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卵丼、かじき鮪(まぐろ)の漬け焼き/貧乏生活の知恵

2014年11月29日 | 田舎生活の衣食住
 かじき鮪(まぐろ)のあらがてんこ盛りで100円でした。これをニンニク、醤油、酢、砂糖に漬け込んでシンプルに焼きました。酢を加えたのは、醤油を少なくし、塩分を控えるためで、結果、南蛮漬けです。
 揚げ焼売と大根の皮のキンピラで、ランチプレートです。プレートにすると洗い物が少なくて良いのですが、病院食みたいで味気ないですよね。




 ご飯は卵丼にしました。




 今回は玉ねぎとニンジンを卵でとじましたが、初めて独り暮らしを始めた十代の頃のご馳走でした。当時は玉ねぎを卵でとじただけ。それでも醤油の香りと甘辛い味が食欲をそそったものです。
 なにせ当時は食パンの耳とワカメのスープが主食でしたから(笑)。食パンの耳は近所のパン屋で一斤分の袋に入って20円。これにイチゴジャムを塗ったものが朝食。昼食はデッサンで白い分を消しゴムに使って余ったパンの耳。夜はご飯を焚きましたが、白ご飯にワカメのスープです。
 若かったなあ(笑)。今じゃ到底出来やしない。
 それに、今でこそコンビニや弁当屋が何処にでもありますが、あの頃はコンビニも弁当屋も無く、唯一、「小僧寿司」があったのみでした。
 週に一度、ここでちらし寿司(確か300円くらい)を買って食べるのが楽しみでねえ。
 そのような経験があるからか、バックパッカーだってできちゃうし、重慶マンションより酷いアパートだって住めちゃうのでしょう。
 「香港って美味しい物がいっぱいあるのでしょう」と聞かれますが、あっても普通に暮らしている者は、行きませんから。そんな高級レストランには。
 キッチンもないアパートがほとんどだったので、炊飯器ひとつを購入し、これで全てを賄っていたものです。
 ご飯を炊く時に、脚の長いステンレスの鍋敷きをその中に入れ、その上にやはりステンレスの器に入れたお菜を入れて蒸し上げる。こうして主食とお菜が一緒に出来上がるという訳。
 インスタントラーメンも炊飯器で拵えていました。熱くなってスイッチが上がってしまったら、そこに布を挟んで押したままにしておきます。
 この方法で、鍋料理も出来ましたよ。
 バンコク、香港の YWCA時代はキッチンも何も無かったのですが、双方とも眠る以外のほとんどの時間を仕事に奪われていた為、外食が主でした。休日は一歩も外に出たくないので、菓子パンやらカップ麺で過ごしたものです。
 上海に移り、きちんと独立したキッチン付きのマンションに住んだ時は嬉しかったものでした。
 キッチン付きに住んだら、昼も弁当持参。日本人の弁当って数種類のお菜を少しづつ詰めるでしょう。中国人にはそれが珍しいらしく、良く、「温めてあげる」と電子レンジに入れてくれていました。
 中国人は、白飯(もの凄い量)に野菜の塩炒めみたいな物など一品のお菜で良いらしいです。ただし、もの凄い量。
 中国人は冷たい物は身体を冷やすので、食べないと言われているのでおにぎりの文化はありません。が、アイスとか食べてるじゃないか。ビールは? ソフトドリンクは? 思いっきり身体を冷やしていると思うのですが…。

 「寒い、寒い」と早めに就寝してしまうので(お陰で週に1時間のみの観たいテレビも途中でうたた寝をしてしまう始末)、どうしても早朝と言うか、未明に目覚めてしまい、これまた「寒い」。
 若い頃ってどうしてあんなにも眠かったのか、不思議なくらいに朝が早くなりました。お年を召した方が早朝からゲートボールなんぞを嗜むのが良く分かるようにもなった次第。もう少ししたら自分もゲートボールの輪に入っちゃうのかな(笑)。





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