娘のアトピー皮膚炎を治した食事日誌が出てきました

2009-12-31 00:33:49 | Weblog
大掃除、子どもたちの整理していないたくさんの写真とノートを娘たちが見つけました。
「あ、茜ちゃんのだ」という声に振り向くと、上の娘の食事日誌でした。

下の娘がおなかにいた時期、上の娘が突然アトピー性皮膚炎になりました。
肌に突然ブツブツが出来て、夜中、娘はとても痒がり、お母さん掻いてと泣くんです。
毎晩の切りがない要求に、私は寝不足状態。
産休もまだ入っておらず、体力的に参ってしまいお医者さんの診断を仰ぎました。

アレルゲンは特定できなかったものの
大豆類、鶏肉関係、牛肉関係を抜いた食事療法を行うこととし、
毎日、食べたものをすべて書き出し
数週間に一回、医者のアドバイスを受けることになりました。


家での食事は、豚肉と魚を交互に
味噌も醤油も大豆のまったく入らない物
食品も、裏をひっくり返し、卵や大豆や牛肉エキスすら入っていないかを確認し購入しました。

ある日の医師のアドバイスに
“海苔の光沢のあるものは卵白の可能性あり、使わないこと”
“家に卵・マヨネーズは置かないこと”
“羽毛布団はよくない”などがありました・

調味料は、特別なものを、特定の店で購入し、
自宅と保育園で使いました。
妊娠中の私も医師のアドバイスで、娘と同じ食事をしていました。
夫も同じでしたが、牛肉など食べたいときは外食で・・・と頼みました。
おかげで、下の娘は一切アレルギーの心配はありませんでした。

旅行も手作り弁当は勿論
味噌や醤油を持参し、お願いをしました。

保育園の協力が大変ありがたかったのは
娘のために、別な鍋で、似たような料理を準備してくれたことです。
そして、保育園で食べたものは、食材の原材料も含めて克明に連絡帳に記入してくれました。
娘が二歳のころから、何年続いたか覚えていません。
いつの間にか食事日誌は3冊にもなっていました。
が、食事日誌の記入が段々記入しなくなったときに
娘のアトピーはきれいに治っていました。
小学校入学前に治っていたので、給食も問題ありませんでした。

いま、20代の娘は
アトピーのとき、縫いぐるみは禁止だったので
その時の埋め合わせとばかりに、ベットの中にたくさんのぬいぐるみを入れています。
あきれるばかりです。

今でも、アトピーらしい子どもを見ると
早く治るといいね と、胸の中で呟きます。
豆を煮ながらこれを書いています。
大晦日に時間が変わってしまいました。

東村山市が計画しているリサイクルセンターについて

2009-12-29 00:13:53 | 秋水園リサイクルセンター
東村山市リサイクルセンターの計画はどこでたてたの?
とのお問い合わせ、すうぐ返事を書くつもりが
油断するすぐに日時が過ぎます。スミマセンでした。
東村山市、環境部(当時の)が作りました。

東村山市のホームページに掲載されているのですが
70ページにもなる計画書です。
東村山市HPのトップ組織一覧資源循環部施設課新着情報
でご覧になってください。ダウンロードも可能です

12月議会で、特別委員会が設置されましたが
どのような立場で、どのような議論を行うのか
私には まったくわかりません。

私も、委員にわが会派から立候補しましたが・・・

市民が参加する
東村山市秋水園リサイクルセンター整備基本計画検討会
が設置され、市民的な検討がなされようとしているときに
議会の特別委員会の設置は何を意味するか
まさか 行政の計画にゴーサインを出すものではないと思うのですが・・・
いずれにしても、今後の政策的、政治的争点になりそうです。

リサイクルセンター整備計画は
ごみの減量計画と一体で議論しなければなりません。
市民と共に、ごみ減量にどのように取り組むか
これが議論をされてこそ、リサイクルセンター建設の是非を議論する意味があると私は思っています。

残念!! カワセミのシャッターチャンス逃しました

2009-12-26 01:26:14 | Weblog
25日 野火止用水のほとりを自転車で往復しました。
期待通りに 東村山市第一中学校の付近で
白鷺が 一羽 用水の中に立っているのに行きあいました。
写真をとって、


近くにカルガモがいるのに気が付きました。
これも写真にとりました。


本当は シジュウカラ が木の枝に止まっていたのですが
私の気配に気づき とんで行きました。

白鷺と カルガモの写真をとって
ちょっと動き出した途端です。
眼の端を シャットとぶ姿が・・・
さっと 首を向けると 背中のルビーの色も鮮やかに
カワセミ がダイビング?
残念ながら 写真はありません。

