第8保育園の指定管理者はユーカリ福祉会の継続となりました

2008-09-29 23:26:15 | Weblog
 今日は雨になりました。
議会最終日で、一日議会に釘付けでした。

 最終日の議案で、第8保育園の指定管理者を社会福祉法人ユーカリ福祉会とする議案が提案されました。
日本共産党では私が質問に立ちました。

質疑で明らかになったことを要約すると、
そもそも、今回の指定管理者の選定に関して、
 3年間、とりわけユーカリ福祉会に問題があったわけでもないのに、
 また、条例では再指定を妨げていないのに
 保護者から問題視する声もなかったのに
期限だからと、指定管理者の公募をしたこと

管理者を変えようと思ったら、
肝心の保護者の話を聞かなければならないはずなのに
それには全く思い至らなかったこと

また、なによりも 選定委員会で
子どもたちから家族同様の保育士を奪うことの是非について議論はされていませんでした。
応募書類やプレゼンの中身を議論し、順位を付けるのがその役割とはいえ
それを大いに議論しなかったことそのものが不審であり、

応募書類で、ユーカリ福祉会の保育士を全員雇うという計画が出ていたので
問題にならなかった・・・とか
でも、それまで作り上げてきた 自分の保育を否定されたのに等しい状況下で
それを否定したに等しい状況下で、他の法人に雇われると考えたのが不思議です

 私をはじめ共産党市議団は、保育園の指定管理者には反対なのですが
しかし、保護者の皆さんが必死に運動をし、結果として
ユーカリ福祉会に引き続き決まったことで賛成をしました

あまりまとまりませんが、とりあえず報告です。

ごみ収集手数料が一般財源化している

2008-09-27 11:20:42 | Weblog
? ? 今日のお天気ははっきりしませんね
でも、朝晩はすっかり涼しくなりました。

先日の88歳のお年寄りへの商品券の問題で報告に怒りのコメントいただきました。
言うまでもありませんが、私は、
里に八国という東村山市ブランドの商品を開発して、
商業振興につなげるということに反対ではありません。
しかし、市民にプレゼントする商品は、
その市民に一番役に立つ方法で差し上げるべきであり、
それが商品券ならば、市内のどの地域のどの商店であっても利用できるようにしてこそだと思うので、怒っているわけです。
市民の皆さんもおんなじだと思います。

ご質問(?)の、議会最終日は26日ではなく、29日月曜日です。
でも、やはり休暇を取らなければ傍聴できないですよね
一度だけ土曜日に本会議を開催したことがあったのですが・・・
早急に インターネット中継実現してほしいです。

 もう一つのコメントにプラスチックごみの問題にふれておられましたので、
直接プラスチックごみの行方の問題ではなく(後日勉強して報告します)、
私たちが負担しているごみ収集手数料の行方について報告します。

 さて、ごみが有料化されて7年目、
この7年間で、皆さんが払ってきたごみ収集手数料は一体幾らでしょう?
約20憶5809万円でした。年間約3億円のゴミ袋の売り上げです。

東村山市は、有料化の市民説明会で、多くの反対意見の前に
決して財源対策ではない、あくまでもごみの減量のためにお願いする
払ってもらった手数料は、積み立てて、市民に還元する
などと約束しました。
ところがその舌の根の乾かないうちに、アメニティ基金条例を変えて
環境と名がつけば、取り崩して使ってもよいようにしたのです。

私をはじめ、日本共産党の議員はこの間、手数料収入とそれがどこにどのように使われたのか、決算の度に、また一般質問でも取り上げてきました。
が、なかなか明確にならず、この度、情報公開請求をして
その詳細な実態を把握するに至りました。

今回は、以下客観的な事実だけを報告しておきます。

ごみ袋売上合計      20憶5809万円
行政施設でのごみ袋使用代 -1憶1720万円(なぜ行政分を引くのか理解不能)
差し引き収入合計     19憶4089万円

