ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

サハリン沿岸漁業者がロシア漁業庁地域管理局らへの抗議デモを実行

2012-08-20 15:31:05 | 日記

2012年08月20日 サハリン発
[サハリン沿岸漁業者がロシア漁業庁地域管理局らへの抗議デモを実行]
2012年8月18日、コルサコフの沿岸漁業者は、ロシア漁業庁、同庁サハリン地域管理局、同地域科学者らへの抗議集会を地元の広場で行った。
主催者側は、当初は地元のみの400名程度の予定だったが、他の地域からも参加し最終的に1,200名程度まで集会は膨らんだと発表した。
この地域の沿岸漁業者は、今年2012年漁期、コマイとカレイ漁業に失敗したため、経営をカラフトマス漁業に頼らざる得なかったが、不適切な漁業勧告により合理的な操業になっていないと抗議した。
“スヴォブドノエ-1”社代表でコルサコフ沿岸漁業協会会長アスダチイは、東海岸のカラフトマスの漁業勧告を例示し、唐突な勧告、矛盾、経済的配慮の欠如等を指摘、サハリン州副知事カレプキンが主宰する同地域遡河性魚種生産管理委員会の対応について、一貫して漁業者の利益に反する行動をしていると、厳しく批判した。
さらに、彼らは、ロシア漁業庁長官クライニーの辞任や、同地域遡河性魚種生産管理委員会の解散についても言及、この問題の解決についてロシア大統領プーチンへ嘆願書を発信する決議をした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サハリン州のサケマス漁獲量が6万トンに近づく

2012-08-20 12:02:05 | 日記
2012年08月17日
サハリン発
[サハリン州のサケマス漁獲量が6万トンに近づく]
サハリン州漁業者による、今年2012年漁期開始から同年8月17日までのサケマスの生産量が、直近偶数年2010年同期を1万6,000トンしのぎ、5万9,400トンに達したと、サハリン州遡河性魚種生産管理委員会議長で同州副知事のカレプキンが報告した。
今年2012年は、極東全体で50万トンのサケマスの生産が計画されている。

(以下参考関連過去情報)

2012年08月03日 サハリン発
[サハリンとクリールのサケマス漁獲量が4万トンに近づく]
ロシア漁業庁サハリン・クリール地方漁業管理局は、今年2012年漁期開始から、昨日2012年8月2日までのサハリンとクリールのサケマス漁獲量が4万トンに近づいたと発表した。
この内カラフトマスについては、2万9,800トンに達し、勧告漁獲量の46.4%の生産となった。
今年2012年漁期のサハリン・クリール地方のサケマス漁業は、カラフトマスがマカロフ漁業区、シロザケはポロナイスク漁業区により牽引されている。
また、北クリール漁業区では、ベニザケ455トン、ギンザケ19トンが漁獲されている。
なお、これらのサケマス漁獲物の大半は陸上施設で加工されているが、約1,200トンはサハリン船団で、また、120トン程度が他地域所属船団において洋上処理された。

2012年07月31日 サハリン発
[サハリン州のサケマスの生産が2万6千トンを超える]
サハリン州漁業者による、今年2012年漁期開始から同年7月30日までのサケマスの生産量が、2万6,000トンを超えた。
サハリン州遡河性魚種生産管理委員会議長で同州副知事カレプキンは、直近偶数年の2010年の同期の生産量が1万1,000トンレヴェルであったことを指摘し、今漁期は記録的な生産量だと語った。
シロザケは1,700トンで、ポロナイスク漁業区において770トン、オハ漁業区で500トンが生産された。
カラフトマスは、マカロフ漁業区で6,700トン、ドリンスク漁業区で5,300トン以上、ポロナイスク漁業区で4,300トン、コルサコフ漁業区で2,800トン、アニワ漁業区で350トンが生産された。
なお、サハリン南西部沿岸は、同委員会の勧告によりモラトリアムとなっている。

2012年07月18日 サハリン発
[サハリンとクリールのサケマス漁獲量が8,500トンを超える]
ロシア漁業庁サハリン・クリール地方漁業管理局は、今年2012年漁期開始から、本日2012年7月18日までのサハリンとクリールのサケマス漁獲量が8,510.7トンになり、勧告された漁獲量8万7,555トンの9.7%に達したと発表した。
東サハリン沿岸の漁業区の漁獲が最も大きく、勧告4万1,600トンに対し10%相当の4,171.5トン、西サハリン沿岸の漁業区で勧告7,000トン強に対し、51.8%相当の3,644.9トンが生産された。
1日あたりの最大量を記録したのが、ポロナイスク漁業区で、カラフトマス416.3トンが漁獲され、累計では1,946.5トンが生産された。
アニワ湾とクリールの3つの漁業区は、サケマスの来遊は弱く、一方、北クリール、オヒンスク、そしてポロナイスク漁業区では、シロザケが200トン-300トン生産された。
なお、東カムチャツカと北クリール海域においては、13隻の流し網操業が行われており、今年2012年漁期開始からの漁獲量は4,277.4トンとなっている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする