今日は60年前に奄美、沖縄、小笠原を米国に差し出した屈辱の日

2013-04-28 22:10:28 | 政治
自公政府、安倍首相は
今日サンフランシスコ講和条約発効60年を記念し
主権回復を祝う式典を強行
(沖縄県知事も開催中止を求めていた)
天皇も出席をした。

沖縄県では抗議の集会が行われた。

私は、今日、東村山市青葉町の9条を守る会から要請され、
奄美大島出身者として
奄美の復帰の取り組みについて話をさせていただいた。


もちろん当時のことを体験したわけではないから勉強した

その中で、奄美、沖縄、小笠原を切り離した経緯が時間軸でわかった

米軍が沖縄に上陸、その時から奄美も大空襲にさらされた
沖縄が占領された直後、奄美も米軍の占領状態に
1945年4月にはすでにアメリカは南西諸島の占領を宣言している。

そして、1946年2月2日
北緯30度以南を日本の管轄から除外するという
いわゆる二・二宣言なるものが発せらた
つまり、米軍が支配すると宣言したのである。

この要求に対し 当時の日本政府は何の異議も唱えないのである
それどころか 時の天皇は、1947年9月
「アメリカが沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう希望」
したのである。
そしてその期間を50年あるいはそれ以上としている。

これは1979年、復帰後沖縄から選出された
瀬長亀次郎代議士の追求で国会で明らかにされた
もちろん当時の奄美や沖縄の人々が知る由もないことである。

アメリカは、沖縄を中心とした占領政策を実行すべく
連合国としての全面講和ではなく
日米二国間での講和条約締結を進めるのである。

こうした準備が進む間も
わが奄美では、占領軍による経済対策などで
生活物資の値上がりなどくらしがますます困難になり、
食べるものがなくて
飢饉の時のために畑の畔に植えているソテツの幹を削り食べることまでしていたという

奄美ではこうした占領政策に抗して
祖国復帰運動が全島を挙げて行われる

小笠原、沖縄の返還もそうだが
これらの祖国復帰は
日本政府の努力によるものでは決してない
祖国復帰を願う
島々の住民の血のにじむような
いや文字通り、米軍との弾圧に対し
命を賭して闘い続けた
住民の力によるものである。

沖縄返還後当時の自民党総理大臣がノーベル平和賞を貰ったが
今も基地被害に苦しむ沖縄の人々の困難を生み出したのが
1972年の基地付き、核兵器付き返還であったことは間違いないことである。
ノーベル平和賞の質を疑うものである。

私の父親や伯父も復帰運動のさなか
米軍に逮捕されたという事実も聞かされていた。
これらの被害に対する日本国政府の償いはもちろん無い

1951年、日米両政府は
軍事占領が続く北緯29度線以南を
日本の領土から切り離し
米軍の信託統治とすることを第3条でうたった
サンフランシスコ講和条約を日米安保条約と共に締結した。

そして、その条約は1952年4月28日発効。
主権回復どころか、
日本の歴史的領土を売り渡した
主権を侵害された屈辱の日である。

それを祝う日とする安倍首相は、
本国と切り離され
新しい憲法も及ばない暮らしをさせられた奄美、沖縄、小笠原の
そして、未だにその支配に苦しむ沖縄の人々の苦しみを
全く理解しない、否 する必要があるとも思っていない
首相たる資質に欠ける人であると言わざるを得ない。

マスコミの祝賀式典の無批判での報道にも呆れかえっている。

青葉町の会では
沖縄出身のカーミーズが故郷沖縄への思いを込めて歌ってくれた


故郷の 
戦場となり命を失わされたたくさんの同胞の
未だに基地被害に苦しむ人々への
思いがこもった歌声に涙が溢れそうになった。

結局株式上場と配当のためじゃないの?