上記以外の資源物売り払いなどの収入も合わせ 26憶3825万円の収入

そして、たくさんの項目があって全部報告できないのですが
これらのお金を、経費として使った金額が7年間合計で、18憶7851万円。

内、私自身が使途で納得いかない項目を挙げれば
●まず 行政分をなぜ市民に負担させるのか 1憶1720万円
●事務所修繕、臨時職員賃金、電話料、自動車購入経費、印刷機使用料、クラフト事業織機購入、可燃系廃棄物固形燃料化、運搬委託料、とんぼ工房建て替え費、手数料収入用レジスター購入、多摩広域処分組合エコセメント負担金、四ヵ国語パンフレット印刷、資源物運搬処分委託料、イベント用原材料費、MRSミシン購入、堆肥化物組成分析委託料、生ごみ処理機管理委託料、雨水排水設備工事(秋水園ふれあいセンター)、西武グランド跡地取得、環境整備工事費、周辺対策用工事費、各種講座講師謝礼、プラスチック容器包装選別業務委託、容リ法事業実施に伴う通知等郵送料、ごみと資源の分け方・出し方印刷、ごみと資源の分け方・出し方配布委託料
等々、7年間の合計額は 9憶1476万円でした。

とりわけ納得がいかないのは、日出町の最終処分場に建設したエコセメントのプラント負担金として、H18,H19年度の2年間で約1億8378万円が使われ、この費用は今後増額が予想されるということです。

結局、ごみ袋の売り上げは、市の財源対策として使われており、
いまや、第2の税金と化しているといえます。

私は、現在単純に計算すれば11億円程度残っているアメニティ基金は、
有料化でごみが減ったと東村山市は言っているのですから、
市民に報奨金として、ごみ袋の料金を下げることで還元すべきと考えます。

今議会で、共産党の代表がそのように主張しましたが、東村山市にその考えはありません。
ごみを減らすためであって、財源対策ではない
ごみが減れば、手数料は安くなる などと 口当たりの良いことを言って
有料化はごみ減量に効果があったと言いながら、次々に有料化する
市民はペテンに掛けられたようなものではないかというのが
私の個人的な考えです

長寿お祝い記念品は誰のためのものですか

2008-09-24 23:27:21 | Weblog
 今日はすっきりと晴れて良いお天気でしたね~
しかし、私はと言えば、議会最終日の議案の質問通告の準備のために
一日中、自宅パソコン前に座りっぱなし
今日17時の締め切りにやっと間に合わせました

 さて、今日はちょっと腹の立つ報告

かつて敬老金という高齢者へのプレゼントがありました。
9月15日の敬老の日に、65歳以上の高齢者へ
東京都が5千円、市が5千円、合わせて1万円の現金を送っていたのです。

ところが、東京都が石原知事になってから
福祉は贅沢だ 
現金給付は見直す などと言ってこれを廃止
市も、自民党、公明党、民主党、生活ネットなどが賛成し
条例を敬老祝い金事業から長寿祝い金事業へと名称を変更
77歳、88歳、100歳、最高齢者などの節目の祝い金に後退させてしまいました。
そして、今年度からは77歳へのお祝い金を廃止
88歳に5千円、100歳に2万5千円相当の記念品へとさらに後退したのです。

そして、この9月、88歳の方へ配られた記念品
なんと、市内20店舗以下しかない 「里に八国」という東村山ブランド加盟店でしか使用できない商品券だったのです。

  若者の言葉を借りれば ありえなくね~ という話

近所にその加盟店のない地域は使用が困難
しかも、東村山ブランド加盟店の多くがうどん屋さん 
 
 もちろん 私もおいしうどん屋さんのファンですが 
 それとこれとは話は別です

受け取ったお年寄りは、これでは使えないと悲しんで共産党議員へ

こんな話を、ある商店のご主人としたら
商店主曰く 市内のどこのお店でも買えるようにすべきですよね~
僕たちにとっても納得がいかないやり方 おかしい
と憤慨しておられました
贈られる側の利益を優先するより
使ってもらう方の利益を最優先した 本末転倒のやり方です

ちなみに100歳の方への記念品は、一般の商品券だったようです。


行革行革と、何でもかんでも削減の対象にしながら
市民を置き去りにする
ここに 今の東村山市の姿勢が如実に現れているのではないでしょうか 
悲しいですね~ 

代表質問の報告です その3

2008-09-17 00:55:20 | Weblog
6 保育士は家族です
 ―第八保育園の問題

質問 次に、この間の第八保育園の指定管理者選定に関わる問題についてお尋ねします。
 市立第八保育園は、十年前に東京都から移管され、社会福祉法人ユーカリ会に委託されました。
そして、三年前、保護者に殆ど説明も無いまま指定管理者制度が導入され、ユーカリ会が横滑りで受託。そして今回の騒動です。私は敢えて騒動と申し上げます。
市長は記者会見で、今回の結果を保護者の指定管理者制度への理解を得る努力が足りなかったと言われました。
しかし、問題は本当にそこでしょうか。

