2020年04月09日
リポート:北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア漁業者オホーツク海春季抱卵スケトウダラ操業(Aシーズン)4月9日完了]
今年2020年1月1日から開始され、100隻以上が着業したオホーツク海抱卵スケトウダラ操業”Aシーズン”が、科学研究機関の勧告に基づき本日4月9日をもって完了する。
同年4月7日までの当該操業の各海域の生産量は次のとおりとなっている。
カムチャツカ・クリール海域/西カムチャツカ海域 57万6,600トン
北部オホーツク海域 29万4,500トン
ロシア漁業は、カムチャツカ・クリール海域、西カムチャツカ海域、そして北部オホーツク海域での春季抱卵スケトウダラ操業を”Aシーズン”と位置付けている。
当該船団は、おしなべて1月、ロパトカ岬(50°50′N)周辺海域を振り出しに、2月、3月、カムチャツカ半島に沿い集約資源を追って北上、4月上旬に北部オホーツク海域で操業を完了するシナリオで展開される。
なお、当該船団は以後分散され、一部は東サハリン海域、その他海域のスケトウダラ操業、そして専門化されたニシン操業等に移行することになる。