2013-04-18 13:26:51 | まちづくり
昨日、西武ホールディングスとサーベラスのTOBの状況をインターネットで見てみた。
確かに、公開買付の計画書には西武5路線の廃止は書いていない。

しかし、
サーベラスはいち早い株式の上場を目指し
西武は
「早期における良い形での株式上場」を企図している
ということらしい。

言っていることのどこに違いがあるのか分からないが
それでも
とりあえず
西武の側は路線廃止はダメといっているが
サーベラスは
書簡であろうが 不採算事業の整理を示唆していた事実はある
ということに違いがあるのだろうか

いずれにしても
儲けを確保するために
不採算事業の整理も辞さない企業倫理と

それを法律で保障した国土交通省の法改悪が
今後大きな障壁となって地域住民の前に立ちふさがることは間違いなく
その障壁を排除できるのは
沿線の地域住民の共同した力であろうと思う。

今朝、八坂駅で
この間の取組についてのチラシを配った

しかし、多くの人が無視して通り過ぎた

路線廃止が提案されてからあわてて声を上げても遅いのだ
今から みんなで声を上げ
提案ができないようにしなければ…
と、私は思う。

西武鉄道問題で国交省から聞き取り

2013-04-17 13:12:50 | まちづくり


西武ホールディングスに対する
投資会社サーベラスの株式公開買付に伴い
西武鉄道の採算割れ路線の廃止が俎上に上っている
とマスコミ報道がなされました。

寝耳に水

昨日国会で
笠井亮衆議院議員の紹介で
国土交通省と金融庁の担当所管から
現在の状況などについて聞き取りをしました。

尾崎あや子さん、吉良よし子さん
他の関係する自治体の共産党議員
東村山市議団は4人全員が参加

国土交通省は
今、廃止が問題になっている訳ではないので
注視をしている
と説明
また路線の廃止は企業が判断すること
今は、住民の皆さんの運動が大事では
とも

金融庁は
株式の公開買付(TOB)について

届出書提出(サーベラス)

意見表明報告書の提出(西武ホールディングス)
 公開買付への意見表明
 買付者への質問

質問への回答書提出(サーベラス)

再質問書(西武ホールディングス)

など、
情報開示がなされている
透明性と公平性が担保されるよう注視している
金融庁としてそれ以上のことはできない
と説明

鉄道事業法改悪のつけが

鉄道事業法が改悪され、路線廃止は
届出のみでOKとか
(ありえない)
その後、関係自治体などで代替交通など関する地元協議会を作り
1年間で代替交通を決め
路線は廃止される
のです。
代替交通を確保するための協議会は
国土交通省の責任で設置されるとか

しかし、いずれにしても
5路線の廃止は絶対に許さないという
地域住民の意思の表明が重要らしいです。

東村山駅に特急が止まると
浮かれている場合ではなかったんです!!


持ち株会社 や 投資会社の公開買付
ということの弊害を学びました。
利益を上げ、株の配当を上げるために
国民生活を困難に陥れることも辞さないのですね

原発なくすリレートーク

2013-04-17 13:02:41 | 原発問題について
4月14日 日曜日 3時から
久米川駅で
原発なくそう!東村山の会 で
リレートークを行いました。

会では
様々なイベントを行っていますが
定期的な行動をしたいよね
という話し合いで

毎月1回 第3日曜日に行ウことにしました。
でも、4月は都合で第2日曜日に

なかなか会員以外のかたのトークはありませんが
続けることが大事と思っています。

この日は、6~7人がトーク
私も、中々収束しない福島原発事故の実態や
土曜日の地震のことなど
関連して話しました。

終わりごろに
福島のいわき市に住んでいるという女性が
署名のために寄ってきてくれました。
娘さんが大学進学で東村山市内に住むことになったそうです。

こんなこともあるから
やっぱり続けることが大切ですね!!