でも、今年もカワセミの姿が見えて 嬉しいです。


鯉がゆったりと 泳いでいます。

野火止用水
江戸時代が 身近に感じられます。


高齢社会でまた消える? 高齢者の住処

2009-12-24 11:41:15 | Weblog

「養護老人ホーム」の廃止と高齢者の住宅施策について  

青葉町の養護老人ホーム「都立東村山老人ホーム」の青葉棟が廃止されることになり、10月9日、入居者に桜棟への転居についての説明会があった。
一方、高齢者の住宅施策を検討してきた都のプロジェクトチームは、11月6日、報告書を都知事に提出。報告書では、9400人分の高齢者向け住宅の整備が提言されている。

(1)青葉棟の廃止について
①養護老人ホームの入居要件と都内の施設数、定員数および入居希望者数
答弁=32施設3906人、入居希望数不明
②東村山老人ホーム(青葉棟・桜棟)の定員数と入居者数  
答弁=420名、311人
③一人暮らしが困難で所得の低い高齢者は今後ますます増加が予想されるが、養護老人ホームの必要性について所管の認識を伺う。
答弁=虐待やアパートからの退去を迫られる実態があるなど高齢者にとっては欠かすことのできない施設である。
④養護老人ホームへの入居は措置制度だが、当市では入居が必要と思われる方をどのように把握しているか。また、必要な方にきちんと施設の紹介や斡旋を行っているか。
答弁=ケアマネや親族との相談、老人相談員などからの引継で関係機関へ紹介するなどしている。当市の待機者は14人。
⑤青葉棟の廃止決定までの経緯と今後のスケジュールについて伺う(老朽化の度合いや3・4・11号線との関係も含めて)。
答弁=老朽化と3.4.11号線の促進により廃止と聞いている。
⑥今後のあり方については単純に廃止ではなく、耐震補強もしくは建て替えをした上で存続させるべきと考える。当市の考え方と東京都への要請の可能性について伺う。
答弁=今後のことは検討中と聞いているが、存続へ要望していきたい。

高齢社会がさも諸悪の根源のように言われて久しい。
もちろんあからさまな批判はない。が、後期高齢者医療制度、介護保険制度などの発足は、こうした考えの発露だと考えられる。
後期高齢者医療制度は、そうだけど、介護保険は別では?という疑問もあろうかと思う。
しかし、国民が切実に望んだ介護保険制度はともかく、
今現在の制度は、高齢者の介護にお金をかけずにすむようにするにはどうしたらよいか・・・と見直しが行われてきた。
結果として、介護を受けることになったお年寄りにはつらい制度になっている。

後期高齢者医療制度は、文字通りの意味で長生きへの嫌がらせとしか言いようがない。
年をとって、医療費がかかる。これ以上公的健康保険で賄えない。だから別枠にして、お金は高齢者自身から取ろうという為政者の気持ちが見え見えの制度である。だからこそ日本中の高齢者が怒ったのである。

こんどは住処まで奪おうというのである。
住んでいる人を追い出したりはしないという。しかし、所得が低く、賃貸住宅に住んでおられる方が、アパートを追い出されるときに頼りになるのが擁護老人ホームであり、その貴重な高齢者用住宅がこの市にある。そのうちのひとつを廃止し、今後の入居希望者の門戸を狭める計画である。

高齢化社会が来る、来た、ますますそうなる と
言っている割には準備ができず、さまざまな分野から締め出そうとしているとしか見えない。
そうでないと言い張るなら、住処を奪うような計画には、住民の福祉をつかさどるべき東村山市が、きっぱりと東京都に対して
「廃止は困る。建て替えて高齢者のための住居を確保しなさい」と物申すべきではないだろうか。


冬空の東村山市上空

2009-12-24 11:25:27 | Weblog
写真は 今日、市役所5階、
日本共産党東村山市議団控え室の窓から見た風景である。

この10年間で窓からの風景は大きく変わった。
平屋建ての都営住宅が並び、庭庭の木々や花、大きな公孫樹や桜並木が消え
高層の都営住宅と戸建て住宅地が出現し、
上から見ると屋根がぎっしりと詰まっている。

はるか向こうには東久留米市のマンションの屋上も見える

天気のよい今日は、真っ青な空に、薄い 細長い雲が浮かんでいる。
地際に向かって限りなく青い色が薄まり 白くなっていく
地平線上は少しオレンジがかっているというか茶色がかっている
天高く首を向ければ 限りなく青い色にそまる空がある

遠くのほうでは風が出ているのか
雲は形を変えながら流れていく

しばしの休憩
いすに背を持たせ、足を投げ出して
ボーっと窓の外を眺めている

秋水園(東村山市ごみ中間処理施設)リサイクルセンターに25億円?

