処遇改善補助金出ているのに基本給が下がるなんて納得いかない=娘の怒り

2015-09-30 13:47:07 | 政治
民間企業で保育士をしている娘から怒りの電話

保育士4年目だが
この度、企業側から
給与の基本給を下げ、手当を上げて総額は上がるようにするので理解してほしい
旨の説明があったと

23区内に職場があり
自治体から処遇改善の補助金が出ているが、
企業全体の職員の給与を改善しなければならないから
分かってほしいというものだそうだ

娘は怒り心頭の様子であった。

基本給が下がることは生涯賃金や失業給付、年金額にも影響があることを理解しており
総額で手取りが上がるからといっても
手当もいつ減らさるかわからないから納得いかないと言う。

私は、当然の考えだから一人ででも
納得がいきません
という意見を言った方がよいとアドバイスした。
数日後、意見をまとめてこれ良いかと聞いてきた。

概ねよくまとまっていた。
その上で、休日手当なども就業規則で休暇がどうなっているか
休日出勤の割り増し手当てが支払われているか
等々
労働基準法と就業規則を読み比べて
働く側が損をしていないかきちんと調べた方がよいといっておいた。

流石 わが娘 というか
よく 怒りを持ったと 褒めてやりたい。

娘は、朝早くから夜遅くまで
まともな残業代が支払われているかもわからないが
一生懸命働いている。
乳児クラスの担当になって喜んでいた。
採用初日の翌日から来なくなる保育士もいる中で
ぶつぶつ言いながらも、その職員の穴埋めも引き受けて働いている。
そこにこの仕打ちだ
怒りがパッと沸いたらしい。
解雇されても良いと言う覚悟で意見を言うつもりになったようだ。

私は 娘が民間企業の保育所へ就職することに反対した
今回のことが往往にして予測されたからである。
しかし、娘のこの怒りのまともさに敬服する。
ぜひ頑張ってほしいと思う。

たぶん娘の「基本給下げるな」の意見が入れられないだろうことは
容易に推測される
私は、自治体が実施している保育士の処遇改善補助金が
本当に自治体内の民間保育士の処遇の改善に生かされているか
監視が必要だと考える。

企業の責任で実施している他の事業にそれが回されては本末転倒である
行政も議会も監査・監視を強めるべきである。

初秋の国立昭和記念公園

2015-09-28 15:07:15 | 
昭和記念公園 始めていきました。
まず入ったら イチョウ並木 その足元にたくさんの銀杏


金木犀の良い香りが園内に漂い
アメリカハナミズキの赤い実が秋を知らせる



この日のお目当てはコスモス
でも まだ 満開ではなかった







背の高い草丈のシオン 紫苑 とも書きます。
紫色の菊のような花です。


白い花は シモバシラ 冬の霜柱に花の咲き方が似ているから
ホトトギスはポピュラーな秋の花です。



ナンバンギセル 久しぶりに見ました。
ススキの足元に咲くのです。
訪ねたこの日は中秋の名月。お月見にススキは欠かせません。



池の橋から 水音に見下ろしたら
大きな鯰の姿 慌てて写真を
しかし 鯉も一緒に写っているのだが
水の光の反射でどれがどれやら





牧野富太郎博士のこと

2015-09-25 18:37:41 | 
牧野富太郎博士は、高知県生まれも
小学校を中退(そんなことありなんだ)し
独学で植物分類学を極めた人。

東京大学で理学部植物学教室で研究
助手、講師を勤め
全国の植物採取をし
新種を多数発見
日本の植物学分類学の基礎を作る

と、著書に紹介される。

すでに名前は知っていたが

著書に接するのは
この植物生きさせろ一題が初めて

軽妙で酒脱
正確に日本の植物学を教えてくれる

牧野植物図鑑欲しい!

牧野富太郎ーユリの話

2015-09-25 08:45:06 | 
牧野富太郎博士の植物一日一題によれば
日本のユリを百合と称するのは間違いだという
百合は、そもそも中国に咲いているもので
それが日本に入ってきたことはない
日本の古来のユリとは別物だ
という。

日本のユリは
ササユリで関西に多い
当時は関東では見ないとも記している。

別のこうで
関東にはヤマユリがあり
また、スカシユリ、カノコユリ、オニユリ、ヒメユリなどがあるとも
私は
これらのユリこそ外来のものと思っていたのでビックリである。

植物一日一題
なかなか興味深い書である
なんておこがましいが!

