カシラダカ  多摩湖にて

2018-01-13 14:31:37 | バードウオッチング
1月11日 多摩湖へ
去年の同時期 ルリビタキ に会ったことを思い出したからだ。
しかし、思い立ってから
年寄りのためにお昼を準備して・・・とやっていたら
結局お昼になってしまい
ルリビタキには会えずじまい。

いつもは容易に目につくコゲラも
声はするが、姿は木の梢の高いところに居て
中々探せない。

仕方がないので帰ろうと出口に向かったところで
カシラダカに出会った。

東村山の多摩湖のシンボルとなっている取水塔
この日は入口付近の小高い丘の上から撮ってみた。

下の写真がカシラダカである。
この前後に 
枝先に止まっていたり、
北川の源流となっている堰の堤に止まっていたりする
ツグミを撮っていた。

そのついでに遠かったが何気なくシャッターを押したのが
下の写真だ。
パソコンで何という鳥か調べてみるつもりであった。

まず初めにカシラダカだと分かったのは最後の写真である。
ツグミにしてもムクドリにしても
頭の逆立ったカシラは説明がつかない

もしやカシラダカ?
あった 図鑑で確認。
胸が白い、胸元のまだら模様がある
という図鑑に拠った。
そして その特徴は 冠羽(カシラの羽)がたっていることによる。
しかし、それは時々であり、常ではないらしい。
従って、冠羽がたっていた写真だからそれとわかったが
そうでなければ ホオジロと間違えたかもしれない。

カシラダカは スズメ目ホオジロ科に分類される。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは、2016年から危急種(VU)の指定を受け、
日本の高知県で、準絶滅危惧(NT)の指定を受けている
そうだ。
この写真が一番分かる。
何だかきかんきそうな顔をしているように見える。
緊張すると頭の羽が立つそうで
この時も カメラの気配に緊張していたのかも

こうして徐々に見分けがつく鳥が増えていく。

今年も新しい出会いをした。

フナンギョ(舟行)の滝 

2018-01-10 11:21:07 | 故郷 奄美大島
国道58号線を空港に向かう。
道路沿いに フナンギョの滝 という看板が。
「行ったことある?」
「いや ない」
「行ってみようよ」
「そうする?」
と妹たちと衆議一決。
道案内の看板に従って集落の奥へ奥へと進む。
駐車場らしきちょっとした広場があって
そこから先は徒歩らしい。

車を降りたって
進行方向に目をやると 見えた
滝だ❢❢

山と山の谷になっている辺りに 遠く 小さく 流れ落ちていた。

ヒカリヘゴの立ってる間を縫って歩を進める。
道はあるにはあるが、石がゴロゴロでとても歩き易いとは言い難い。
しかも、当り前だが 登り坂なので息切れもする。
途中で山肌から流れ落ちる小さな流れも見つけた。
雨量の多さが分かる。

まだ?
もうチョット?
と泣き言を言いつつ歩くこと20分(?)
滝が見えた。

水量も多く
上からほぼ真っ直ぐに落ちてくる。
落差は不明である。
滝のすぐ下には橋があり
その橋をくぐって下流に流れている。






滝の下流である。岩がごつごつして荒々しい感じがする。


フナンギョの意味は何だ
と思いつつキョロキョロしたら
看板があった。

舟行 と書いて フナンギョ と読むらしい。
舟は 方言で ふねぃ と発音する。
昔、舟を作る大きな木を伐り出し 川で下流に流して運んだらしい。
つまり 
舟を作る木を伐り出すところにある滝
という命名らしい。
奄美の観光地には よくカタカナで名所が書かれている。
これは 方言を 表記したものだと思っていた方がよい。

マテリア=カトリック由来? 否 方言だった

大和村の名所に マテリアの滝 というのがあった。
カトリックとかに関係する地名なのかと思ったら
行ってみて 滝を見た母が
「ああ これは まてりゃ だわ」
という。
滝壺の上が ぽっかりとあいて 太陽の光がさしていた。
つまり 
真(マ)天(ティン)から太陽の光(ティリャ)がさす滝 
の意だというのである。
カタカナで書いてあると名前の来歴が分からないのが奄美の名所だ
という話。

さて、話しは戻って
帰り道
クワズイモの花が咲いた後を見つけた。
クワズイモは観葉植物として出回っているが
奄美ではバス道路などの道端でもよく見る植物である。
しかし、あまりまじまじと見たことは無かったが
花らしきものが目に入り立ち止まった。
初夏に仏炎苞の花が咲くという。つまり水芭蕉のような花である。
植生としては熱帯・亜熱帯地域で
日本では四国南部から九州~琉球列島に分布するらしい。
初めて花が咲くと分かった。

最後がサネカズラの実である。
常緑の蔓性の植物である。
花はあまり目立たないが 
果実はゴルフボール位に大きく赤いので目につく。

奄美に帰るたびに新しい名所を知る。
ふるさとを如何に知らなかったがわかると同時に
奄美は本当にいいところだと更に実感するのである。

夏の忘れ物

2018-01-09 01:53:05 | 日々
7日 買い物がてら 玉川上水駅から上流に向かって歩いた。
よく行く上水沿いの道だ。

あまり時間がなかったので、
駅から次の橋までの間で折り返すことにした。
が、上水沿いに歩くのは普通なのでチョット外れることにし
国立音大の大学に沿って玉川上水駅に向かうことにした。

大学はもちろん冬休みなので人影は見えない。
しかし、格子のような塀なので中の植わっている木々は見える。
塀に沿って歩きながら
椿のつぼみがまだ固いな~などと考えていた。
ら、
何と セミの抜け殻が椿の葉についていたのを発見してしまったのである。

思わずというか躊躇なくというか
カメラを向けた。
チョット不審者かな~ と思ったが
この景色の魅力には勝てない。

で、下の写真である。



夏の間は そこらじゅうの木々や草の枝などに
セミの抜け殻はくっついている。
しかし、冬になっても葉っぱにくっついたままであるとは考えたことが無い
というか 今まで見たことが無い。
セミの抜け殻は 何をきっかけに姿を消すのだろうか
と改めて考えてしまった。

夏の忘れ物は他にもあるのであろうか?

