2013年11月25日
カムチャツカ発
[カムチャツカ国境警備局がカニ密漁FOC船を拘束]
2013年11月19日、ロシアFSBカムチャツカ国境警備局所属警備艇“Пагелла”(パゲラ)が、オホーツク海をパトロール中、不審船を発見した。
この不審船は、“Пагелла”の呼び出しに応じず、速度を上げ逃走を開始し、ロシア排他的経済水域外へ出ることを試みた。
不審船は“Бриз”(ヴリズ)と呼ばれている漁船とわかったが、“Пагелла”の警告射撃を受けても、逃走を諦めず、また、その間、乗組員が漁獲物カニ製品を海中へ投棄している姿が確認された。
“Пагелла”は、“Бриз”と呼ばれている漁船を停止させるための警告手段を使い果たした後、これに対して発砲射撃することで、ようやく停船させることができた。
当局が、停船させた漁船を検査し、本当の船名は“Искандер”(イスカンデル)で、母港はプノンペンとわかり、専用漁具、活カニを輸送するための専用設備と、カニを漁獲するため餌として使用する冷凍ニシンを発見した。
また、乗組員は、ロシア人14名、インドネシア人4名で構成されていて、1名の負傷者が確認された。
“Искандер”はこれらの漁業活動を行う許可を得ておらず、チェックポイントの通過手続き等に違反しており、更なる検査のため、当局によりペトロパブロフスクカムチャツキー港へ連行された。
(関連過去情報イスカンデル事件)
2012年04月09日
サハリン発
[カニ密漁シエラレオネFOC船に罰金判決]
ユジノサハリンスク市裁判所が、サハリン沖でカニを密漁したシエラレオネFOC船の登記されているキプロス企業Redovia Investments, Ltd.に対して、罰金250万ルーブルを科す判決を下したと、ロシアFSBサハリン国境警備局が発表した。
昨年2011年5月、このキプロス企業Redovia Investments, Ltd.に登記された“Феникс”(フェニックス)と、これに用船された”Искандер”(イスカンデル)は、東サハリン海域において、カニの密漁を行い、国境警備当局に拘束された。
2隻の密漁密輸船は、ともにシエラレオネ旗で母港はフリータウン。
“Феникс”と”Искандер”は違法に、計30.5トンのカニ製品を所持していたが、船長によると、これらを日本の紋別港へ陸揚げする計画だった。
活カニは当局により生息地へ海中還元され、ロシア国家の天然資源の損害2,500万ルーブル相当以上が未然に防がれた。
なお、今年2012年初め、”Искандер”の船長には、既に、20万ルーブルの罰金が科せられており、“Феникс”の船長も近々、刑事立件される予定だと当局は加えた。
カムチャツカ発
[カムチャツカ国境警備局がカニ密漁FOC船を拘束]
2013年11月19日、ロシアFSBカムチャツカ国境警備局所属警備艇“Пагелла”(パゲラ)が、オホーツク海をパトロール中、不審船を発見した。
この不審船は、“Пагелла”の呼び出しに応じず、速度を上げ逃走を開始し、ロシア排他的経済水域外へ出ることを試みた。
不審船は“Бриз”(ヴリズ)と呼ばれている漁船とわかったが、“Пагелла”の警告射撃を受けても、逃走を諦めず、また、その間、乗組員が漁獲物カニ製品を海中へ投棄している姿が確認された。
“Пагелла”は、“Бриз”と呼ばれている漁船を停止させるための警告手段を使い果たした後、これに対して発砲射撃することで、ようやく停船させることができた。
当局が、停船させた漁船を検査し、本当の船名は“Искандер”(イスカンデル)で、母港はプノンペンとわかり、専用漁具、活カニを輸送するための専用設備と、カニを漁獲するため餌として使用する冷凍ニシンを発見した。
また、乗組員は、ロシア人14名、インドネシア人4名で構成されていて、1名の負傷者が確認された。
“Искандер”はこれらの漁業活動を行う許可を得ておらず、チェックポイントの通過手続き等に違反しており、更なる検査のため、当局によりペトロパブロフスクカムチャツキー港へ連行された。
(関連過去情報イスカンデル事件)
2012年04月09日
サハリン発
[カニ密漁シエラレオネFOC船に罰金判決]
ユジノサハリンスク市裁判所が、サハリン沖でカニを密漁したシエラレオネFOC船の登記されているキプロス企業Redovia Investments, Ltd.に対して、罰金250万ルーブルを科す判決を下したと、ロシアFSBサハリン国境警備局が発表した。
昨年2011年5月、このキプロス企業Redovia Investments, Ltd.に登記された“Феникс”(フェニックス)と、これに用船された”Искандер”(イスカンデル)は、東サハリン海域において、カニの密漁を行い、国境警備当局に拘束された。
2隻の密漁密輸船は、ともにシエラレオネ旗で母港はフリータウン。
“Феникс”と”Искандер”は違法に、計30.5トンのカニ製品を所持していたが、船長によると、これらを日本の紋別港へ陸揚げする計画だった。
活カニは当局により生息地へ海中還元され、ロシア国家の天然資源の損害2,500万ルーブル相当以上が未然に防がれた。
なお、今年2012年初め、”Искандер”の船長には、既に、20万ルーブルの罰金が科せられており、“Феникс”の船長も近々、刑事立件される予定だと当局は加えた。