きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

北斎のおもしろ歴史漫画 3

2016-09-16 10:00:06 | 北斎漫画

下り酒と下らない酒
北斎漫画の中で、お酒を荷降ろししている絵があります。

下の画がそうですが、菰(こも)を被った銘柄を見ると、灘のお酒だと思われます。
神戸の灘や、京都の伏見から江戸に送られるお酒を「下り酒」といわれ、おいしい酒の代名詞でした。

樋口清之氏によると、「杉の樽のお酒は、長い船旅の間に、中のフーゼル油が旨みを作り出した。」という説をのべています。
いつの頃からか、美味しい価値ある「下り酒」の反対語として、あまり価値のないことを「くだらん」という言葉が生まれたともいわれます。







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