の会場にお邪魔しました。
両会場とも、大勢の77歳以上の高齢の方々が
たくさんご参加くださいました。

下の写真は 富士見小学校の和楽器クラブ(?)の児童の皆さん。
津軽三味線と、民謡で お祝いをして下さいました。
二部の出し物に先立ち、
お祝いの言葉が市長始め、私も述べさせていただきましたが
子どもたちからのお祝いのメッセージにとても感動しました。



富士見町は、桜花女学院の生徒たちの舞踏ロックソーランもあり、
とてもよかったのよ~と皆さんが口々に話しておられました。

お祝いの仕方は地域でとても特徴があります。
野口町では、化成小学校の2年生の合唱、鍵盤ハーモニカの合奏が会場に元気に響き、お年寄りを励ましました。

下の写真は、八坂神社のお囃子に合わせて舞う子どもたちです。
古い町らしく、伝統芸能のでお祝いをしていました。
獅子もでて、無病息災を祈ってくれていました。



この夏、行方不明長寿者問題が起こりましたが、
東村山市内では幸いなことに行方不明者はいらっしゃらなかったのですが、
それでも、
高齢期を迎えたみなさんが、周りの皆さんに支えられお元気でお過ごしいただきたいと思いました。

長寿社会は、人間が追い求めてきた社会です。
長寿を本当に喜べるものにしたいものです。

東村山市富士見町の広大な国有地に市民のための施設誘致を

2010-09-13 13:45:32 | 日々


上の写真は、東村山市内富士見町にある国有地です。
この土地には4~5年前まで戦前からの兵舎跡があり、多くの世帯が住んでいました。

老朽化によって、人々は他に移り住み、以来空き地になって、国が売りに出しています。
すでに、2ヶ所は戸建住宅地として分譲が始まりました。
しかし、上の写真のように、広大な敷地がまだ残っています。

今議会の一般質問で、この国有地を利用して、市内に不足している保育園や特別養護老人ホームを造ってほしいという声を聞いていますので、そんな質問をしてみました。
東村山市は、国にこの土地利用について意見を求められているというものの、保育所や特別養護老人ホームは、富士見町にはたくさんあるから作ることは考えていないといいました。

確かに、保育所は町内に2箇所、特養ホームも3箇所あります。
しかし、市内には、保育所待機児は認可外保育所にやむを得ず預けているご家庭のお子さんも考えれば300人を超えています。
特養ホームの待機者は971人。介護度3~5でも685人の待機者なのです。
それなのに、東村山には特養ホームはたくさんある800ベットもあるから足りている。特養ホームを誘致する気はないと所管部長は言うのだが、
しかし、7~8年待って入れないご家族にとっては足りていると言われても納得いかないのではないでょうか。

保育園も、お年寄りのための特養ホームも、土地があるところに誘致する計画を持って積極的に進めてこそ、市民のための福祉施設の整備が進むのではないでしょうかね~

子どもも、お年よりも 今困っているのですから・・・

第二保育園民営化撤回を求める請願審査より

2010-09-13 09:27:52 | 東村山市立第2保育園の民間移管について

第二保育園民営化問題の記事に以下のコメントが寄せられました。
公開にしたのですが、改めてご紹介したいと思います。

江戸川区で来年4月に民営化される保育園に通わせる保護者です。
読んでいて胸が締め付けられる思いでした。
ニコニコしながら 先生方の名前を出して話をする我が子をみていると、
本当に申し訳ないし、
なぜみんなでこんなに訴えているのに
延期さえも検討して貰えないのか
切なく悲しくなります。
どうしたらこの悲しみの連鎖を断ち切れるのか…
江東区では、この4月から民営化を担当する部署がなくなったそうです。
羨ましい。
でも引き続き頑張ります!
先生方、子ども達への愛情をありがとうございます!!
子ども達にとってどうしたらいいのか考えたら、
答えは1つしかないです。
ストップ民営化!!

先週10日、第二保育園民営化撤回を求める請願の第一回目の厚生委員会での審査が行われました。
第二保育園民営化については、市長が、H24年4月の実施を延期(1年)を表明しました。
しかし、民営化を断念したわけではないので、保護者の皆さんにとっては安心できない状態が続きます。

10日の厚生委員会の議論で私が注目したのは、
請願文にある
「子どもたちにとって民営化とはある日突然、大好きな先生たちが全員いなくなるということです」
という部分に違和感があるということでした。

保育に携わっている議員もこれを問題視することに驚きました。
「初めて親から離れて保育園に入る子どもはやっぱりショックを受けるが
それでも、プロの保育士の働きかけで慣れる」
「親の都合で引越しをして園を変わらなければならない場合だって有る」
「引継ぎ保育はあるわけなので・・・」
というものでした。

親の引越しで云々は、間々あって、その際もやっぱり、転園先の保育園になじめず、再度転園する児童も入るという話も聞いています。
自分を育ててくれている先生が替わるということは、それほど子どもにとっては心への負担が多いことであって、そういうことを例にとって民営化の問題の本質はそこではないということの議論には、子どものことを第一に考えればどうなのという気がします。

引継ぎ保育の間、子どもたちの認識は、先生が入れ替わるためになじんでおくためのものだという認識をしていません。
当然です。
新しい先生がいるんだな~という感覚でしょう。
ところが、民営化が実施されるその朝、昨日まで一緒に遊んでくれた先生たちがいないことに気づき、
毎日保育園に通っている内に、やっぱり前の先生たちはもう来てくれないのだということに気づき
保育園に行くのを嫌がったり、保育園での生活が荒れたりするようになるのです。
これは、民営化が行われた全ての保育園で起こっていることです。
こうした事情を理解せずに、
子どもは慣れると思っているとしたら大きな間違いを犯すことになるのではないでしょうか。