私は、この夏全国の保育士、保護者、研究者、経営者が集う保育団体合同研究集会に参加しました。
分科会で、公立保育園や社会福祉法人の園長や保育士、
そして民間委託の当事者となった保護者から、異口同音に報告されたことは、
こうした問題で一番傷ついたのが子どもたちだったと言うことです。

民間委託は反対だけど、せめて良い法人にと保護者の求めに応じて受託した側でさえ、
新しい保育所に保育士を送り出す側の子どもたちを傷つけたと涙ながらに報告されたのも衝撃でした。

保育所とは、共働き、一人親、病気などで子育てが困難などの家庭の保護者と共に子育てに取り組む福祉施設です。
そこで働く保育士は、子どもにとって保護者に次ぐ二人目の母であり、父であり、家族です。
赤ちゃんから育ててくれ、年長さんになった時、
「お姉ちゃんだね~」
「跳び箱飛べるようになったね~」
「来年一年生だね」 と、
誰よりも認め、褒めてくれるはずの家族が、ある日を境にいなくなる。
大切な人を子どもたちから奪ってしまうのが指定管理者制度であり、民間委託です。
第八保育園の保護者から私ども議員に託された要望にもこうしたことが切々と書かれていました。

今回の指定管理者の選定に応募した法人は、保育士を全員そのまま雇う計画を持っていたと聞いています。
しかし、それまでの法人の方針を是として保育に当ってきた保育士達が、その保育を否定されたに等しい状況下で働き続けられるでしょうか?

今回の第八保育園の問題が市に突きつけたものは、
巷間言われている「選定委員会に誰が入っているか」と言う問題でも、
第一候補者がどの法人かと言う問題でもなく、
保育とは何か、
保育はどうあるべきかという基本的な問題だったのだと私は考えます。
 
そういう意味で、今回の指定管理者の変更が子どもたちにどのような影響を与えるか、家族を奪われるに等しい苦しみを子どもに与えると言う認識がおありだったかをまずお尋ねいたします。

さらに、保育とは何か、どうあるべきかという問題でもお考えをお聞きしたい。
また、第八保育園の今後のあり方をどのように考えておられるかも答弁を求めます。
また公立保育園の民間委託の問題であわせてお尋ねをいたします。

答弁 一定期間を定め、新旧の管理者とよく協議し、子供を傷つけることが無いよう取り組むつもりであった。直営、公設民営、民説民営いずれも子どもの視点や人権を考慮すべきと考える。
今後(第8の)指定管理者の在り方含め、担当部署と協議したい。

公立保育園の民間委託はやめるべき

質問 公立保育園の民間委託も行革の俎上に上がっています。
経費削減がその最大の理由であることは今回と同じです。
保育とは、人が行うものです。経費の削減とは保育者の処遇の低下に他なりません。
子育てを担う働き手の処遇の低下は、子どもの利益の低下に直結します。
今回の第八保育園の経緯が示すように、大きな混乱を招くのは目に見えています。子どもたちの健やかな成長のためにも、子どもたちから家族を奪うに等しい公立保育園の民間委託の方針は撤回すべきだと思いますが、答弁を求めます。

答弁 行政分野への民間活力活用は時代の趨勢。他自治体でも保育園の民間委託が増えている。保育園の課題、待機児解消にも指定管理者制度は方法のひとつと思う。

学校給食の民間委託問題で一言

2008-09-13 23:20:29 | Weblog
 今市議会では、行政改革調査特別委員会が設置され、小学校給食の直営校7校の民間委託問題を議論しています。
この議論も、そろそろ終わりのようですが、

ある自民党の議員が、ご自分のブログで、
共産党は、民間委託に反対なら、ファミレスなど利用しないのか
などというコメントを掲載していると教えてくれた方がおられました。
揶揄したつもりなのでしょうか。

もちろん、私や日本共産党東村山市議団の議員も、ラーメン屋さんやファミレスは大いに利用します。
民間の商店会も、大いに利益を上げていただくために利用したいと思っています。
しかし、そのことと、学校給食を民間に委託することに反対することとは次元の違う問題ではないですか?
そもそもの論立てが間違っています。

