ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシアはFOC船による密漁密輸防止の有効措置を条件に韓国へ漁獲割当を配分する

2012-11-14 23:33:40 | 日記
2012年11月14日
モスクワ発
[ロシアはFOC船による密漁密輸防止の有効措置を条件に韓国へ漁獲割当を配分する]
ロシア漁業庁広報は、現在モスクワにおいて第22回韓ロ漁業委員会が開催されており、ロシア側は、韓国が第3国FOC船によるカニのIUU漁業(密漁密輸)を防ぐため、実効ある措置をとることを条件に、韓国漁業者にとって関心のある魚種を対象としたロシア排他的経済水域における漁獲割当を配分する旨を申し入れていると発表した。
既報のとおり、これまで、密漁密輸カニが日本の特定機関が発給する原産地証明を根拠に、日本を経由して韓国へ流通するチャネルがあった。
しかし、2012年11月15日から、ロシア当局の発給する正規の原産地証明が添付されなければ、韓国はロシア産カニを輸入しないことで合意がなされている。
同庁広報によると、この委員会は11月16日まで続き、前回第21回委員会の合意に基づく、ロシア極東排他的経済水域における韓国漁船の操業に関する情報交換と、来年2013年の両国の協力計画に関する協議、そして議事録の作成が行われる。
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モスクワにおいて韓ロ漁業交渉が始まる

2012-11-14 12:35:43 | 日記
2012年11月14日
モスクワ発
[モスクワにおいて韓ロ漁業交渉が始まる]
2012年11月12日から、韓国漁業者のロシア排他的経済水域におけるスケトウダラ等の漁獲割当のための交渉がモスクワにおいて始まった。
ロシア側は、カニのIUU漁業(密漁密輸)防止について、韓国側が実効ある措置をとらない場合、来年2013年のロシア海域の漁獲割当を剥奪すると警告している。
また、この件に関連し、ロシア側は、韓国が第3国を経由してロシア産のカニを輸入する際、輸出国の特定機関ばかりでなく、ロシア当局が発給する原産地証明の確認も要求した経緯にあり、韓国側はこれに同意している。
しかしながら、この追加的規制発効までの手続きが残っており、その条件について双方が満足しない場合、スケトウダラ等の漁獲割当交渉が合意に達しない可能性もある。
特に、韓国市場おいて、スケトウダラは人気のある魚で、漁業交渉の結果次第で、この価格の高騰もあると関係者は指摘している。
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