ロシア大統領“共同で密漁対策を”
2012年8月5日 4時0分 NHK
先月、玄葉外務大臣とロシアのプーチン大統領が会談した際、プーチン大統領が北方領土問題を解決して平和条約を締結する前に、信頼関係を深めるため極東地域で、両国が共同で密漁や密輸対策などを行うことを提案していたことが分かりました。
玄葉外務大臣は先月28日、ロシア南部のソチでプーチン大統領と会談しましたが、その際の詳しいやり取りが明らかになりました。
それによりますと、北方領土問題を解決、日ロ平和条約を締結することについて、玄葉外務大臣が「外務大臣や次官級の協議を進めたい」と述べたのに対し、プーチン大統領が「対話を継続し、双方が受け入れ可能な解決策を真摯に模索する用意がある」と応じています。
さらに、プーチン大統領は「両国間に平和条約のないことが、協力を推進することへの障害にはならないはずだ。信頼関係を深めるため極東地域で、共同で海賊対策の演習や密漁・密輸対策を行うなどの協力ができるだろう」と提案しています。
これに対して玄葉大臣は「双方の利益のため 、お互いの国民感情に配慮しながら前向きに進めたい」と述べていました。
2012年8月5日 4時0分 NHK
先月、玄葉外務大臣とロシアのプーチン大統領が会談した際、プーチン大統領が北方領土問題を解決して平和条約を締結する前に、信頼関係を深めるため極東地域で、両国が共同で密漁や密輸対策などを行うことを提案していたことが分かりました。
玄葉外務大臣は先月28日、ロシア南部のソチでプーチン大統領と会談しましたが、その際の詳しいやり取りが明らかになりました。
それによりますと、北方領土問題を解決、日ロ平和条約を締結することについて、玄葉外務大臣が「外務大臣や次官級の協議を進めたい」と述べたのに対し、プーチン大統領が「対話を継続し、双方が受け入れ可能な解決策を真摯に模索する用意がある」と応じています。
さらに、プーチン大統領は「両国間に平和条約のないことが、協力を推進することへの障害にはならないはずだ。信頼関係を深めるため極東地域で、共同で海賊対策の演習や密漁・密輸対策を行うなどの協力ができるだろう」と提案しています。
これに対して玄葉大臣は「双方の利益のため 、お互いの国民感情に配慮しながら前向きに進めたい」と述べていました。