また、共産党の資料は赤旗から云々というものもあったそうですが
私たちが出した資料は、給食問題の研究者たちが調査をし、
各地の学習会で話された中身です。
もちろん赤旗の記事もありますが…嘘を報道しているわけではありません。

そもそも、墨田区や台東区のH9年とH19年を比べて、委託費は増えていない。
生徒数が減ったので一人当たりが割高になっているのだなどと
先日の委員会でも確認していましたが、

台東区が委託を始めたのはH2年とか3年です
そのころと比べたら 大幅な委託費の増になっているのです。
比較するなら恣意的な指標はとるべきではありません。

そもそも、学校給食の民間委託は中曽根臨調以後、文部省が推進しましたが
安全性や、委託費の問題でなかなか進んでこなかったというのが実態です
委員会資料で日本共産党東村山市議団の議員が示したように
特別委員会を作って全議員で検討した結果、委託をやめた自治体もあります

今回の特別委員会の議事録をぜひ参照して下さい
自ら学校給食とは何か、学校給食はどうあるべきかを議員自ら検証している議員がどれだけいるか
安上がりだという資料だけで、民間委託の是非を決める
行政をチェックする機能を持つ議会のあるべき姿ですか と言いたい

学校給食の現場は、教育の現場です
教育委員会も、今まで直営7校を守ると言ってきたのですから
たとえ市長が方針を変えたとしても
教育委員会自体はその方針と対峙し、自らの立場を守る論戦を行うべきです

わたくし福田かづこの考えです

議事録は 市のHPより議会議事録検索委員会H19第3回定例会行政改革調査特別委員会と進んでください。

代表質問の報告です その2

2008-09-13 22:46:22 | Weblog
前回の代表質問にコメントをいただきました。
後期高齢者医療制度の廃止を求めた政党会派はほかにはありませんでした。

2 地方財政悪化の原因

質問 市長は、市の財政は、「企業収益の翳りによる法人市民税への影響」「三位一体の改革による地方交付税の大幅減」など、「多額の財源不足で極めて厳しい財政運営を強いられている」と言われました。
 こうした財政難の責任は、大企業のリストラを野放しにし、人員削減に減税の恩恵まで与えて国民の不安定就労を進め、所得を減らし、市税収入の落ち込みを助長した政府にあり、それに輪を掛けたのが小泉構造改革と三位一体の改革です。
 地方交付税は小泉内閣発足の〇一年以来、減の一途。最高額だった九九年(H11年)対比で〇七年度は64%、〇八年度は67%、小泉内閣が発足した〇一(H13)年度対比では臨時財政対策債を含めても、〇七年度62%、今年度65%と激減。財政難の原因は、こうした政府の政策にあると考えるが、市長はどう分析しておられるか見解をお尋ねします。

答弁 税源移譲と地方交付税減の影響で結果として15憶円の財源不足。地方交付税制度は重要と考える。

3 骨太の方針2008への見解は

質問 さらに市長が期待を表明された骨太の方針2008は、美辞麗句が並んでいますが、中身は、小泉内閣以来の社会保障削減路線。自民党の支持母体日本医師会や看護協会すら撤回すべきとの見解を述べている代物で、消費税増税も視野に入れたものです。
社会保障費削減の下、
所持金が2万円しか無くても、無くなってから来なさいと生活保護の相談窓口で申請をさせてもらえない高齢者。
高校生の子どものバイト料を収入と認定。保護費の返還を求めることも実際に行われています。
本来、憲法25条に謳われている国民の健康で文化的な最低限度のくらしを保証する責任は国にあります。

住民のくらしを守る責任を負う市長として骨太の方針2008のこうした社会保障費削減計画の撤回を求めるべきです。市長の見解を求めます。

答弁 骨太方針は06年~07年と歳出改革をしてきた。
しかし、地方団体の安定的運営に必要な総額は確保すると言っている。また少子化の負担増には対応すると言っている。慎重に見極めたい。

4 財政健全化を理由に、市民施策を削る?