民営化された保育園の保護者は、子どもに申し訳ない、ごめんねと心で謝りつつ、
それでも保育園に子どもを送り出さなければならないことに苦しむのです。

第二保育園に我が子を預ける保護者の皆さんは、
保育園に入りたいのに入れないお子さんがいらっしゃることを考えれば、民営化もやむをえないのかという思いと、いや我が子を守りたいという思いの板ばさみで苦しんでいます。

そもそもそうした選択を保護者や子どもにせまる行政こそが間違っていると私は思います。

また、今の民営化は保育士の処遇の差を放置したまま実施されるから反対だ、民営化するのであれば給料の一律化などを決めるべきだということなのでしょう。

逆に、保育士の処遇を一致させるためであれば民営化は必要ありません。
民間の保育士の給料の低いのに合わせて、保育予算を削るために民営化をするわけですから、その議論は成り立ちません。

民営化は、子どもの処遇だけでなく、民間保育士の処遇をさらに危うくするということも、民営化をやってはいけない理由のひとつだと、私は思います。


去年度の税収、法人税がやっぱり落ち込みました-09(H21)年度決算より-

2010-09-09 12:25:52 | 東村山市の政治、議会
糸瓜、味噌汁で食べました。
あまり味はしないものなので、
娘たちは「これ何」と警戒をしながら一口食べていました。
感想はなし

さて、2009(H21)年度の決算が提出されました。
先月の、23日ごろから、決算書と首っ引きでデーター整理に終われました。
今は、決算委員会の質疑通告が終わってほっとしているところです。

市の収入の根幹である住民税
住民の皆さんの所得の推移を表すバロメーターですからやっぱりこれから報告を!

市税は以下のように分かれています。
市民税(個人、法人)=所得に掛かる
固定資産税=土地、家屋、機械などに掛かる
軽自動車税=原付バイクなど
タバコ税=タバコの販売実績に対して掛かる
都市計画税=下水道や道路整備などの費用に資するため、固定資産税と一緒に課税

この市税が2009年度はどうなっていたか(現年分)
          09(H21)年度  08(H20)年度比  07(H19)年度比     
市民税個人   95億4529万円    99.8%        100.7%          
市民税法人    5億8831万円     72.1%         56.4%
固定資産税   67億9882万円    101.1%        102.7%
軽自動車税       8153万円     104.3%        108.5%
タバコ税      6億1203万円     95.3%         85.2%
都市計画税   15億6834万円    100.8%        102.0%
市税合計    191億9432万円    99.1%         98.6%

以上のように、住民が納めた税金は、所得に掛かる税金、とりわけ法人税が大きく落ち込んでいます。
国の政策による景気回復、とりわけ個人所得が伸びることや、地域の中小零細企業の業績が伸びることなく地方の財政的自立はなかなか果たせません。

毎年の決算審査のたびに、年々落ち込む市民の所得や営業所得に、住民の暮らしに心を寄せて、セーフティネットを充実させることや、所得の低い世帯が加入する国民健康保険税の引き下げなどを要求していますが、行政を司る人々の頭はなかなか変わりません。
だからといって、あきらめるわけには行かないのではありますが・・・・  

糸瓜がやっと実りました

2010-09-03 12:16:16 | 日々

去年は、夏 苦瓜を植え、少し収穫しました。
この夏は、ふるさとの味覚 糸瓜の苗を2本買ってきて、プランターに植えました。

糸瓜は、我が故郷奄美では、若い内に収穫して、皮をピーラーで剥いて
輪切りにし、油揚げや鶏肉と一緒に味噌汁や煮物にして食べます。
東京に出てきて以来、食す機会が無くさびしく思っていました。

しかし、苗は植えたものの 花は咲けども実がなる気配も無く
なんで どうしてと 思いながら水だけはあげていました。

最近やっと花の根元が膨らみ
ヤッタ! と思っていたら、今朝大きくなったものを見つけました。
朝の出掛けのことなので、夕方収穫することにしたのですが
ちょっと 収穫の時期が遅いかもしれません。
もし食べられたら また報告します。

10数年ぶりの故郷の味を楽しみに




8月30日定例議会が始まりました

2010-09-01 23:16:43 | 東村山市の政治、議会
8月30日 第3回定例議会が始まりました。
開会日の30日、議員定数削減と議員の報酬削減の本会議での議決が行われ、
日本共産党は
議員定数を減らすことには反対
議員の報酬を減らすことには提案者として賛成をしました。
報酬を減らすことは 12月の期末手当より実施に移されます。

9月議会は、決算審査が行われる議会です。
8月23日に 議案が配られ、決算書も配られました。

早速、決算数値の経年変化などの資料作りに没頭
市税収入の結果は 住民の皆さんのくらしの実態を表すだけに注目すべき指標です。

作ったデータでみると
個人住民税(所得にかかる)は、H19年度96億 20年度97億、21年度97億円と横ばい状態。
しかし、法人税 H19年度10億、20年度81億、21年度59億 と、激減状態です。

市長は身の丈を増やすと、企業誘致で税収増を図る
そのために開発や大型道路建設を進めると言うのですが、

わが東村山市は、税収構造からいってもれっきとした住宅都市で、
個人所得を増やす景気対策をしっかりと進める以外に、
また、個人商店や零細企業の市内企業への応援対策をしっかりと進めてこそ
市財政を改善する道であると言うことが見て取れるのではないでしょうか?

そのように読み取ったか否かで、今後の市政運営の方向が大きく違ってきます。

東村山市は、落ち着いた住宅都市としての佇まいを守り、
福祉サービスを充実させ 住みたいと思えるまちづくりを進めることこそ
税収増のまちづくりへの道ではないでしょうか!!