牧野富太郎~植物一日一題~を読む

2015-09-24 11:44:50 | 
先日、書店で表題の文庫本を見つけた。
100題書いたので終わる
としている。
面白い。
我々の思い違いを正すのだが
1953年、本書が発行された後今日までこれらが正されていないことに驚く。
無花果はいちじくと読むが
本来は、イヌビワのこと とある。
この件で腑に落ちた❗
わが故郷で普段に見られたイヌビワ
いちじくと似ているのに⁉
と、ずっと思っていた。
貝原益軒の表した大和本草にイヌビワをいちじくと書いている
と、牧野博士は書いている。
イヌビワ、又の名を方言で
イタビと言っているが
同じ種なんだとわかって嬉しい🎵😍🎵

9月は都の自殺予防月間です

2015-09-17 11:12:14 | 東村山市の政治、議会
東村山市のホームページを開いたら
トップで上記タイトルを見つけた
その表題から直ちに関連ページにリンクできる
オオ いいじゃん!と思った。

リンクをかけると
まず、市内の図書館で関連図書の展示が行われていることを紹介している。
先ごろある図書館が
「学校行きたくなかったら図書館においで」
と、メッセージを送ったことが話題になったが
失業したことなどを家族に言えず
毎日出勤するふりをしなければならない状態に追い詰められた人は
時間をつぶすために図書館に行くことも多いという
人員が十分でない中で司書の方々も大変だと思うが
困難を抱えた人に
❝もしかして何か悩んでいませんか?”
という発信
❝市役所のどこそこの窓口で相談を受けていますよ”
という発信を
掲示物でもよいのでしてほしい。
市民の命を守るために各所管でできることを探してほしいと思う。

心の健康問題での講演会なども
6月に引き続き9月の多くの日程が掲載されている。
日程の都合が付かず参加できていないこと残念だ

願わくば 
ゲートキーパー講習を受講した職員がどの窓口に配置されているか
等の情報も掲載してほしい
そして一般市民向けゲートキーパー講習を開催してほしいとおもう。

滋賀県野洲市では
相談のワンストップ窓口を置いている
野洲市では、生活困窮、借金問題、納税問題などの困難な人の状態を知った窓口が
総合相談窓口へつなぐ
そこから各所感と連絡を取り合い
滞納徴収の一時停止をかけることや
生活保護受給支援、就労支援、借金返済における過払い金などの清算支援
などに取り組んでいる
自殺はゼロではないが
自殺死亡率はH26年が11.80%と東村山市の29.59%と改善している。
だからといって自殺者がいる以上さらなる取り組みが求められるのは言うまでもない。

自殺は複合的な原因を持って起こることは周知のことだが
その一つでも解決の糸口が見つかれば
踏ん張ってもらえるのではないだろうか

政府が自殺対策に取り組み始めて何年になるだろう
年間3万人あった自殺者がそれを下回るようになったとはいえ
自らの命を自らで絶つ人はゼロではない。
わが東村山市においても
自殺を防ぐための一層の支援が求められている。

内閣府の統計によれば
今年の7月現在の当市の自殺者は合わせて34人である。
さらに
効果的な取り組みを求めたい
いつも言ってきたが
来年では遅い、明日でも遅いのだ
今ある命を守るために
今取り組まなければならないことがある
と思えるかだ

福祉現場の人材要請 養成 授業終わり

2015-09-13 19:29:30 | 勉強
福祉現場の人材養成

自分の職場の働きやすさは?
自分の職場のコミュニケーションは?
上司は部下の意見を聞いてくれているか意見を聞いてくれているか?
自由に提案ができるか?

何が働きにくい原因か?
何が職場の課題か?
どうすれば変わると思うか?

就業規則は
有給の取得は?
公休と特別休暇
どっちが職員にとって好条件?
等々を教授のどう思うとの質問攻めにあったあと

虐待とはなにか
拘束は本当にやってはダメなのか
命の危険があった場合もだめか?
拘束が必要なときもある

その場合どんな要件が必要か?

利用者が徘徊し、発見したときどうするか
誰が見守るか
骨折への危険をどのように察知するか

そうした保証を職場全体でどうして作るか
等々
自分で危機廃するための取り組みの方法を問われ
試験で提出
しんどい授業でしたが、
勉強になった授業でした。 

なぜ繰り返される 避難情報の遅れ

2015-09-13 07:50:51 | 災害について
10日の鬼怒川の堤防決壊
自衛隊や消防や海上保安庁などの救助の様子に釘付けだった。
が、今日の新聞報道に堤防が決壊したにも関わらず
避難指示が2時間以上も経ってから出されていたとか
これまでも多くの被災地で
こうした避難指示の遅れが問題になっていたにも関わらず
なぜ繰り返されるのであろうか

防災訓練や震災訓練は毎年やっているだろうに!