質問 市長は、今年度、多額の財源不足が見込まれ大変厳しいとして、市民福祉の向上のため持続可能な安定した財政構造の構築が不可欠とし、
そして来年度に向け職員を削減し、真に必要な事業の予算に限って要求するよう指示したといわれました。
しかし、一方では第6次実施計画を可能な限り具体化すると説明しています。

今年度、長寿祝い金が削減、公衆浴場入浴券制度やひとり親家庭の医療費助成単独補助が廃止されました。
厳しい市民生活を支えるセーフティネットを、市まで次々に後退させては、自治体の責任を果たせません。
財政健全化を理由に、市民の施策を削るのは本末転倒です。市長は、今後も、こうした福祉の施策を削減の対象とするお考えなのでしょうか。

答弁 縮小廃止を含め市民との共同でトータルとして福祉を向上させる。

5 削るべきはどこか

質問 日本共産党は、市民に理解を得て削るものがあってもいいと考えます。しかし、それは人々のくらしを支えてきた制度の削減ではなく、命を守るための、耐震補強工事などの事業でもありません。
私はこの間、第6次実施計画をもう一度読み直しました。
第6次実施計画は
 3ヵ年の総事業費が一般会計だけで約139億1818万円。
  内 都市計画道路3・4・27号線   16億3466万円
    東村山駅西口再開発事業関連 36億4852万円
    久米川駅北口電線地中化    9億7478万円
    合計            62億5795万円
と、再開発・大型道路建設予算が約45%を占めています。
やはり削るべきはここです。
どんなに財政が厳しくても住民の命と暮らしの保障に手をつけるべきではないと考えますが市長の見解を求めます。

答弁 都市計画道路、再開発は重点施策。身の丈(税収)を伸ばす上で重要。規模が大きいが自己財源(投入)を減らすため補助金確保、市債などで賄っている。また、住民の暮らには第一に配慮しているつもり。

以上続きはまた


代表質問の報告です その1

2008-09-04 12:23:19 | Weblog
 集中豪雨について サテさん よりコメント頂いていました
サテさんは決して認識不足ではないと思います。
私自身も、我が家の前が川になって初めて どこでも起こりうると改めて認識したのですから
これまで 私は 野口町の水害の実態も何度も目にしてきました。
前川の豪雨被害を未然に防ぐべく要求し質問で取り上げてきました

しかし、今回なすすべも無く 水が溢れ 流れていく様を眺めていると
どうしようどうしようと不安に駆られるばかりであるということを実感したのです。 
近隣の皆さんに対して 見回って被害の状況を調べるくらいしかできないことが
大変申し訳なく 
せめて 役所から1分でも早く現場に来て一緒に対応に当ってもらえれば 
住民は少しは安心するのにな~と考えるのみでした
実際には、職員は 市内あちこちで水害の報告を受け出動していました
住民の安心のためには 職員が災害被害に対応できる数を揃えることも重要だと改めて思いました
そして、何よりも、未然に水害を防ぐための備えこそ必要であるということを痛感しました。今後、より一層、前川対策を要求してまいります。

さて代表質問です

 国民を単語とパフォーマンスで煽った小泉内閣は構造改革と称し、障害者自立支援法を成立させ、社会保障費を大きく削減、介護保険も一回目の見直しで後退させ、年金改革、増税などで 国民にこの上ない傷みを押し付けてきました。
 また、自治体には 三位一体の改革で補助金の削減、地方交付税を減らし、国の財源保障責任を地方に押し付ける臨時財政対策債の発行をすすめ、地方財政を困難に陥れました。
 こうした流れは安倍内閣、福田内閣へと代が変わっても、その路線は変わらず、国民の暮らしは一層困難になっています。
 国民の批判の前に、代表質問の後、福田内閣がついに政権を投げ出しました。国民の想いと乖離した自公政権の行き詰まりを示しています。

 その象徴が、後期高齢者医療制度です。高齢者の命を差別するこの制度は、与党の見直しにも拘らず、国民の廃止を求める声を止めることはできません。我慢の先に未来が見えるという国民との約束は反故にされたままです。

 投機マネーの横行で、国民は原油高、食糧不足、物価の高騰と二重三重に苦しめられています。こんな時だからこそ、住民の一番身近な自治体が、国の悪政から住民のくらしを守る防波堤となり、住民を応援する施策にどのように取り組むかが問われている。そうした立場で質問をしました。

