ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア国会はカムチャツカ地方議会から提出された密漁没収船の処分方法を論議する

2013-11-15 18:49:26 | 日記
2013年11月15日
モスクワ発
[ロシア国会はカムチャツカ地方議会から提出された密漁没収船の処分方法を論議する]
ロシア国会はカムチャツカ地方議会から提出された、密漁拿捕没収船の処分を円滑にする法改正案を検討している。2013年11月14日、カムチャツカ地方議会から、国会天然資源・環境委員会に、漁業と水棲生物資源保護関連法、国家財産法等の改正案が提出された。現行法では、水棲生物資源を違法に漁獲し、当局により拘束され、裁判の結果、没収された漁船は、競売にかけられることとなり、仮に落札されなかった場合には、スクラップ処分にしなければならない。問題なのは、没収漁船が連邦財産庁へ引き渡される前のこう留中、管理が行き届かないため、かなり酷い状態になっており、競売が成立せず、結果、国家への収入を減らしていることだ。また、環境被害を防ぐための最低限の没収漁船の管理は、国家予算にとって無駄な経費となっている。(*報告担当者 原口聖二: これまで、密漁→拿捕→罰金“国家予算”→漁船競売成立“国家予算”→漁船引渡→密漁の流れを繰り返し、同じく極東市場へ製品を供給したい米国カニ業界は、この循環に意図的なものがあると批判してきた。密漁船の老朽化は勿論だが、競売が成立しなくなってきた理由として、ロシア当局の取締強化、関係各国とのIUU漁業協定の促進、資源減少等により、このビジネスに見切りをつける者が多くなってきたためとも考えられる。)
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韓ロ共同声明における漁業・水産分野言及点

2013-11-15 11:54:49 | 日記
2013年11月15日
一般社団法人北洋開発協会
[韓ロ共同声明における漁業・水産分野言及点]
ロシア大統領プーチンは、2013年11月13日、大韓民国大統領朴槿恵の招請で大韓民国を公式訪問した。 両首脳は、友好的な雰囲気の中で開催された首脳会談で、両国関係全般の主な地域・国際問題について建設的に議論した。朴は、大韓民国政府がユーラシア協力を強化する政策を推進する過程で、ロシアとの協力を重視していることを表明した。 プーチンは、ロシア連邦の極東シベリア開発と経済の近代化など多方面で韓国との協力を重視していることを強調した。 両首脳は、両国間の政治・安保分野での戦略的疎通と相互利益の実質協力を継続的に推進し、両国の共栄と韓半島と北東アジアの平和・発展のために協力していくことにした。
双方による共同声明の漁業・水産分野の言及点は次のとおりとなっている。
(共同声明 漁業・水産分野抜粋)
第13 双方は、1991年9月16日付“大韓民国政府とソビエト社会主義共和国連邦政府との間の漁業協力に関する協定”と、2009年12月22日付“大韓民国政府とロシア連邦政府との間の"海洋生物資源の違法、無報告、無規制(IUU)漁業防止協力に関する協定"に基づいて、漁業分野での両国の協力が発展していることに満足を表明した。 双方は、ロシア連邦極東地域での水産分野の投資をベースとした両国企業間の協力と、韓国漁船のロシア水域での操業を有効にするために大韓民国、ロシア連邦の関連省庁間の建設的な対話と実質的協力を継続することにした。
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