2009-12-23 00:25:18 | 秋水園リサイクルセンター

12月議会日本共産党の一般質問の続きです。
田中議員の質問より ごみ行政についてを報告します。
例によって 黒字は田中議員、赤字は答弁、青は福田の感想つぶやきです。

東村山市の環境行政について

 市は2009年度、生ごみ集団回収事業委託(1,362千円)を残すだけで事実上生ごみ堆肥化事業から撤退した。
日本共産党市議団は10月26日、滋賀県甲賀市の生ごみ堆肥化事業を視察した。
その結果、東村山市としても全家庭を目標に、排出される生ごみを堆肥化できる確信をもった。全家庭を目標に生ごみ堆肥化事業を構築できないか。
答弁=甲賀市に問い合わせた。3万2366世帯中8000世帯が参加。回収箇所は500か所ということだった。しかし生ごみの回収コストは1Kg当たり東村山市は25円、甲賀市は98円で73円の差がある。相当な負担である。生ゴミ堆肥化は収集、中間処理、堆肥の行方の道筋が確立できずに現在にいたっている。

秋水園リサイクルセンター整備計画は、26億円もの巨費を投ずる計画。この市財政が危機といわれている時にこんな計画が許されるのかという声が市民の皆さんから沢山聞こえてくる。
公募市民を含めて12名による検討会が始まったばかりだが、11月6日の第1回目から計画の見直しを求める意見が相次いだという。検討会の結論は見えている感じである。市はどのようにとらえているのか。計画そのものをゼロから市民参加で検討しなおすべきではないか。見解を。
答弁=市民を含めて検討を始めたところである。委員もゴミ減量について発言している。リサイクルセンターの必要性は認識している。23年度に向けよりよい整備計画となるよう取り組みたい。

今、東村山市では秋水園(秋津町)へのリサイクルセンター建設が大きな議論の的になっている。

田中議員の質問で明らかなように、秋水園の中に、ビンカンなどの選別などの近隣住民への騒音対策として、リサイクルセンターを作る計画が浮上したからである。
この問題で議論を行う市民参加の場所もできた。今現在の計画で財政負担は26億円。
焼却炉の延命化対策も必要であり、ごみ行政には更なる財政出動が求められている。

ビンカンの収集・処理の騒音の問題、焼却炉の延命化と次の焼却能力をどうするかという問題等について、
財政的に、地球環境問題を考えたときに、どうすべきか
財政的問題を優先するのか、温暖化対策を優先するのか
議論が求められている。

こうした観点での質問であったが
なまごみの堆肥化に関しては、焼却ごみの半分を占める生ごみをどう処理するか、堆肥化で循環型社会の構築、焼却以外の利用方法があるはずと、日本全国で、多くの自治体がこの問題の解決に取り組んでいるとき、
わが東村山市だけは、これはあまり役に立たない。単なる ごみ問題の象徴とされることに意義があるだけという趣旨の答弁に終始したことは
、環境行政に対する認識としていささか疑問を呈さざるを得ない。

生ごみの堆肥化は、自治体によってその目的とするところに大きな違いはある。
例えば、農地の地力を上げるために、生ごみをたい肥として使用する事を目的とし、成功を収めている長井市。
焼却炉の延命化・小型化を実現するために生ごみ堆肥化を進めた甲賀市などなど
しかし、その実践への道程は、市民と共に考え、実行すると言うことである。

ごみの減量は、行政が思うほど、住民の努力で激減できるわけではない。
それは 家庭の主婦が一番知っている。
食品を買おうが、衣類であろうが、なにか物を買えば、必ずそれに付随してごみが付いてくるからである。

レジ袋をいらないとは言える。
でも、トレイをはずして 魚や肉を売ってくれとは言えない。食品と共に、ごみも買わされる。
衣類やリネン類の購入、そのた様々な生活用品の購入に際しても必ずごみは付いてくる。その最たるものがプラスチック系ごみである。