他地域の被災が他人事という考えがその根底に潜んでいないだろうか
住民の命を守る責任がある自治体の
実効性ある災害対策を求めたい。

鬼怒川決壊の場所は
国土交通省が改修予定であったとか
であればなおさら
決壊を予想した警戒と避難の早期開始へ取り組むべきだったのではないか。

これは後でなければ判らなかった事ではない!

失われた命は戻らない
今回の被災を他人事としない自治体の取り組みを求めたい!

東村山市2014(H26)年度決算 9億3661万6千円の黒字?

2015-09-08 17:10:56 | 東村山市の政治、議会
今日8日 市役所方面に出かけたので
決算カードを手に入れようと思い立ち情報コーナーへ
とりあえず「成果の概要」を200円で手に入れた。

これまで自分で分析していた集計表に転記してみた

2014年度一般会計決算は
9億3661万6千円の黒字となっている。

しかし、実際には年度の歳入歳出は帳尻が合わず
積立金の取り崩しで帳尻合わせをしている。

つまり、実際の市の財政状況は
当年度の歳入と歳出の差引で
27億7738万円の赤字である。

この他、借金で建設債以外の財政対策(赤字対策)の借金
25億5599万円で回っている。
財政状況は大変厳しい。

税収はほとんど伸びておらず
期待されたアベノミクスの効果額も金額的にはそれほどでもない。
消費税の配分額が18億2213万円あるが
市が負担する消費税額と相殺してどうであろうか?

いずれにしても現金の不足を補うのが
積立金取り崩しとと借金である。

26年度、積立金の取り崩し額は28億1532万円
そのほとんどは財政調整基金からの取り崩しである。

基金は積み立てすぎるのもどうかと
現役時代に指摘してきたが
積立金があったから事業ができたのだということも確かに一理はある
と私も思う

しかし、問題はこれらがどんな事業に充当されたのかである
不要不急の事業に、
つまり公共事業の中の不要不急の事業に充当されたのか
住民の福祉の向上のための事業に充当されたのかが問題である。

経常的経費にはなかなか充当できないから
この積立額をどこまで、何のために増やすのかという目的を明確にすることと
年度会計の中で福祉のソフト事業にきちんと使ってなおお金が余って積み立てるのか
など、議論すべき点は多々ある。

詳細な資料は手元にないが
それでも東村山市のホームページに一定の資料が公表されている
市民の皆さんも是非ご一読あれ!!

日本の国民の生活はますます苦しくなっているー政府の調査が示すー

2015-09-02 10:08:22 | 政治
厚生労働省の発表したH25年とH26年の国民生活基礎調査を改めて見て、比べてみた
以下H25年の数値は赤、H26年は青で示した

所得の分布状況は
200万円~300万円未満が 13.3% 14.3%
100万円~200万円未満が 13.2% 13.9%
300万円~400万円未満が 13.2% 13.4%
100万円未満が 6.2% 6.6%

つまり
所得300万円を超えない世帯が32.7% 34.8%
国民所得は25年よりも落ちているのである。

平均所得は537万2千円 528万9千円
中央値は432万円 415万円
貧困線(等価可処分所得の中央値の半分)は122万円
 *貧困線は3年ごとだそうでH26年は不明であるが当然下がっていると考えられる

相対的貧困率(貧困線に満たない世帯員の割合)は 16.1%
 *これも調査ごとに貧困率が悪化している
子どもがいる現役世帯の貧困率は
大人が一人の世帯では 54.6%にも上る
*H18年以後一気に悪化している

つまりアベノミクスは国民所得を見る限り
広くすべの国民に恩恵を及ぼしていないことがよくわかる

こうした中で、国民は滞納を責められ
事業を危うくする取り立てに合い
生活保護世帯の子どもたちは
自分のバイト代どころか奨学金すら生活費として収入認定され
生活保護から脱して自立を目指そうにも
国の制度がそれを邪魔し

専門学校への門戸は開かれているものの
大学進学は保障されない
貧乏人は高校にも行けなかった古い時代と同じ発想がいまだに残っていることに苦しめられる。

政府は子どもの貧困対策として
居場所づくりにお金をかけると言ったが

それと同時に
シングルの親が 夜遅くまでダブルワーク トリプルワークをせずにすむ所得補償や
自立を目指して進学を望む子どもに費用の補助をすることや
給付型の奨学金制度を確立すること等々

子どもの貧困をなくす数値目標を掲げて
政府の責任でそれを実施すべく政策化すべきであろう。

戦争法案を何としても押し通し
自衛隊が海外で戦闘できるようにするための軍事費は過去最高額を出費しようとしている
など、
やっていることがおよそ国民生活を省みない政治であることは明らか

せめて自治体が住民のくらしを守るとりくみを強化すべきだと思う
国の言いなりになって 住民に負担を押し付ける政治ではなく・・・