1国の悪政から市民生活を守る
①後期高齢者医療制度の廃止を求めるべき

質問 初めに、後期高齢者医療制度についてです
現役時代は必死で働き、社会を支え、老後はゆっくりとくらす、誰もが持っているささやかな願いです。しかし、後期高齢者医療制度はこの願いを完膚無きまでに打ち砕きました。75歳を過ぎたら医療に限度が付けられ、収入が全く無い人からも保険料をとる。中身が明らかになればなるほど国民の反発は大きく、廃止を求める声が止まらないのは先に申し上げたとおりです。
市民の命を守る任を負う市長として、国にこの制度の廃止を要求すべきだと考えますがいかがでしょうか。答弁を求めます。

答弁 様々な意見があることは事実。全国市長会でも高齢者にふさわしい医療の提供、低所得者への保険料の適正化、地方の意見を入れて見直しをなど国に要望している。今後もよい制度となるよう国に要求する。

②原油高から市民生活を守る緊急対策を

質問 市民は、原油高や食料不足による物価高に文字通り喘いでいます。市内商工業者は売り上げが減り、跡継ぎが希望の持てる農業にとがんばっている農家も原油高の影響をまともに受けます。
介護保険料、後期高齢者医療保険料、国民健康保険税の年金からの天引きと物価高、福祉の後退など高齢者、障がいのある人、子育て中の世帯、どの階層の生活も二重三重に苦しくなっています。
 こうした市民生活の苦しさの原因と実態をどのように捉えておられるか、原油高騰などから市民生活を救援する緊急対策が必要と考えるが、市長はどのような対策を立てるつもりか。

答弁 売り上げも減り商工会の脱退も出ている。ハウス栽培などの農家も重油の値上げが直撃する実態は把握している。しかし、市の財源不足の折、緊急対策として独自施策を実施するのは困難。国や東京都に要請を行い、これらの支援策を適格にとらえ、対応したい。

以上が1項目目の質問と答弁でした
二重三重に生活が困難な時期だからこそ、税金による直接支援が大事なのだと思うのですがね~
国の対策が東村山市に及ぶことができるでしょうか、せめてそこに期待しますか
とりあえず第一回目の報告です

今日、代表質問でした

2008-09-01 23:59:00 | Weblog
今日は議会の代表質問の日でした

開会前冒頭 市長が 8月31日の豪雨の被害について報告しました
富士見町2丁目で 床下浸水1件 床上浸水1件
道路冠水、野火止の溢水があった

コメントをいただいたサテさん
安心できないことは本当に困りますよね~

水害は起こってからでは 何もできない
役所に電話して 市から誰かが来ても 変わらない
だからこそ 水害が起こらない対策が必要
と、今日の私の代表質問で要求しておきました

自宅前が川になりました

2008-09-01 00:10:02 | Weblog
今日31日、昼間は暑いくらいの上天気
しかし、夜から降り出した雨で、富士見町の南台商店会が計画していた
盆踊り大会が途中で中止、
その帰り道、すでに近所の道路は雨水が流れていました

7時ごろ、お隣さんが
「福田さん こんな水40年間見たことないよ」と言ってこられました。
出てみると、自宅前の道路はすでに川の流れのようになっていました。
あわてて、外に出て近所を回ってみると、どこも同じ状態。
東に向う道は流れも急で、どうかすると足を取られそうな状態でした。

市役所に通報したり、心配で外に出ている近所の人に声をかけたりして、
一旦家に戻り、合羽を着て、自転車で野火止の少し下流を見に行きました
土橋で水があふれ、小平市との市境にあるお宅の前は車が通行できなくなるほどの水量
迂回して、1丁目の方からぐるっと回ってみましたが、幸い1丁目の方は、大したこともなく

いつもの学園通りに差し掛かると 案の定道路は冠水、通りかかる車は水を大きく跳ねて通っていました

排水溝があるあたりを足で探り探り探して、落ち葉をかき分けているところにも
通りかかる車が水を振りかけていきます
見かねたお巡りさんが、笛を鳴らし、注意をしてくれました

自宅周辺が水害にあうなど全く考えていなかっただけに
いつも、雨が降るたびに水害を心配しなければならない野口町や前川周辺の皆さんの恐怖を、改めて実感しました。

水害はいったん起こってしまえばなすすべはありません
通報しても、土嚢が配られるのがせいぜいです
後は、避難をするか 水が引くのをじっと我慢するしかありません
だからこそ、日ごろの備えが重要なのです

財政難と言いつつ、再開発などに優先してお金を使うのでなく
こうした水害を防ぐための公共事業こそ実施してもらいたいものだと
改めて思いました