18日の政策総務委員会で、
東村山駅西口の100mビルの中に10億円かけて買った市の公益施設、
フィットネスだか、 健康増進だか、
癒し空間だか
よくわからない施設を、
民間企業に丸投げして経営を任せる
「(仮称)東村山駅西口再開発公益施設」を指定管理者にする条例提案が
審査されました。
自民党、公明党、民主党の賛成
共産、草の根、地元の力の反対で 可否同数
結局、委員長(公明)が反対であったために、議案は可決となりました。
傍聴していて、思わず
「こんなことで賛成していいの~」と、不規則発言をしてしまいました。
傍聴していた市民はとても納得できなかったと思います。
与党の議員だって、ホントハ納得してはいけないものだったとおもいますよ~
日本共産党などの質疑で明らかになったのは、
この公益施設、結局、未だに何をどうするかが決まらず、
この際、行政曰く
高いノウハウを持った民間事業者に
改めて、この施設で何をどのように実施するのか、提案をしてもらい、
いくつかの事業者の提案した中から、
コンペで事業者を決定 し、
その提案に基づいて、購入器具や設備、備品などを購入し
その提案に基づいて、これらの施設の運営方法を決める いわゆる丸投げ方式で、民間企業に任せるものであるということが明らかになりました。
行政は、新たな施設を作るのに、どんな施設にするのかの具体的な内容も市民に説明できず、
その準備のための費用が幾ら掛かるのかも示さず、
更には、最大の問題である年間の施設の維持費が幾ら掛かるのかもはじき出さずに
ノウハウを持った民間企業に任せるというのです。
そもそも、行政が、住民サービスがどうあるべきか、
その費用は幾ら掛かるか、
財政が大変な時に、優先して実施しなければならない事業かの検討もなく、
ビル床の買取り先にありきで、購入し、
使い方はその後様々な苦労をしたけれども、
各部からは、利用計画が出ず、
結局、今の健康増進施設多やらも、はじめのコンテは、名前の明らかに出来ない民間企業に書かせ、
それが、結局最終案に居座ったというのが実態。
しかも、指定管理者でこの施設を運営するというが、
直営でやったら幾ら掛かるのか、
民間委託は幾ら掛かるのか などの財政的な検討もせずに
行政で決めたというのです。
こんなバカな話がありますでしょうか?
9000万円、1億2000万円、7700万円、5000万円
色々な数字が並びましたが、
私の一般質問には、この行政の試算した内容については答弁を拒否しましたから
本当の数字かどうかは眉唾ものです・・・
そもそも、施設そのものが一体どんな施設になるかハッキリしていないのに、
管理だけは民間に任せることにし、
その運営も、民間に自由にやらせる。
つまり、
東村山市が、100メートルビルのこの床を買う必要はなかった、
ということも、重ねてハッキリしました。
自分達の答弁で、市民に説明の付かないことになっている、
墓穴を掘っている
こうしたことに気が付かない幹部職員がいるっていうのもね~
しかもですよ
そもそも、始めの計画を書いた事業者(市は名前を絶対公表しない)が、
今後、この施設の指定管理者に名乗りを上げ、
この事業の受け皿になる道が100%残されているというのです。
これって大問題ではないですか
プロポーザルという方式で、競争性も一切ない、公平性、客観性を保障されたという証明が出来ない
こんな笊(ざる)みたいな、業者選考を、
市民の税金で事業を行う自治体がして、許されるのでしょうか
行政が繰り返し答弁をし、強調したように、
行政にノウハウが無い事業を、
初めから民間事業者でなければ出来ない事業を、
わざわざ行政が行うのは、一部の人のための利益を保証するタメではないでしょうか
事実、ビルのマンションの宣伝パンフなどには、
3階部分の、健康増進施設、リラクゼーション施設などが売りになっており
自分達の居住空間の足下に公益施設のあることを
最大に活かし、販売促進に繋げようとしています。
100メートルビルの公益施設は、
市民のための物ではなく、マンションの販売促進のためであることは事実が証明しています。
こんなことは、政策総務委員会の質疑、これまでの議会の質疑で明らかになっているのに、気が付かないフリをして、大いに理解を示す
自民、公明、民主の議員は
本気で、税金の使い方をチェックするつもりはない
と、 拝察しました。
今度も、市民の税金のムダ使いに道を開く議案が、
質問にまともに答えない、まともな議会審査も経ず、可決されてしまいました。
10月17日の本会議で、議員一人一人の賛否が問われます。
注目してください。