2017年10月25日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[中国企業は南クリールでのフィッシュミール生産等への投資を検討する]
今年2017年10月、中国遼寧省企業”Donggang Runzeng Aquatic Products Catching Co.,Ltd.(”DRAPC”)の代表が択捉島を訪問、”Курильский рыбак”(クリリスキー・ルイバク)社と水産加工場”Континент”(コンチネント)社の幹部と一連の会合を行った。
”DRAPC”は、水産加工場の建設、養殖漁業に加え、フィッシュミールの生産への投資に関心を示したとされている。
これは、太平洋サケマス等の残滓処理問題と、特に南クリール海域でのイワシ資源の拡大が連動していると推察される。
なお、”DRAPC”は、国後島、色丹島への同様の訪問を計画している。