奄美の祖国復帰運動の歴史を勉強中です

2013-04-11 12:38:50 | 故郷 奄美大島
今 ある事情があって
奄美大島の祖国復帰の運動の歴史
を勉強しています。

今年は 日米講和条約が締結されて
60年になります。

政府は、
日本の主権が回復した日
として 祝賀式典を行う計画です。

しかし、
ちょっと待った!!!
と言いたい。

日本の主権は本当に回復されたのか
平和と民主主義は回復されているのか
日本の国のことを
本当に
日本の政府が独自に決めることができているのか

そして何よりも
奄美や沖縄や小笠原を
アメリカの対日要求に従って切り離したうえでの
サンフランシスコ条約と
日米安保条約を発酵させたのです。
この日を本当に
主権回復の日として祝うのか
と言いたい。

おりしも沖縄では
米軍基地の撤去を求めて島民が
必死の運動を続けているのに
その願いを踏みにじり
今度も
アメリカの要求を最優先に
辺野古への基地建設を押し付けようとしている

そんな自民党政府は
国の主権を実現するということが
本当に分かっているのかと
言いたい。

未だに外交も
日本国内の米軍基地の廃棄も
アメリカ政府の顔色を見ているのに…

点字ブロックの意味 視覚障碍者と踏み切り2

2013-04-08 11:13:31 | まちづくり
前回の続きです。

5日は 同じくとの管理する
多摩湖自転車道 についての苦情もお聞きしました。

多くの市民が利用する多摩湖自転車道(遊歩道)は
自転車の利便性をよくするために
車止めを あちこちで外しています。

そのために視覚障害者の歩行が困難になっています。

車止めは、本来自転車道と一般道が交差する位置にありました。
視覚障害者は、その車止めを確認して
車止めの先は 一般車両が通る道路であることを確認します。

それを外すのだから
自転車道と一般道路の区別がつかなくなってしまうのです。
せめて 点字ブロックでその境を示してほしいと
視覚障害者の方々はおしっやるのです。

当然といえば当然です。

道路行政の専門家たちが
バリアフリー法が施行されて久しいのに
なんで苦情を言われるまでそのことに気がつかないのでしょうか?


上の写真は
多摩湖自転車道と線路が交差している部分です。
ここも車止めが撤去されています。
分かりにくいかもしれませんが
線路は道路に対して斜めに走っています。
従って、踏み切りも斜めです。

今は老朽化した点字が
この線路と平行に設置してあります。

この点字ブロックの誘導する方向の通りに歩くと
線路内に転落することになるのです。
つまり通路を外れる方向に点字ブロックで誘導されることになります。

この踏み切りの場合
正しい点字ブロックの設置方法は

道路に対して直角に設置することです。

そうすれば、
点字ブロックのしめす方向にまっすぐに進むことで
踏切を抜け
反対側の歩行者道路に行き着くことができます。

点字ブロックの持つ意味を考えれば当然わからなければなりません。
点字ブロックは付ければよいというものではないのです。

また一つ認識を鮮明にすることができました。

その身にならなければわからないことー視覚障害と踏み切り

2013-04-08 10:39:55 | まちづくり
5日金曜日
市内視覚障害のある方に依頼され
佐藤議員、大塚議員、石橋議員、私とで
萩山駅の小平側の踏切などの調査を行いました。

調査といっても
視覚障害者の方々が感じている
踏み切りの危険性を
現場で教えてもらったといったほうが正確かもしれません。

萩山南口の踏み切りは
下の写真のように幅が広く、障害を持たない人でも
高齢者などは渡りきるのに一定の時間がかかります。
また遮断機の場所には点字ブロックもないので
どこからどこまでが踏み切り内かわかりません。


そして踏切内には
点字ブロックがありませんので
白丈 を持って 線路との境を確認しながら歩くのですが
下の写真のように
境に忠実に進むと 線路の中に誘導されてしまいます。


また広い踏切では
急いで渡るのに、線路との境を確認しにくく
下の写真のように 白い柵があるのですが
これが転落防止なのか
視覚障害者の通行に供するためなのかわかりません。


視覚障害に対するものなら
逆に 背が低くても良いので
踏み切りとの間に空間がないほうがよく
コンクリートで境を明確にしてもらったほうが良いとのこと
なるほど・・・です。

しかもこの踏み切りは道路に対して斜めに設置されています。
うっかりすると
視覚障害者の方向感を狂わせることにもなり
大変危険です。

縁石の意味
点字ブロックの意味が分かっていないと改善できません。
あらためて障害種別によって、対策は様々で
あらゆる障害を念頭において対策は立てるべきだと痛感。
改善に力を合わせることにします。