成人式ってなんでしょうか

2008-01-16 00:50:51 | Weblog
成人式の記念品が無かった!
東村山駅西口再開発にお金を使っているからと新成人が言っていた!
情けない、議員の皆さん恥ずかしくないですか

こんなコメントが寄せられました。
記念品のことは、こんなものまで削ってと、腹立たしい気持ちは大いにあります。
そもそも記念品は、市内の障がい者が作ったものを使っていました。
これを辞めたことによって、障がい者の作ったものがそれだけ売れなくなったということもあります。

しかし、問題はそのことでしょうか、

私の娘も、昨年二十歳になりました。
日本の衣服の伝統である和服、成人を記念して訪問着をサイフと相談して作りました。振袖(中古)と訪問着で記念写真もとりました。
が、娘は成人式への参加は拒否しました。

私も、議員として幾度も成人式に参加しましたが、
わずかの時間、市長と、教育長と、議長の、『年金払え』『選挙に行け』『親や恩師、地域の人々に感謝しろ』
と、毎年判で押したような、説教を聞くための成人式なら行かなくてもいいと
強いて進めませんでした。

これまで行政は、いまはテレビで有名なお笑いタレントも呼んで、式場に入って貰おうと躍起の努力を重ねてきました。
しかし、当時私立学校の講堂を借りて実施していた成人式は、友人との再会が主目的であり、式場が満杯になることはありませんでした。
式場に入ったら入ったで、
着物姿のお嬢さんたちは、ショールはアクセサリーとでも勘違いしているのか、式の間中肩に羽織ったまま、
式の間も、来賓(市長、教育長、議長)が話しているのに、隣同士のおしゃべりに夢中で、
会場はざわざわと耳障りな声。
新成人の決意(?)も、参加者の知らないところで決まっているからおしゃべりはやまず。
とにかく 聞いてもいない人々に向かって、順番に挨拶だけは終えて式は終了。
とかく問題が発生した他の地域の成人式と質的には変わらないものでした。

私は、こんな成人式はやめた方がいいと思います。
だから、ここ数年、参加していません。

今日、18になる娘が言いました。
成人式って何なの、
問われて考えてしまいました。

皆さん、知っていますか?
働きはじめたら、15歳でも税金は払わなければなりません。
18歳になったら、法律的には、一応子どもではないとして、罪も、成人並みに問われます。
青少年とは、法律上は18歳未満です。
ところが、選挙権だけは20歳を過ぎなければあたえられない。
だから、選挙権が発生したというだけのことで成人なのでしょうかね~

エッツ!「年金に加入できるではないか?」

とんでもありません。
年金は、加入できるのではなく、強制的に加入させるようになったのです。
働いて初めて年金に加入し保険料を納めればよかったのを、
年金財政が窮迫してきたからと、働いていなくても、無収入でも、
20歳になったら払え、親の責任で払えと、改悪されたのであって、
国民の、ましてや新成人の年金権を考えたからではありません。
成人式って意味あるのでしょうか、分かりません。

私は、成人式が本当に意味のあるものになるには、今のあり方を変えるべきだと思います。
新成人の中から実行委員会を募って、本当に自分達でやりたい成人式にしたらいいではありませんか!!
これを幾度も提案しましたが、行政は、その考えは無いようです。
他の地域では、普通にやられているのになぜでしょうか?

昨年、財政破綻した夕張市で、市にお金が無くて成人式ができない
子どもたちが自分達でやろうと計画し、全国から応援の募金が寄せられ、実施できた。
お金が余ったので、翌年の後輩達のために残した。
こんな報道がされました。
ここには、成長した若者の大人としての自覚が立派に現されています。

そんなこんなで、今年も成人式には参加しませんでした。

記念品の問題はともかく、成人式に参加して、どんな事を思いましたか?
後輩達に、どんな成人式を準備してあげたいと思いますか?
それをぜひ伝えてあげてください。

年明け早々の痛ましい事故に怒っています

2008-01-07 14:13:38 | Weblog
年明け早々、火事のニュースが相次いでいます。
いずれも、悲しい出来事で なぜ? の思いは尽きません。
その中に、高齢者の焼死の報道がありました。

年越しの蕎麦を食べようとコンロに火をつけ、それが衣服に引火して…
というものでした。
ニュースを聞きながら、「年越し蕎麦やおせち料理は福祉で配食していないのかね」と考えてしまいました。

カナリの高齢者だと言うことでしたが、一人暮らしなので、
介護サービスは受けていなかったのか
ヘルパーさんの派遣は?
食事の宅配サービスは?
などなど気になりました。