これは家庭の主婦の努力では如何ともしがたい。
従ってこのごみの削減は、製造者責任、つまり企業の責任を明確にし、容器包装の発生抑制に努める以外にない。

家庭で出来ることは 生ごみの発生抑制であり、それでも出たごみは
焼却せずに、循環させるためにどうするかという努力の方向ではないだろうか
しかるにわが東村山市は、生ごみの堆肥化はごみ減量の象徴でしかないと言ってのけるのである。
市民にごみの減量の努力を求めるのなら、象徴であっても、市民が努力の成果を実感できる取り組みをまず提起すべきである。

26億円をかけたリサイクルセンターが本当に必要か否か、26億円も掛けずに建設できるか否か、市民参加で話合いが始まったところである。

同時に、議会にこの問題での特別委員会が出来た。私もその一員に名乗りを上げた。しっかり議論をして行きたい。
いずれにしても ごみ減量 限りない焼却ゼロ への日本で初めて(?)東村山市が掲げた理想を、投げ捨てることなく 
市民と共に 取り組むことのできる市政めざして 真剣に頑張りたい。


空堀川で白鷺がじっと水面下を見つめていました

2009-12-21 09:22:55 | Weblog
今日は、第4回定例会最終日です。
東村山駅西口での早朝宣伝を終え、ファミレスで休憩して後
早めに役所に来てこれを書いています。

写真は空堀川にいた白鷺です。

最近、自転車で動くときは、空堀川の側道を走るようにしています。
川の流れを見ながら、
季節の草花や 川にいる野鳥などを見ることもできるからです。

カルガモは最近ポピュラーに見ることができます。
青鷺もいました。
東村山市の鳥である白セキレイも

時々、大きなカメラを持った人が川岸を歩いています。
川原は、自然観察をするものにとってはいいロケーションですよね

白鷺は じっと立って水面を見ているようです。
小魚でもいたのでしょうか。

公立保育園の民間委託で保育の質が守れますか

2009-12-20 11:54:40 | Weblog

保延議員が公立保育園の民間委託について質問した部分を報告します。
例によって黒字は保延議員の質問要旨、赤字は回答、青は福田のつぶやきです。

公立保育園の民営化について

 ●市の保育についての方針は「現行の保育水準を守り向上させる」こと。市の待機児対策は保育水準の維持・向上と結び付けてとりくむべきと思うが、考え方、方針を明確に。
答弁=行政、保育者、市民と共に守りたい。
●9月議会の所信表明で市長は「公立保育園の民営化は一つの有力な方策と考えている」と表明した。公立保育園の民営化は「保育における行政の公的責任の放棄」。「保育における公的責任」をどのように考えているか。
答弁=東村山市が運営する事だけが公的責任とは思わない。民間にできることは民間に任せることもある。
●民営化は保育水準の低下につながる。
答弁=市内の私立保育園の保育水準に差はないと考えている。低下しない。
●「三位一体改革」による公立保育園への国都補助の廃止についての当市の見解を伺う。また、これにより当市が受けた影響額を示されたい。
答弁=補助金は削られたが税源移譲がされたので影響額はない。
 そうであるなら民間委託は必要ない。公立保育園の補助金が無くなったから民間委託する東京都市長は言ったはず。

●1園の民営化によって期待している市財政の軽減見込み額をその算定根拠を。
答弁=5,000万円(歳入で国や都の補助金8,000万円の差がある)
 
やっぱり、運営費か給料水準が減る

●民営化ではなく、国都補助の復活を要求するべきではないか。見解を伺う。
答弁=国や都の補助金H16年から削減された。復活要求はしている。

保延議員は市内の私立保育園の質が低いと言ったのではない。
市内私立保育園は、それぞれの保育観に基づいた保育を行っている。
職員配置も正規職員が充分配置されている。

こうした東京の保育の質の良さは、革新都政時代の官民給与格差をなくすための補助金制度がなせる業である。
ところが、石柄都政になって、この私立保育所に対する運営費補助が大きく壊された。今、市内私立保育園は運営が大変厳しくなっている。
退職された有る園の園長先生が、
「給料が一番高い私が辞めなければならない程よ」と話しておられたのが耳を離れない。
保育者を育てる大学では教授が保育所の給与水準の低下を嘆いて
「あなたたちの将来はワーキングプアかもね」と学生たちに話しているという。
介護保険の現場から多くの若者が夢奪われて去って行った、その二の舞いが保育所の民間委託である。
民間委託は、東村山市の予算を減らすために行うものである。
民間に委託し、その職員の給与を公務員並みに維持するための委託費は当然補償されるはずがない。
市内の公立保育園がすべて民間に委託された時、
東村山市内保育所の保育士は、多くが非正規ということになりかねないのである。
こうした指摘に、今私立保育園と公立保育園の質の差はないとのみ言ってのける所管に、保育の質は何で守られるのかということが十分わかっているとは思えない。