保育士を派遣にして人件費を下げる規制改革推進? バカじゃないの❢

2018-01-07 18:49:10 | 政治


今日の赤旗の2面に掲載された記事である。
安倍首相の規制改革推進会議で
保育事業を展開している派遣会社の幹部が
「派遣の保育士を推進する動きがあれば、保育士の確保がやりやすい」
と言ったらしい。
そして
「人件費が下がる」
とも。
そしてその方向は推進会議の答申に反映されたとか。

この記事を読んで、とっさにバカ言ってんじゃないよと毒ずいてしまった。
人権費を下げるために保育に派遣の保育士?

少子化が国難と言いながら
子育てを支援する保育事業のコストを下げるために保育士を派遣にする?
首相のご友人には莫大な税金を惜しげもなく投入するのに?
子どもを育てる保育のコストは、規制を緩和して削減するの?

怒りしかわいてこない。

多くの保育士は
今でも十分安月給で、長時間労働という現場で保育をしている。

大学を卒業して、保育現場に就職を希望しても安月給だから人が集まらないのである。
保育現場で働く保育士や
保育園に入りたい保護者達の願いにも逆行する発言である。

12月の娘の結婚式で、娘を教えた教授が
「ピアノを弾けない友人の練習を助け、そして一生懸命勉強していた」
と祝辞で述べてくれたことを思い出した。
その時は、ずいぶん持ち上げてくれたな~と思っただけであった。
が、
娘たちは確かに、保育士となるための必修科目であるピアノを共に必死で練習し、
保育原理やその理論を学び、
将来保育現場で接するであろう子どもたちのために、
力をつけようと切磋琢磨しながら必死で勉強して、
保育士の資格を取ったのである。
今、大学や専門学校で学んでいる保育士の卵たちも同じように必死の努力をしている。
教授のあいさつはそのことを語っていたのだと思えてきた。

それなのに 保育事業を営む事業者の幹部が
自社の利益のために保育士を派遣にし、人件費を下げる
というのである。
すでに、小規模保育所の保育士は正規職員でなくてもよいとか
子育てを経験していればよいとか
規制緩和が大幅に行われ、結果として安月給が横行してきた。

利益を生み出すことを目的とする事業者が
保育事業をやっても良いと規制を緩和した政治こそ是正されなければならない。

ホソバワダン ホノホシ海岸にて

2018-01-05 19:06:36 | 故郷 奄美大島


これまで浜辺でよく見ていた花である。

ニガナやジシバリに似ている。
が、それらの花ではないことはわかっていた。
けど、これまで あまり気に留めていなかった。
が、オキナワギクやイソノギク を見分けるのに
図鑑を繰っていて
ニガナではないなら何だと気になり、調べることにした。

奄美の植物を集めた図鑑や山渓の図鑑を繰って
似た花を探す。
同じようなものが多くて中々探せない。
奄美の図鑑でほぼ特定し、合わせて山渓の図鑑で確認。

ホソバワダン であるらしいことが分かった。

キク科 アゼトウナ属 ホソバワダンである。

山渓のハンディ図鑑によれば
西日本の海岸の岩場や礫地に生えているという。
まさに
ホノホシ海岸の岩場、礫地に生えていた。

秋から冬の掛けて咲くらしい。

一面に群生するわけではないが
一群れ(?)に咲く花数と黄色という花色で
結構賑やかというか華やかに見える。






細葉 というからには細葉でないワダンもある。

似たような野草を細かく観察し、違いを見つける作業の後に
足元の草花の一つ一つに名前が付けられている。
先達の仕事に思いを馳せる。

多摩湖行き2 ジョウビタキ

2018-01-03 10:59:09 | 日々
新年恒例1月2日の多摩湖行き
パートⅡ

上堰堤についたが 新たな堤体強化工事とかで工事用の柵が。
エ~ と思い 眺望を望めない湖畔の路を辿っても仕方ないかと思ったが
車道を通るのは危険なので・・・
と 森の方から鳥の声
じっと立ち止まり 目を凝らすと ヤマガラ?
いや、ジョウビタキであった。














3時間歩いて帰り着いたら右足付け根の右外側関節に激痛
ゆっくり歩いていたのに何故?

歳か~

今年は少しは運動しよう❢

新年恒例多摩湖行き

2018-01-02 20:53:20 | 日々
毎年 1月2日は多摩湖へ写真撮影に行くことにしている。
目当ては 鳥である。
今年も出掛けた。
堰堤の上は 風が強く 12時にも関わらず寒いこと。
一瞬引き返したくなった。
今日はどこを回ろかと思ったが、とりあえず一周することに。
多摩湖に向かって右回りに歩いた。

やはり初めに目につくのが富士山である。
今日は風があるのでくっきり見えた。




中空に上った太陽の光が湖面に輝いて美しかった。


何の気か知らないが
樹上にヤドリギが見えた。
葉を落とした気が 空に葉脈のように見えていた。

今日は一周するのに3時間半かかった。
今、右足の付け根が痛い。

運動不足の最たるものである。

反省❢❢