そんなことを介護の仕事をしている友人と話していると、
年末年始は介護サービスの事業所も休みだから…
ホームヘルパーも来なかったかもね
などの話が出ました。

否応無く65歳以上全員加入、保険料は年金から天引きの、介護保険が導入されました。その目的は、こうした痛ましい事故をなくすことも一つだったのではないでしょうか?
それなのに、介護度の認定を受けなければヘルパーも派遣されず、
要介護の認定を受けても、家族が同居している場合はサービスが受けられず、
日中独居の高齢者にも介護サービスは保障されない。
介護保険料は激変緩和策が必要なほどの大幅な値上げがされました。

介護疲れの殺人も後を絶ちません。
今日もニュースで看護士の娘さんが介護中のお母さんを殺したという報道をしていました。

こうした悲惨な事件をなくすには、
介護サービスを、誰でもが、お金の心配をすることなく、独居であろうが、同居であろうが、本当に必要なサービスを受けられるようにするしかありません。

高齢者の介護は、育児と違って、先の見えない不安にさいなまれやすい仕事です。
家庭で抱え、一人で介護に当ると心も疲弊してしまうことがあるでしょう。
それを、社会的に応援する役割を果たせる制度改革が必要です。

一方、介護の仕事を職業とする、生業とすることも大変困難です。
介護報酬が低く、ヘルパーなどはほとんど正職員はいません。
一件当り幾らで報酬を受け取ります。通勤(介護先への)時間は労働時間にカウントされないので、一ヶ月の収入も低いのが現状です。
施設に働く介護福祉士も、夜勤もある重労働なのに給料が低く、暮らせないと、辞めていく若者が大勢います。

こうした実態を話し合っていくうちに、
介護のような、福祉の仕事、利益を得てはいけない、こうした仕事はやはり公務労働がふさわしい。そうして、働く人を増やして、24時間介護サービスを実施できれば、悲しい事故や事件はもっと少なくなるのでは…
と言う結論になりました。

この4月から、後期高齢者医療が制度が始まります。
与党の自民公明は、選挙もにらんで、
特定の人々の保険料徴収を見送るとか、小手先の緩和策を打ち出していますが、
この制度も、高齢者を苦しめる新たな頚木になることは間違いありません。
あらゆる階層の国民が、それぞれの生活の中で苦しめられています。

やはり政治を変えなければん~と痛感した年明けでした。 

学校図書、努力もしているのです

2008-01-01 04:19:21 | Weblog
新しい年、2008年が明けました。
世界の各地はどのような新年を迎えたでしょうか!
ブット元首相の暗殺に始まったパキスタンの混乱、新年早々、パキスタンの人々にどんな犠牲が出ているかを思うと、眉をひそめざるを得ません。
21世紀こそ、地球から戦火が無くなるようにと願ったのに、
アメリカが始めたイラク戦争、テロ掃討を口実にしたアフガニスタン侵攻と
戦渦は広がる一方です。
犠牲になっているのは、どこでも、一般国民、子どもたち、罪のない人々です。
報復で、平和は訪れないことは現時点の世界の様相が示しています。
こうしたときに、平和を希求し、戦争のための軍隊の保持も拒否した憲法9条を変えようという動きがなくならないのはなぜでしょうか。
国際貢献のためだとか・・・

私は、どんな事があっても、憲法は守り抜いてこそ、日本の国民も幸せ、世界の平和にも貢献できると考えています。
私に出来る些細な国際貢献です。

話は変わって、学校図書室のことで、またコメントを頂きました。
学校の図書室に、ご自分の20年以上前の大学の恩師の書籍があって・・・
と言う内容でした。先日のコメントをご覧下さい。

萩山のオヤジさんのおっしゃるとおり、
私達日本共産党東村山市議団も、学校調査を行った6年ぐらい前、
図書館も見せていただき、驚きました。
科学的な読み物が、70年代発行の図書だったのです。
科学は日進月歩です。
文学作品ならともかく、科学の読み物が、しかも調べ学習に必要な図書が
30年も前の発行では、役に立ちません。
ビックリしました。
これは偏に、学校予算が十分に配分されないことによります。
それ以外には考えられません。

先の方にお答えして以後、たまたま中央図書館の館長さんにお会いしました。
その際、記事のことを話してみました。

館長さん曰く、
「努力の内容をわかって記事にしてくれたのかな~」と、
学校図書室の整備のために、市立図書館の司書の方々が応援しているそうです。
日常的には、学校に入り込むわけではないものの、
専任の司書教諭は配置されておらず、保護者のみなさんが応援したいと願っていることに対して、
応援のための講座を開いて、取り組んできたといっておられました。
「学校と、社会教育の分野との違いはあっても、
図書館の専門家として、できる限りの応援をしたいと思っている」
と話しておられました。
東村山読書計画も、努力しておられるようですので、
また、お聞きして報告します。

行政改革で、これ以上、子どもたちの教育予算をどの部分であっても削るのは辞めて欲しいと思っています。