それとも知らないフリをしているのか?
それならもっと悪い。

民間委託は、東久留米市の保護者と市民の運動にならって、住民の運動で絶対に回避させるべきです。


どうする保育園の待機児対策

2009-12-20 11:17:16 | Weblog

来年度の保育所の入所申し込みの受付が始まり、保育所に入れるだろうか、上の子と同じ保育所になってほしい と、保護者の方々の悩みは尽きません。

保育所待機児対策について保延議員が質問しました。
例によって黒字は保延議員の質問要旨、赤字は回答、は福田のつぶやきです。

保育所待機児童の現状

●待機児童の実態
  4月1日時点  旧基準 228人  新基準 147人
  10月1日現在  旧基準 358人  新基準 242人

  *新基準とは認可外保育所や認証保育所などに入所している児童を除く
  *旧基準とは認可園以外の保育施設に入所している児童も含める 
  カウントする待機児を減らすための姑息なカウントの手段。


●三多摩26市中当市は 新基準で8番目、旧基準で9番目に多い
●待機児の現状は
 認証保育園や認可外、保育ママなどの施設を利用し、それにも入れない子どもは祖父母や親戚の援助、一時保育なども利用している。
●認可外保育所入所の場合、認可園と比べて保護者の負担は
 ゼロ歳児で1万円、2歳児で7000円ほど多い
 
(有る基準を設定した場合である。実際はもっと負担が重いと思われる)

東村山市の待機児対策として
 ●保育施設 
  認可園をH23年4月に本町地区に1園開園(民間100人規模)
  同じく   H24年全生園の中に1園開設予定。
  認証保育所 H22年中に開所
  認定子ども園 H22年4月開園
  公立保育園で1園乳児枠を拡大する

    これでH24年までに300にんの待機児が解消できると考える。

 ●経済的支援
  H22年度認定子ども園の入園費補助、認証・認可外の補助制度を検討する。

  私福田かづこは、議員になって以来、認可外保育所と認可保育所の保育料の差額補助を求めてきました。東村山市がやっと重い腰を上げようとしていることを歓迎します。

以上が保延議員が行った待機児対策についての質問と回答の概要です。
待機児対策が叫ばれて久しくなりますが、国や都は、施設設置の基準を大幅に引き下げ、また認可外施設を待機児対策への解消策にしようとしてきました。
今また、民主党政権が、待機児対策に、更なる保育所の設置基準を引き下げようとしています。そしてその上、私立保育所への運営費補助を、一般財源化しようとしています。
こんなことが実施されたら、施設環境が破壊されるだけでなく、働く保育士の処遇も、保育所の運営も危機にさらされ、子どもたちの利益が損なわれます。
国や都は保育所の設置運営にお金を出し、認可園の増設にこそ責任を持つべきです。

 私が、上京して初めて勤めたのが、足立区にあった認可外保育所「梅田共同保育所」でした。保育士と保護者が共同で運営する施設で、バザーで資金を作ったりしていたものの、保育料が高く、母子世帯などではとても預けられませんでした。それでも産休明け保育が実施されていない現状を、保護者自らが打開すべく作ったのが共同保育所でした。
 東村山市で子育てを始めた私が、頼りにさせてもらったのも認可外保育施設『なかよし保育室』でした。
 結果として、二重保育することを是とせず、私は二人の娘をこの保育室で学校入学前まで育てていただきました。娘達にとってなかよし保育室の保育士たちは、母であり、姉であり、未だに人生の節目の折は園長先生の御宅に伺いその成長を見てもらっています。

従って、東村山市が認可外施設を社会的資源として大いに利用すべきだと思います。但し、それには施設の整備、保育士の認可園並の配置基準の整備、処遇の改善、保育料の軽減策などその運営に東村山市が手厚い保護をすることが前提です。
こうしたことが実施されてこそ、認証・認可外保育所の預けている保護者も、安心して預け続けることができるのではないでしょうか?


東村山市内13町住民共通の願いコミュニティバスの早期運行を求めて

2009-12-17 10:00:16 | Weblog

●山口議員の一般質問二つ目の項目は、東村山市内13町の住民共通の願い、コミュニティバスを一日も早買う走らせてほしいという願いに答えたものです。

私福田が活動する地域、富士見町や野口町、多摩湖町でも、街を歩けば「福田さん、一体いつバスが走るんだ」という憤りにも似た声が掛ります。タウンミーティングでも、話題として一番多く出されるのがこの問題です。

野口町の皆さんと市の都市環境部との話合いをさせていただいた際も「次は北西部と言っていた。」「東村山駅西口整備が終われば運行させると言っていたではなかか」との厳しい指摘も出ていました。
高齢化が進み、車の運転もできない人々にとって公共交通は無くてはならない足です。こうした住民の皆さんの願いを背に日本共産党東村山市議団の代表として山口議員がコミュニティバスの運航について質問をしました。(は福田のコメントです。)

コミュニティバスを市内全域に走らせて


大型店が次々に進出し、市内の商店街が次々と消えています。高齢者は買い物に行くにも、病院にいくにもタクシーを使わなければならない状況です。「医療費は500円で済んでもタクシー代が3000円もかかってしまう。病院にもなかなか行けない」と嘆く声も聞きます。市民にとって公共交通はどうしても必要なものです。

①コミュニティバスを導入した目的、理念は何ですか。
答え=利便性の向上と賑わい、活気のあるまちづくりが目的である。

②何故当初出された8路線計画が途中で崩されたのですか。
答え=H15年交通不便地域の分析をし5路線、H18年には8路線案にした。試走や安全性を考えて諏訪・久米川町循環路線を導入した。他路線については今後さらに検討が必要。

③久米川町・諏訪町循環利用が悪い原因について分析した内容を伺います。またそれについての対応策はどのように考えているのかについても伺います。
答え=久米川町は期待していた企業の従業員の利用が望めない。早朝の時間の渋滞も影響している。諏訪町は運行回数が少ない。新山の手病院や白十字病院の患者さんに利用してもらえるようと協議する。

再質問=乗降客の少ない諏訪町・久米川町循環は、全国の経験で失敗した例の特徴ににあてはまる。循環型、公共施設巡回型、曜日限定、運航業者の都合優先などである。小平市のコミュニティタクシーも住民が知恵を出し合って運航している。住民と共に知恵を出し合う工夫が必要と思う。
答え=広く意見を聴く機会を持って取り組みたい。

④「住民の足の確保」をするために、市が中心となって住民とともに可能性を追求していくことが必要と思うが如何でしょうか。
答え=まず庁内のコミュニティバス推進会議や作業部会などで検討する。市民や企業、学識経験者との懇談会も進めたい。

⑤公共交通導入で成功している町の担当課長は、成功した理由を聞かれ「やればできます。必要なのは住民福祉のために知恵を出すことです。」と答えています。このような姿勢を当市でも持ってほしいと思いますが如何でしょうか。
市長答弁=やる気の問題もあるが、精神論だけでは実施できない。東村山市の財政収支は黒字だが借金も含んでの黒字だ。経常収支比率は限りなく100%に近い・・・・。努力する。

以上再質問も含め全ての答弁を書きとることは不可能ですが、掲載したこと以外に、現行のバス路線は赤字で、これ以上税金投入は困難であるなどの回答もありました。

コミュニティバスが赤字なのは始めから見込まれていた事です。
でなければ民間業者が黙って指を銜えている訳がありません。そこに行政が住民福祉のためにコミバスの運行を始めた理由があります。
山口議員の指摘のとおり、黒字に近づけるには、運行時間の短縮と利便性を高める努力で降客を増やさなければなりません。

現行路線の利用者から、朝の運行回数を増やしてほしい、夕方の運行時間を延長してほしい、という要望がたくさん寄せられています。
こうした要望に、直ちにこたえる努力をしてこそ赤字幅を減らすことができます。

今年の3月議会で当時の環境建設委員会が、美住町の皆さんのコミバスの早期運行を求める請願が、「バスではなく他の交通システムがふさわしい」「お金がかかりすぎる」などの理由で、共産党を除く反対多数で不採択とされました。
今、担当所管は、そのことを理由になかなか重い腰を上げようとしていません。
この問題では、議会が住民要望の早期実現に待ったをかけた感は否めません。

住民が要望を請願として提出し、それを採択すれば財政難に陥るというのであれば、地域住民の長年の要望だったと言って、コミバス導入経費より数十倍の予算を使う事業・東村山駅西口再開発にこそしっかりと反対しなければならなかったのではないでしょうか

東村山市議会で、こんな本末転倒なことが罷り通っていることに改めて憤りを感じます。
今後、13町全ての地域で、この問題への要望の聞き取りと住民の皆さんの知恵をお借りする取り組みなどを早急に進めるべきです